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74年前大東亜戦争始まる

2015-12-08 15:42:37 | 日記
太平洋戦争始まる

 小生も古い人間になったのか、太平洋戦争をつい大東亜戦争と云ってしまう、「八紘一宙」を唱え世界を一つにと壮大な理想を掲げ74年前に戦争が始まった。

 昭和16年12月8日朝、家族で丸い卓袱台を囲んで朝御飯を食べていた、当時は当然テレビはなく、ラジオが一般時事放送をしている時突然「臨時ニュースを申し上げます」とアナウンサーの2回連呼があったと思う。

 その臨時ニュースは「大本営陸海軍部発表 本8日未明帝国陸海軍は、南太平洋に於いて米英軍と戦闘状態に入れり」と云う大本営発表を伝えて居た、小生まだ小学2年生、何となく事の重大性は感じたが、さほど深刻には思っても居なかった、ニュースを聞いた父親は少し眉を顰め深刻な表情をして、「とうとう始まったか」とつぶやいた、此の事が日本を破滅に到らしめた始まりだった、その辺の所を読んで眉をひそめたのか。

 話は遡るが弘安4年元が数百隻の船で4万の軍勢を率いて博多沖へ攻めてきた、当時の幕府にすれば由々しき一大事、博多周辺に軍を集め、侵攻に備えた、だが折しも丁度よく台風が襲来、元の船は大半が沈没、残った船も戦意を喪失母国に逃げ帰り、我が国の国難が去った、これを神風が吹いた、「天佑」などと云う、確かにいい時に台風が吹き荒れ元の船が沈んで国難が去っだけの事。

 和服にちょんまげ二本差しの江戸時代の侍姿から、維新後急速に近代化した日本は、日清 日露と世界の大国を相手に戦争をして勝つた為、少し慢心していたところがあるのではないか。

 宣戦布告して始まったので、紛争 事変ではない正式に戦争だ、その宣戦布告の詔勅は中々の名文だ、だが冒頭
「天佑を保有し 万世一系の皇祖を踏める大日本帝国天皇は 明らかに忠誠勇武なる汝有衆に示す」とある、天の助けが有とる冒頭に述べているが、戦争に天の助けなどない、過酷で非情なものである

 確かに開戦当時は戦勝に次ぐ戦勝、真珠湾でアメリカ太平洋艦隊を殲滅し、南方諸国はニューギニア ボルネオ ヒリッピン  ジャワス スマトラ マレー半島 ビルマを制圧破竹の勢いだった、シンガポールは昭南島と改名し、マレー半島クヮンタン沖ではイギリス艦隊の旗艦プリンス オブ ウエルズ 副艦レパルスを航空機攻撃で撃沈 加藤ハヤブサ戦闘隊は縦横無尽に活躍し勇名を馳せた、民間人ではマレーの虎(マライのハリマオ)と称され日本軍に大いに貢献した。

 そんな輝かし戦勝に始まった開戦記念日である。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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