はりさんの旅日記

気分は芭蕉か司馬遼太郎。時々、宮本常一。まあぼちぼちいこか。
     

ならまちをぶらり(申年も終わりますね)

2016-12-25 23:50:30 | 知らない街をぶらり
今年もあと6日となりました。今年は申年でしたね。お猿さんご苦労様でした。ということで、ならまちの庚申さんのお話です。
ならまちの家の軒先には、赤いぬいぐるみが吊り下げられています。これは、「庚申(こうしん)さん」のお使いの申をかたどったお守りだそうで、「みがわりさる」と呼ばれるものです。


庚申信仰の中心が庚申堂です。


屋根の上には、「見ざる」、「言わざる」、「聞かざる」の三猿が座っていました。


この猿は、目を閉じているので「見ざる」でしょうか。


奈良町資料館には、懐かしい昔の看板が展示されていました。その前にもお猿さんがいました。


「聞かざる」さんと思いますが、


上ッ道(伊勢街道)沿いの漢方薬の店、菊岡漢方薬店にも「みがわりさる」がぶら下がっていました。


来年は酉年ですが、コケコッコーと、けっこうな年になればいいですね。

梅田阪急のクリスマス装飾

2016-12-23 19:30:00 | 大阪のまちをぶらり
クリスマスが近づいて来ました。クリスマスとは、あまり縁もゆかりもない私ですが、なんとなくワクワクするものです。この時期は、どこを歩いておりましても、きれいな装飾や電飾が目に付きます。ということで、今回は梅田阪急で見かけた装飾を紹介します。

阪急百貨店のショーウインドウでは、「100人の小さなサンタのファンタスティッククリスマス」というテーマで美しい装飾がなされておりました。大人も子どもも見入ってしまいますね。


この装飾ですが7つの場面があり、ストーリーになっているそうです。


私の子どもの頃には、こんな美しいものはなかったですね。


サンタさんとトナカイさんをアップしてみました。細かいところまでしっかり作られていました。


こういう物を見ていると、今の日本は平和で良かったなあと思ってしまいます。


向かいのあかりが映りこんでしまいましたが、お許しください。


ショーウインドウは、こんな感じです。立ち止まる人、足早に通り過ぎる人、それを写真を撮る人がいます。


この阪急百貨店のショーウインドウは、梅田阪急南北コンコースにあるのですが、見上げれば「0号線のプラットホーム」という電飾が輝いていました。


下の写真は別の日にコンデジで撮ったものです。全体としてはこんな感じです。


ところで、この梅田阪急南北コンコースですが、その昔ここは阪急電車のホームだったんですよ。私もその頃のことを覚えています。そして、梅田の駅が今のところに移ってからも、このコンコースにはすばらしい建築物があったのです。(大聖堂を思わすような天井やステンドグラスなど。)保存を望む声も多くあったようですが、残念ながら残ることはありませんでした。

京阪電車に乗って八幡市あたりをぶらり

2016-12-22 19:29:55 | 知らない街をぶらり
久しぶりに京阪電車に乗って出かけました。京阪電車は、子どものときに乗った「テレビカー」が印象に残っていますが、最近では「京阪乗る人、おけいはん」のCMや、ひらかたパークのCM「ひらパー」の印象が強いです。


今回は八幡市のあたりをぶらりする予定でしたが、以前から八幡市駅のひとつ手前の橋本駅周辺の街並みが気になっていたので、橋本駅で下車です。無人駅?を降りて、狭い道を少し行くと、旧京街道に沿って古い街並みが残っています。


街並み保存地区になってもおかしくないようなところですが、ちょっと家の雰囲気がちがいます。そうなんです、昔、このあたりは遊郭だったところで、戦後まで賑わっていたそうです。


このあたりは、石清水八幡宮のある男山と淀川に挟まれた狭い地域です。淀川の土手に上ると、対岸に「天下分け目の天王山」が見えました。


旧京街道(このあたりは、消えてしまっている部分が多い)に沿って八幡市駅まで歩いてきました。石清水八幡宮は何度も行っているので、今回はレンタサイクルで「流れ橋」をめざすことにしました。駅から約5キロ、木津川の堤防の上に作られたサイクリングロードを気持ちよく進みます。30分ほどで「流れ橋」が見えてきました。


正しくは「上津屋橋(こうづやばし)」と言うそうです。懐かしい風情のある橋ですね。したがって、テレビや映画の時代劇の撮影によく使われるそうですよ。


洪水になると、橋板が浮かびあがるようです。でも、ワイヤーロープで結ばれているので流されていくことは無いようです。


長さは356mで、幅は3.3mです。そう言えば昔、大井川でもこんな橋を渡りました。(蓬莱橋と言って、長さは897mです。)


流れ橋の見学を済ませたら、いよいよ京阪電車の撮影です。八幡市駅を出るとすぐに木津川に架かる鉄橋があります。サイクリングロードからも、ちょうど良いポイントがありました。(1枚目も、そこからの写真です。)


ここでも、流し撮りで何枚も写したのですが、なんとか見られるのは、この1枚だけでした。とほほ。


流し撮りは諦めて、八幡駅のホームから写しました。通過する特急電車です。


私が乗って帰った準急です。かわいい顔をしていますね。


また機会があれば京阪電車を撮りに行きたいですね。昔は、三条から七条あたりは鴨川に沿って走っていたので、きっと面白い写真が撮れたでしょうね。
(訪問日 12月19日)

今日(冬至)の夕焼け

2016-12-21 20:12:58 | 淀川散歩
今日は冬至です。いつもの淀川で、冬至の夕陽を見てきました。

赤川鉄橋です。電気機関車が1両でやって来ました。



今日は、あたたかい一日でした。冬至とは思えませんね。あたたかさのせいか、梅田のビル群も霞んでいるようです。



また、電気機関車がやって来ました。今度は、得意の?流し撮りです。



そして、夕焼けタイムがはじまりました。



16時50分、間もなく日没です。また、明日元気に昇ってきてください。



冬至の日には、もちろん南瓜をいただきました。

天保山あたりをぶらり

2016-12-20 19:38:59 | 大阪のまちをぶらり
大阪港のダイヤモンドポイントに夕陽を見に行ったのですが、夕陽までは、時間があるので天保山あたりをぶらりとしました。地下鉄中央線の大阪港駅で降りて、海遊館の方向へ向かいます。このあたりが天保山と呼ばれている所です。対岸にはUSJが見えました。


天保山の名前の由来は、江戸時代、天保の頃に大がかりな川ざらえによってつくられた山の名前からきているそうです。江戸時代は「浪華の新名所」としてたいへん賑わったそうです。
そして、「天保山」は現在でも「日本一低い山」として存在するのです。標高4,53mで、足下には「三角点」もありました。この山は大阪人の自慢でしたが、残念なことに2014年の国土地理院の調査で、仙台市の日和山(3m)にその座を明け渡してしまいました。


大阪市には今も8ヶ所の渡船場があります。以前にブログでも紹介したことがあります。(2015.5.20「水の都大阪 渡船に乗ってみよう」)ここ天保山にも渡船場があり、対岸の桜島とを結んでいます。


車のガラスに映った、観覧車の写真を撮っていたら、ドライバーがびっくりしたように飛んできました。私のことを、駐車違反の取り締まりと間違われたみたいです。


天保山には久しぶりに来たのですが、びっくりしたことがありました。海遊館やマーケットプレースのあたりは、人が多いのはわかるのですが、天保山公園(「天保山」のある所)にも人がたくさんいるのです。そして、皆さんスマホの画面に夢中です。そうなんです、ここは「ポケモンGO」の聖地なのだそうです。その数がすごいのです。若者だけではなく、子どもからお年寄りまで、スマホを片手に、あっちこっちと動き回っていました。ちょっと異様な雰囲気でした。下の写真は、海遊館の方を写したものですか、ゾロゾロと人の行列が見えるでしょうか。海に落ちなければいいですが…。


皆さんがゾロゾロ歩いていたところには、マーメイド像があったのですが、気が付いたでしょうか?多分、画面ばかり見ているので気付かないんでしょうね。マーメイドさんは、さびしそうに海を見つめていらっしゃいました。


天保山といえば海遊館ですが、今回は入場せずに、外に展示されていたジンベエザメで我慢です。


夕陽の時刻も近づいて来たようです。岩壁に沿って歩いていると、釣りをする人がちらほらといます。老夫婦が仲良く釣りをされていました。


天保山桟橋からは、サンタマリア号が出航しています。もちろん観光船です。大阪港内をぐるっと巡るようです。
そろそろ陽も傾いてきたようです。ダイヤモンドポイントに向かいましょう。


<前回につづきます?>