はりさんの旅日記

気分は芭蕉か司馬遼太郎。時々、宮本常一。まあぼちぼちいこか。
     

般若寺にちょっと感動しました (その1)

2016-12-27 19:56:15 | 寺社めぐり
般若寺は、東大寺や興福寺など観光客で賑わう場所からは、少し離れた所にあります。私が訪れた三連休の最終日も、参拝に訪れている人はまばらでした。
般若寺は「関西花の寺」のひとつなので、お花が有名なお寺です。とくにコスモスが有名だそうですが、この時期は、もちろんコスモスはありませんでした。そのかわりに、水仙が咲き出したようで、石仏と水仙を楽しむことができました。


般若寺は、りっぱな伽藍が建ち並んでいるような大寺院ではありません。どちらかと言えば、山の中の古寺のような佇まいです。本堂と国宝の楼門、あとは十三重石塔が目立つぐらいです。大きな木もないので、広々としています。そして、水仙の後ろには観音石仏が並んでいます。


私は石仏好きなので、ここでは撮り放題です。


季節毎にお花が楽しめるのがいいですね。春は山吹、夏は紫陽花、秋は秋桜、冬は水仙です。


奈良時代には、とても栄えた寺院ですが、平家の南都攻めや室町時代の戦火など、多くの災難に遭ったようです。このお不動さんも糞害にお遭いのようです。


実は、はじめて訪れたお寺なんですが、その素朴さにちょっと感動です。


京都や奈良の寺院は、ほとんど行ったような気になっていましたが、お寺巡りは、まだまだ奥が深そうです。


後ろに見えるのは、鐘楼です。今年の除夜の鐘は、鐘の傷みがひどいので中止だそうです。このお寺らしいお話です。


こういう風情が好きですね。


水仙もいいですが、コスモスの頃はもっと華やかなんでしょうね。


今回、はじめて般若寺を訪れましたが、素朴な佇まいにちょっと感激した私でした。

<つづきます>