老いて楽しく

余生を楽しむ

先見の明?

2017-12-05 13:49:24 | 日記
備えあれば憂いなし
 

 平成22年秋口に, 近くにある「島忠ホームセンター」で、電気を使わないアナログの、芯上下式の石油ストーブを、8千数百円で自分の小遣で買ってきた、今は電気で総て物足りているのに何でこんな物を買ってきたと妻が怒った、だが自分の小遣いで買ったのだから、幾ら怒ろうが文句を言おうが、家計には響かない、文句を言われる筋合いはない。

 では何故時代に逆行してアナログストーブを買ったのか、今は電気万能時代、炊事 洗濯 冷暖房 電気が無ければ何も機能しない、もし電機が無ければ、生活は混乱を来す、何か大災害が起きたらインフラに支障を来す、電気に頼らない熱源と水が有れば人間生きられる、最低限だけ用意して置くと言う漠然とした思いが有って、無意味と思はれるアナログストーブ買ったのかもしれない。

 そんな思いが翌年3月11日に現実として的中した「東日本大震災」だった、関東地方も電力不足で計画停電が始まった、3月初旬と言えばまだ寒い、電気を使わないアナログストーブが活躍、停電で照明に懐中電灯の乾電池が、底をつきどの店へ行っても、乾電池売り場は空っぽ、小生全く慌てない、乾電池が無ければ蓄電池があるじゃないか、島忠で軽自動車用バッテリーを買って来た、電気が来ている時に充電、LED電球を居間と台所に配線、明かりと暖房は確保された、幸いガスは供給されていて、煮炊きも確保された。

 東日本大震災の後使われずに邪魔者扱いにされていた、アナログストーブが今日役に立った、電気工事で午後停電する、旧式ストーブの出番。

 何時か役に立つだろうと捨て難く、収納場所を取る、だが思はぬ時に役に立つことがある、そんな事で古い所帯はガラクタが増える。

 
6年間眠っていたストーブも役に立った、保管がいいので新品同様