かどくら邦良@高崎市議会議員 ブログ

思いをブログに綴ります。

2012.11.10 原発という技術の限界

2012-11-10 01:57:08 | インポート
7日の県議会放射能特別委員会での福島第2原発視察はヘビーでした。

同原発の核燃料プール、原子炉本体の真下まで行ったり。線量計がピーと7回は音がした。0.35ミリシーベルトだという。

東電の職員の方が高線量です、もう出ましょうという。内心緊張していたので「ドキッ」としたのである。

生の原発を見るにつけ、これだけ巨大で、これだけ多くの部品を、さらに巨大なリスクを人間が管理することは、到底不可能であると私は改めて感じた。

所長をはじめ、職員のみなさんに熱心に説明をしていただいたのだが、その熱心さのウラには、この福島第2原発を再開、再稼働したいという思いが強く滲み出ていた。

福島県はすでに脱原発宣言をしている。さらには、東電は原発事故への対処のために国に10兆円の支援要請をしている。

こんな状況の中で、福島で原発を動かすことは不可能。というより、原発は民間会社が運営できるものではなく、経済原理にも反している。

東電の救済のために、これ以上の税金投入は、国民にとって看過できないものになるだろう。

福島県内の放射能汚染の実態を知るにつけ、原発という人間が管理・運営できないもの、まさに「技術の限界」を思い知った視察であった。

昨日は県議会放射能対策特別委員会県外視察。