はりさんの旅日記

気分は芭蕉か司馬遼太郎。時々、宮本常一。まあぼちぼちいこか。
     

桜井の酒蔵へ行っちゃいました

2016-12-08 19:39:55 | 美酒と美食
昨日は、奈良でお酒を試飲したお話をしましたが、試飲だけではもの足りません。ということで、桜井の酒蔵まで買い出しに行ってしまいました。

先ずは、「談山」の西山酒造さんからです。「談山」という名前の通り、談山神社に向かう道すがらにあるということなので、桜井から談山神社に上っていく道にむかいました。一応、ナビに住所を入力してスタートです。力を入れた割には、桜井の市街地からすぐのところにありました。


昔ながらの酒蔵という感じがします。この店の前を通る道は旧道で、ここを通って談山神社に向かったそうです。また、馬車が吉野から材木を積んで走っていて、桜井にある集積所へ運んでいたのだそうです。店のおばあちゃんから、いろいろと教えていただきました。


杉玉には「三輪明神」と書かれています。全国の酒蔵に吊されている杉玉は、大神神社=三輪明神から届けられているそうですよ。


奈良の「なら泉勇齋」でいただいたのと同じにごり酒をゲットしました。

次は、よく行く「三諸杉」の今西酒造さんです。大神神社のお膝元です。


この店の前にも旧道が通っています。「伊勢街道」です。やはり、昔ながらの酒蔵というのは、街道沿いに店を開いていたのでしょうね。


もちろんここでも、「鬼ごのみしぼりたて」をゲットです。

これで桜井の用事は終わったのですが、「山の辺の道」の後ろにある山々の紅葉が美しかったので、少し寄り道をしました。


穴師の里のあたりからの眺めです。穴師山でしょうか?万葉の和歌に詠まれた山です。


こんな景色を眺めていると、また「山の辺の道」を歩きたくなりました。


酒造りは三輪の地からはじまったといわれています。万葉集にも詠まれているように、三輪の枕詞は「うま酒」なんです。そんな歴史あるところで造られたお酒がうまいのは当然ですね。