はりさんの旅日記

気分は芭蕉か司馬遼太郎。時々、宮本常一。まあぼちぼちいこか。
     

錫杖ヶ岳に登りました

2016-12-12 19:25:55 | 山歩き
錫杖ヶ岳は三重県の亀山市にある山です。昨日も書きましたが、愛読しているブログ「錫杖流」の錫杖さんが、よく紹介されていたので、以前から一度登りに行きたかった山なのです。登山コースは4つほどあるようですが、今回は加太コースを登ることにしました。


錫杖ヶ岳までのアクセスですが、新名神の甲賀土山インターを出て、そこから1号線で鈴鹿峠を越えて、関の手前を旧25号線に入って加太駅に向かいました。(新名神を亀山まで行った方が早かったように思います。帰りは、素直に名阪国道に乗りました。)
加太駅から名阪国道をくぐって、すぐに登山口への表示があり、林道を走れば駐車場に到着です。駐車場には10台ぐらいの車が停まっていました。


登山口を11時40分に出発です。この時点では、雲が多く天気は芳しくありませんでした。


しばらくは鬱蒼とした杉林の中を、小さな枯れ沢に沿って歩きます。雨が落ちてきそうな天気だったので、カメラをリュックにしまい、登山に専念することにしました。従って、山道での写真はほとんどが、下山途中のものです。(雨具も持って来なかったのに気付いたのですが、結果はまったく必要ありませんでした。)


途中で下山してくるファミリーに出会いました。小さな子どもも頑張っている姿を見て、おじいさんは勇気をもらいました。
やがて尾根道に出ました。ベンチもありましたが、休まずに行くことにしました。


ここから本格的な登りがはじました。


尾根に沿った道がつづきます。しばらく進むと勾配が急になってきました。どこかで登ったことがあるような、懐かしい山道でした。


登山道には、番号を打った標識が立てられており、それを目安に登ることができます。5番なので、ここで半分ということでしょうか。


道は尾根上の一本道なので迷う心配はありません。しかし、意外と痩せ尾根です。


見上げれば急登がつづいています。登るにつれて天気がだんだんと良くなってきました。しかし、冷たい風が横から吹き付けます。思わず上着を羽織りました。


急斜面を登ったかと思うと、また痩せ尾根の道です。これが錫杖ヶ岳の魅力かもしれません。


かなり登ってきたと思う頃に、木の間から頂上らしき姿が見えました。


もう一息で頂上という所で岩場が表れました。鎖も見えます。ここでストックをたたんで、岩場をよじ登ります。ここが意外と手こずりました。けっこう恐かったです。


そして、12時50分、頂上に到着です。登山口から1時間10分の行程でした。そこで待っていたのは、360度の大パノラマです。本当に素晴らしい眺望でした。


この日も、錫杖さんは登って来られたようで、乗鞍岳から南アルプス、年に数回しか見られない富士山まで見えたとコメントをいただきました。私は、残念ながら気が付きませんでした。もっと目を凝らせばよかったですね。


それにしても、天気に恵まれた登山日和になりました。山の神様に感謝です。


頂上での景色に満足し、おにぎりも食べ終えたので下山です。下りはゆっくりと写真を撮りながら同じ道を引き返しました。登山口に帰ってきたのは14時22分でした。
錫杖さんは14時過ぎに登りだしたということなので、途中であいさつを交わしたのが錫杖さんだったかも知れませんね。

錫杖ヶ岳は、誰にでも簡単に登れる山ですが、登山道は変化に富んでいて楽しむことができました。岩場はちょっと恐いので用心して登ることが大切ですね。
錫杖ヶ岳の美しい容姿を眺めることが出来なかったのが残念ですが、また伊勢の方に行った折りには錫杖湖の方から眺めて見たいと思います。