はりさんの旅日記

気分は芭蕉か司馬遼太郎。時々、宮本常一。まあぼちぼちいこか。
     

バトンタッチ

2024-07-12 19:07:07 | 山歩き
15年間、私の手足となって頑張ってくれたトレッキングポールがついに壊れてしまいました。
使っていたのはHOHER BERGというメーカーのカーボン製のトレッキングポールでした。
先日のハイキングで、伸ばしている時にヒビが入っているのに気が付きました。
カーボン製は軽くて良いのですが、折れる可能性があります。(これまで途中でよく折れなかったものです)
15年もいろいろな山に付き合ってくれたのですから、感謝しかありません。

上のストックから下のストックにバトンタッチです。


そして、今回買ったのがモンベルのトレッキングポールです。
伸縮式か折りたたみ式かは、迷わず伸縮式にしました。(折りたたみ式は軽くてコンパクトになりますが強度が心配でした)
最近はレバーロック式が主流のようでしたが、慣れているスクリュー式にしました。
次にアルミ製かカーボン製かで少し悩みましたが、やはり軽さのカーボン製にしました。
私は登山開始から下山までずっとストックを使うので、少しでも軽いものが嬉しいです。
前のは1本約210gでしたが、今回は1本約170gです。
最後の決め手は収納サイズが56cmというところです。これならザックのサイドにスマートに収まりそうです。
ただ収納サイズが短いこのタイプは、スモールハンドといって握りの部分が短くなっています。
しかし、握ってみたところではそんなに違和感は感じませんでした。

あと何年山に登れるかはわかりませんが、このストックに頼りながら登らせてもらうことにします。

夏山が待ち遠しいです

2024-06-24 19:25:25 | 山歩き
あと3週間もすれば夏山シーズン開幕ですね。
今年は7月末に八方尾根からの唐松岳登山を予定しています。

ブログのネタも無くなったので、2018年の唐松岳登山からの写真です。

2018年8月2日の朝日が昇ってきました。



目覚める立山(左)と剱岳です。



隣の五竜岳は実に堂々としていました。



唐松岳頂上です。頂上でご来光を迎えた登山者もたくさん見えます。



稜線にはコマクサが咲いていました。



次のブログネタが出来るまで、しばらくお休みします。


会津磐梯山に登りました(後編)

2024-06-18 18:55:55 | 山歩き
弘法清水小屋からのきつい登りをなんとか登りきって、ついに頂上に到着しました。

標高は1816mです。石の祠がありました。


楽しみしていた頂上からの猪苗代湖の眺めです。ちょっと霞んでいますが大満足の眺めでした。


反対側の景色です。頂上の少し下に休憩所のようなものがありますが、閉まっていました。


やはり猪苗代湖に目がいってしまいます。


スマホからの1枚です。


頂上は岩がゴロゴロしていましたが、そこにミヤマキンポウゲが咲いていました。


そして楽しみにしていたバンダイクワガタも咲いていました。


本当に小さい花でした。


ミヤマキンポウゲとバンダイクワガタです。


スマホからの1枚です。


ミヤマキンポウゲの群落もありました。


休憩所のところで昼食をいただきました。あとは無事に下山することです。


弘法清水小屋から先は、少し寄り道をしてお花畑を歩きました。


荒々しい風景を見ながら歩けます。


お花畑から頂上を振り返りました。


お花畑は思ったほど花は咲いていませんでしたが、レンゲツツジが鮮やかでした。


お花畑の途中で山体崩壊を実感できる場所がありました。


本来なら目の前にあった山が山体崩壊して、美しい裏磐梯の姿を造ったということがよくわかりました。
しかし、この噴火で477名の命が失われたことも忘れてはいけないことだと思いました。


しばらく進むとウラジロヨウラクが咲いていました。


ミヤマキンポウゲも咲いていました。


ここで磐梯山の頂上も見納めです。


黙々と下り中ノ湯あたりのイワカガミの咲いていた所まで戻って来ました。


白トビがひどいですが、マイヅルソウ(?)も咲いていました。


中ノ湯です。ここに温泉があれば間違いなく入ったことでしょう。


あとは駐車場までの道を20分ほど歩き、無事に下山することができました。


裏磐梯にある「磐梯山噴火記念館」あたりから眺めた磐梯山です。


スマホからの1枚です。


この日は安達太良山の麓にある岳温泉に泊まりました。とてもいい湯でした。

※登山日 2024.6.12

会津磐梯山に登りました(前編)

2024-06-17 18:15:15 | 山歩き
福島県の名峰2座目は磐梯山(ばんだいさん)です。
「会津磐梯山は宝の山よ〜」と民謡にもうたわれる福島県を代表する山といってもいいでしょう。
もちろん磐梯山も福田久弥の「日本百名山」の1座です。

前日の安達太良山に登った帰りに猪苗代湖畔から見た磐梯山です。(2024.6.11 撮影)


猪苗代湖の方から見る磐梯山は綺麗な形をしています。それにしても頂上付近は傾斜がきつそうです。



磐梯山も登山ルートがいくつかありますが、今回は一番ポピュラーな八方台から往復することにしました。
平日でしたが、八方台登山口の駐車場にはそこそこの車が停まっていました。


7時30分、登山口を出発です。最初はブナ林の中のよく整備された道を登って行きます。


静かそうに見えますが、蝉時雨の中を進みました。


40分ほど歩くと中ノ湯に到着です。めざす頂上も見えました。


中ノ湯ですが、かつて温泉宿があった所で、施設が廃虚となって残っていました。


磐梯山は、1888年(明治21年)の噴火で山体崩壊が発生しましたが、その時から時間が止まったままです。


ここから本格的な登りが始まります。


小さな沼もありました。


時々視界が開けて景色が望めます。


きつい登りが続きますが、タニウツギに癒されます。


今回の山行では、安達太良山でも磐梯山でもタニウツギがたくさん咲いていました。


弘法清水小屋の手前まで登って来ました。


頂上も見えましたが、まだ先のようです。


出発してから2時間15分、弘法清水小屋に到着です。名前の通り美味しい水が湧いていました。


登山バッジを購入しました。登山ユーチューバーあどちゃんの真似をしました(笑)


小屋の前からの景色です。こちらからは裏磐梯方面の景色が見られます。


大きな湖は桧原湖です。


向かいの山は櫛ヶ峰です。えぐれている所が山体崩壊のあった所です。136年前にはここに小磐梯山がありました。


ミヤマキンバイが咲いていました。


オダマキも咲いていました。頂上では珍しい花にも会えました。(それは次回に紹介します)


小屋から頂上までは急斜面の登りが待っていました。最後の登りは流石にきつかったです。


それでも、景色を楽しみながらゆっくりと登りました。


あと一踏ん張りで頂上というところまで登って来ました。なんとか頂上まで足も持ってくれました。


<つづきます>

※登山日 2024.6.12

安達太良山で「ほんとの空」に会いました(後編)

2024-06-15 18:15:15 | 山歩き
ロープウェイの終点から歩くこと1時間30分、1700mの頂上に登頂することができました。

頂上には石の祠がありました。


あちらに見える山は、翌日に登る磐梯山です。


猪苗代湖も見えます。


頂上はなかなかの強風が吹いていました。


遠くには東北の名峰が並びます。名前を教えてもらったのですが忘れてしまいました(笑)


頂上の上の空は、やはり色がちがいました。


これから歩く稜線ですが、実は私の大好きな大分水嶺でした。(この時は気付いてなかったのです。)


火山が造った荒々しい景色です。


頂上から下りてきました。振り返ると、またちがった顔を見せてくれました。


牛の背(?)を進みます。


こんな所にもイワカガミが咲いていました。


そして、ここが爆裂火口です。


こわごわ覗き込む爆裂火口(沼ノ平火口)です。不思議な景色に圧倒されます。


ここが噴火したのは明治33年の事なので、そう遠い昔話ではありません。
大噴火により硫黄採掘所の72人が亡くなられたそうです。


風速10mを超える爆風が吹いていました。


頂上を振り返ります。


私たちは右のほうへ下りて行きます。


イワカガミの群生地がありました。


ミネズオウでしょうか(?)


頂上(左のピーク)が少しずつ遠くなります。


左手に見える山は鉄山(?)でしょうか。荒々しい山肌をしています。


ナナカマドでしょうか(?)


ゴツゴツした風景から穏やかな緑の風景になってきました。


ウラジロヨウラクでしょうか(?)


イソツツジでしょうか(?)


くろがね小屋まで下りてきました。耐震工事のため建て替えるそうで、営業はしていませんでした。


くろがね小屋の上に源泉があり、その温泉が翌日泊まる岳温泉の源泉でした。


タニウツギの咲く登山道を下山です。


くろがね小屋から登山口までの道が退屈で長い林道(一部旧道も)歩きでした。
しかも、ドロドロの箇所が沢山あり疲れました。

安達太良山は以前から名前はよく知っていた山なので、今回登ることが出来て良かったです。
景色も素晴らしく満足のいく山行となりました。

※登山日 2024.6.11