はりさんの旅日記

気分は芭蕉か司馬遼太郎。時々、宮本常一。まあぼちぼちいこか。
     

葛井寺(ふじいでら)の藤が見頃でした

2017-04-30 17:35:00 | 花めぐり
藤井寺は、正しくは葛井寺と書きます。「葛」をどうして「ふじ」と読むのかはわかりませんが、あまり深く考えないことにしましょう。お寺は、近鉄南大阪線の藤井寺駅から10分ほどのところにあります。藤井寺と言えば、その昔近鉄バッファローズの本拠地があった所です。
それはさておき、葛井寺の藤が見頃だと聞いたので、さっそく出かけました。


葛井寺は西国三十三所の第5番札所です。西国三十三所巡礼は、今から10年前に巡りました。この藤井寺を訪れたのは2007年の5月4日のことでした。藤の季節のはずですが、藤のイメージはまったく残っていません。


藤の花は、地面まで垂れているイメージだったのですが、ここではそれほど垂れ下がっていませんでした。


去年も、藤の名所に行きたくて調べていたのですが(春日大社や丹波市の白毫寺など)、結局行けませんでした。


我が芭蕉さんも、藤で一句詠んでいます。
「草臥て宿かる此や藤の花」(くたびれて やどかるころや ふじのはな『笈の小文』より)
これは、芭蕉さんが吉野に行く途中で詠んだ句です。旅する芭蕉さんらしい一句です。


昨日は、山辺の道を歩いたのですが、ところどころに藤の花が咲いており、新緑の中にアクセントを与えてくれていました。


こうして手入れされた藤もいいですが、山の中で見る自然体の藤も好きですね。


藤の写真は、自然に縦にカメラを構えてしまいますね。


今度は近寄って写してみました。


葛井寺の見頃の藤を写したのですが、葛井寺らしさは出せなかったようです。これならどこで撮っても一緒ですね。ということで、証拠となる写真です。


藤井寺は、我が家からは電車で行く方が便利です。久しぶりに近鉄電車にも乗りました。近鉄電車といえば、「青のシンフォニー」という特急列車を走らせています。阿部野橋と吉野を結んでいる列車です。なかなか予約が取れないようです。そのうち乗ってみたいと思っています。吉野山には桜はありませんが…。

※訪問日 4月28日
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吉野山に西行庵を訪ねて

2017-04-28 19:27:27 | 山歩き
今年も桜を追いかけて、あちらこちらと旅をしました。私も含めて日本人は、どうしてこうも桜が好きなんでしょう。
ところで、桜を愛した歌人といえば、西行さんが思い浮かびます。西行さんは辞世の歌で「願わくば花の下にて春死なむその如月の望月の頃」と詠っているくらいですから、よほど桜を愛していたのでしょう。その西行さんは、32歳の頃(1149年)、吉野山・高野山の庵で3年ばかり過ごしていました。時代は、保元の乱・平治の乱を経て平清盛が政権を握る少し前のことです。

今回は、その西行庵を訪ねました。吉野の桜狂想曲も落ち着いてきた4月24日のことです。しかし、奥千本はなんとか踏ん張っていてくれました。


如意輪寺から歩きはじめました。少し登ると下の方に金峰山寺蔵王堂が見えます。もう少し早ければ、眼下には、桜の海が広がっていたことでしょう。


歩きはじめて50分ほどで、吉野水分神社に到着です。朝早かったせいか、桜もおわったせいなのか、静かな山歩きを楽しむことが出来ました。


この神社は、「よしのみくまりじんじゃ」と読みます。りっぱな社殿です。


吉野水分神社から車道を歩くこと30分で、金峰神社の修行門に到着です。林からはウグイスの囀りが聞こえます。ところが、静かだったのはここまででした。中千本からここまでは、マイクロバスが運行されており、ちょうどバスが着いたところで、20人ほどの人が降りてきました。


ここから、今回の目的地の西行庵までは、山道を20分ほどの道のりです。実は、370年ほど前に、ここを歩いて西行庵を訪ねた旅人がいるのです。そう、我が芭蕉さんです。芭蕉さんは、今で言うところの(西行さんの)追っかけみたいな人です。芭蕉さんは2度吉野を訪れているのですが、はじめてこの地を訪れたのは、『野ざらし紀行』での、秋のことでした。


その時のことを、「ひとり吉野の奥にたどりけるに、まことに山深く、白雲峰に重なり、煙雨谷を埋めて、山賊の家処々にちいさく…西上人の草の庵の跡は、奥の院より二町程わけ入りて、柴ひとの通ふ道のみわずかに有りて、さがしき谷をへだてたる…。」と書いています。私もその道をたどって行きます。


たしかに嶮しい山道を越えると、やっと西行庵に着きました。もちろん800年以上も前の庵が残っているはずもありませんが、こうであったと思われる庵が再建されていました。いずれにせよ、西行さんが暮らし、芭蕉さんが訪れた場所に、私も立つことができました。


西行庵あたりの桜です。桜好きの西行さんも、この桜を見て心も落ち着かなかったことでしょう。「吉野山こずえの花を見し日より心は身にも添はずなりにき」という歌に、気持ちがよくあらわれています。


さて、芭蕉さんの2度目の吉野は、前回から4年後の桜の咲く頃でした。『笈の小文』には、「よしのの花に三日とどまりて、曙、黄昏のけしきにむかひ、有明の月の哀なるさまなど、心にせまり胸にみちて…われいはん言葉もなくて、いたづらに口をとじたる、いと口をし。…」と記しています。結局吉野では、桜の句をつくらなかったようです。


私も桜を愛でながら、おにぎりをいただきました。気分は、まさに芭蕉です。あとは、ゆっくりと下山するだけです。先ほどは通り過ぎた金峰神社にお詣りをしました。ここにもりっぱな桜がありました。


如意輪寺のあたりまで下りてきました。ここも少し前は、賑やかな山肌だったことでしょう。
今回は、吉野の桜を楽しむ山歩きでしたが、西行さんや芭蕉さんの足跡を辿る山歩きでもありました。


最後に、芭蕉さんと桜といえば思い出す句があります。
「さまざまなことおもひだす桜かな」
この句は、2度目の吉野行きの途中、故郷の伊賀上野で詠まれた句です。22年ぶりに花見に招かれた芭蕉さんですが、さまざまなことが、胸の内に去来したことでしょう。誰にでもつくれそうな気がしますが、やはり芭蕉さんにしかつくれない名句だと思います。

※訪問日 4月24日
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中央本線倉本駅に寄り道しました

2017-04-27 19:18:18 | 鉄道
信州から大阪に帰るときによく通るのが、国道19号線です。少しでも高速代を節約するのと、景色を楽しむためです。(中央道も南アルプスの絶景が見えるのですが…。)その19号線を走っていて、前々から気になる駅がありました。それが、倉本駅です。


もちろん無人駅です。時刻表を見ましたが、1日に上り下りが、それぞれ10本ずつという駅でした。ちょうど桜の時期で、駅のまわりの桜も満開でした。


駅の下には、19号線が走り、その向こうは木曽川が流れています。


10分ほどで列車がやって来るようなので、少し待つことにしました。やがて、中津川行きの列車がやって来ました。


乗る人はいませんでしたが、おばあさんが一人だけ下車しました。この駅は、中央アルプス空木岳の登山口でもあります。空木岳と言えば、伊那谷側から登るイメージでした。でも、よく考えれば中央アルプスは、正しくは木曽山脈と言うのですね。(ちなみに、北アルプスは飛騨山脈、南アルプスは赤石山脈です。)


中津川行きの列車が長くとまっていると思ったら、名古屋方面から特急列車がやって来ました。特急しなの号です。


さすが、特急です。あっという間に過ぎ去って行きました。(また、乗りたいな。)


普通列車はここで、特急とすれちがうのを待っていたようです。やがて、発車していきました。


桜の中を列車が走って行きました。


私は、列車の姿が見えなくなるまで見送りました。


中央線は、若い頃に登山やスキーに行くのによく乗ったものです。もちろん、国鉄時代の夜行列車でした。大阪駅の北コンコースに行列をつくって、夜行列車に乗り込んだ想い出があります。急行「ちくま」でしたが、南小谷まで行く急行「くろよん」が繋がれていたような記憶があります。夜汽車は、この倉本駅も通過していたんでしょう。私は夢の中だったと思います。

※訪問日 4月20日
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安曇野の桜旅(番外編)

2017-04-26 20:01:11 | 旅行
4月19日に安曇野を訪ねた時の旅日記です。(道祖神と桜は、既にアップしました。)この日は、天気が今ひとつはっきしない、肌寒い日でした。お目当ての常念岳も姿を見せてくれませんでした。
まずは、今回の目的地の堀金地域にある道祖神と桜を訪ねました。(4/21にアップ)そして、次に向かったのは、大王わさび農場です。ここもよく訪れる所なんですが、わさび田の風景は、何回見てもいいものです。


ちょうど、山吹がアクセントを添えてくれました。


ここも有名観光地なので、どんどん外国からの観光客がやってきます。たちまち賑やかになってきました。清流を写したら、さっさと逃げ出しましょう。


道の駅「アルプス安曇野堀金の里」へ行って、お昼ご飯を食べることにしました。ここには、「旬の味ほりがね物産センター」があり、地元の農産物が売られています。新鮮野菜を求めて、たくさんの人で賑わっています。私もここに来たら、新鮮野菜をお土産に買って帰ります。食堂も併設されていて、今回は「田舎カレー」を注文しました。
道の駅の横には、菜の花畑が広がっています。


ちょうど、鯉のぼりが飾られたところでした。山から吹き下ろしてくる冷たい風にのって、鯉たちは大きくたなびいていました。


菜の花畑と鯉のぼりのツーショットです。この後ろに常念岳があれば、言うことなしですね。


遠くの山に一筋、ピンクの帯が見えました。


あとで調べてわかったのですが、光城山の桜でした。


この時は、まだ頂上付近は5分咲きといった感じでした。


道端にも、春がいっぱいありました。


この日は、翌日に行く上高地にそなえて沢渡に向かう予定でした。せっかく信州まで来たので、温泉好きの私としては、温泉に入って行くことにしました。向かったのは、日帰り温泉の「ほりで~ゆ四季の郷」です。最近、信州にも日帰り温泉施設がたくさん出来て旅人にはありがたいのですが、信州本来の湯の旅情がなくなってきたような気もします。

 
※翌日(20日)に、やっと見えた常念岳と道祖神と桜の写真です。(4/24にアップ)

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長岡天満宮の真っ赤なツツジ

2017-04-25 19:19:19 | 花めぐり
安曇野紀行はまだつづいているのですが、ちょっとお休みして、今日は旬の話題をお届けします。
長岡天満宮では、キリシマツツジが見頃を迎えたようです。この週末が一番いいのではないでしょうか。


参道の堤の両側には、ツツジの赤い壁ができていました。右側と左側では、花の咲き方がちがいます。


ぎっしりとツツジが植えられています。北向きは7分咲きといったところです。


対岸に見えるのは、錦水亭です。この時期は「筍」でしょう。(私は、行ったことがありませんが…。)


園児も見学に訪れていました。


ここのツツジは、高さも2mを超えています。


アップです。


メインは中堤ですが、いたるところにツツジが咲き誇っていました。


堤の真ん中の道は、なかなか人の絶えることはありませんでした。早起きして来ることですね。(我が家の最寄り駅から、長岡天神駅までは、阪急の特急で20分なんですが…。)


今年も見事なツツジを見せていただきました。


帰りには、もちろん地元の「朝堀り筍」をお土産に買いました。

※訪問日 4月25日
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