はりさんの旅日記

気分は芭蕉か司馬遼太郎。時々、宮本常一。まあぼちぼちいこか。
     

紅葉の八方尾根へ (八方池をめざして)

2016-09-30 19:55:15 | 山歩き
八方尾根の楽しみは、右に左に日本百名山を眺めつつ歩けるところです。先ほどまでいた黒菱平は、上に向かって右手の展望が開けているのですが、左手が見えませんでした。実は、白馬岳の方に夢中になっていて、左手の山の存在を忘れていたのです。
8時過ぎにリフトが動き出したので、リフトに乗って出発です。(歩いたら40分はかかるところを、リフトなら5分で登ってしまいます)最初はガスの中を進んでいたのですが、ガスが切れた瞬間に目の前にあらわれたのは、なんと五竜岳と鹿島槍ヶ岳の勇姿ではありませんか。


本日2回目のびっくりです。夢中でシャッターを押していました。左手の双耳峰が鹿島槍ヶ岳で右手のどっしりした山が五竜岳です。


八方池山荘(1850m)からは、いよいよ登山コースです。と言っても、良く整備された道が続いています。少し登って振り返ると、赤い屋根の八方池山荘とリフトの駅が見えます。その向こうには高妻山や妙高山が見えます。


鹿島槍と五竜をゆっくりと写します。(さっきはリフトからでした)ちょっと雲が出てきたようです。


五竜をアップで撮ります。まさに「五竜の王」ですね。


再び、振り返ります。まだ少ししか登ってません。


広角レンズに交換して、めざす唐松岳方面を狙います。この時点(午前9時)では、唐松岳に登って山小屋に泊まる予定でいました。


すぐそこに頂上は見えていますが、3時間以上かかります。写真の右から不帰1峰(とんがり山)、2峰(台形)、3峰(三つの峰)、そして唐松岳(緑の三角山)です。


息ケルン(第2ケルン)にやって来ました。「やすむケルン」と言います。昭和12年に遭難した息子さんの供養に、お父さんがケルンを建てられたそうです。お父さんの気持ちを思うと言葉もありません。山では遭難はしてはいけませんね。悲しむ人がいることを忘れてはいけません。八方尾根には、ケルンがたくさんありますが、冬山では八方尾根のような広い尾根ではホワイトアウトで方向が分からなくなります。そんな時のためにケルンが必要なんでしょう。そういえば、春合宿でここまで来たことを思い出しました。


そろそろ2000mあたりまで登ってきたでしょうか。右手には白馬三山です。


左手には鹿島槍ヶ岳と五竜岳です。ここを縦走したのは1988年のことです。28年前のことですか…。ここも想い出の山々です。


八方池山荘から1時間あまり、八方池が見えて来ました。


いったいどんな景色が待っているのでしょうか。焦る気持ちを抑えて、ゆっくり行きましょう。

<つづく>

紅葉の八方尾根へ (黒菱平あたり)

2016-09-29 19:35:00 | 山歩き
毎年9月下旬になると、紅葉の山が気になってじっとしていられません。一昨年・昨年と立山に登ったので、今年は唐松に行こうかと考えていました。あとは天気だけです。ところが、9月末の天気予報は曇や傘マークが並んでいました。かろうじて27日だけが、お日様マークです。ということで、27日に八方尾根をめざすことにしました。

26日の夜11時に八方第6駐車場に到着です。大町を過ぎたあたりから雨が降っていましたが、白馬に着いた頃には雨もあがっていました。今夜はここで車中泊です。
27日、5時に目が覚めて外を見ると、曇っているようなはっきりしない天気です。とりあえず、黒菱林道を走って黒菱駐車場をめざします。林道を少し上ってくると霧が晴れてきて、いきなり白馬三山が目に飛びこんできました。


いきなり目の前にあらわれるのは、心臓に悪いですよ、白馬鑓さん。


振り返れば、雲の切れ間からお日様が顔を出しました。下の方に町も見えます。


それにしても素晴らしい景色です。


6時過ぎに黒菱駐車場に到着です。車は20~30台停まっているでしょうか。これから出発しようとする人もいます。私はリフトで登ろうと思っていたのですが、リフトは8時からです。待っているのも時間がもったいないので、とりあえず黒菱平をめざして歩くことにしました。


リフトに沿って登っていきます。登りはじめて5分も経たないうちに汗が噴き出します。服装は夏山と同じ長袖のベースウエアー1枚だけです。9月末の秋山としては異常に暖かいですね。これでは、ちょっと紅葉が心配です。ススキはありますが…。


30分ほどで黒菱平に到着です。久しぶりの山歩きなので少し疲れました。(先が思いやられますが…)次の八方池山荘までも歩くべきかと考えましたが、ここはリフトを選択しました。
せっかくなので黒菱平を散策することにしましょう。黒菱平からの白馬三山です。このあたりは紅葉が進んでいますね。


黒菱平の標高は1680mです。ナナカマドですが、紅葉というよりは枯れていますね。


またまた白馬三山です。左から白馬鑓ヶ岳、杓子岳、白馬岳です。


実は、ここ黒菱平は想い出の場所なのです。高校2年生の時に春山合宿でテントを張ったところが黒菱平でした。もちろん雪の上ですよ。(テントは布製の三角テントです。朝起きるとシュラフがバリバリに凍っていました。)ここからスキーを担いで第1ケルンまで登り、そこから滑り降りました。と言っても、斜滑降とキックターンの繰り返しでした。青春の1ページですね。


ガスが出たり晴れたりの繰り返しです。ガスの中を上をめざして登って行く人もいます。


背の低い草木がよく紅葉しています。


八方尾根にはスキーでよく訪れました。冬は真っ白な白馬岳ですが、紅葉の頃もいいものです。間もなく雪が降り出すのでしょうね。


黒菱平を散策しているうちにリフトが動き出したようです。それでは、リフトに揺られて八方池山荘に向かいましょう。上ではどんな景色が待っているのでしょう。

<つづく>

ヤッホー!ハッポー!

2016-09-28 21:25:11 | 山歩き
9月27日(火)午前中限定の晴れ間でした。

紅葉を求めて八方尾根に行ってきました。
その旅日記は、明日から綴っていくことにします。また、見てくださいね。
さきほど帰ってきたので、今日はこの1枚だけです。



<つづく>

都会の中の景色をパチリ(グランフロント大阪)

2016-09-26 18:00:00 | 大阪のまちをぶらり
グランフロント大阪が梅田に出来て3年以上になるようです。時々、好日山荘やモンベルに行くぐらいであまり用事のない所ですが、モンベルに行ったついでに写真を写してきました。


お寺やお花はよく写しに行くのですが、こういう景色もたまには面白いものです。


こういうベンチでボケーッと時間を過ごすのもいいかも知れません。


普段は気にしていなかったのですが、撮影の対象としてみると面白い空間でした。


日曜日だというのに、そんなに混んでいるようにはみえません。こういう商業施設があちらこちらに作られていますが、大丈夫なんでしょうか?


25日(日)は、天気予報では午後から雨になっていたのですが、結局雨は夜から降り出しました。信州方面もそのような予報だったと思うのですが、どうだったのでしょう。天気予報を信じて動いているので、正確な情報をお願いします。
明日のお天気マークを信じて、27日(火)の朝には、白馬山麓にいる予定です。

萩の寺を再訪しました(豊中・東光院)

2016-09-24 21:15:15 | 花めぐり
今日(24日)の涸沢ヒュッテのホームページを見ると、ほぼ赤く色づいたナナカマドが写っています。ああ、秋山が呼んでいます!しかし、天気が良くないようで、もう少し様子を見ることにします。ちなみに昨年(21日~22日)は、立山三山に登っていました。きれいな紅葉が見られましたよ。

そして、去年のこの時期と言えば、豊中・東光院に萩の花を見に行っていました。(9月19日のことでした)あっという間に季節が巡ってきたのですね。ということで、午後から東光院を訪れました。


さすが萩の寺と言われるだけあって萩が濃いです。萩の花のトンネルです。


何と言っても、我が家から阪急電車で220円で行けるというのが嬉しいです。


いろいろと俳句に関することが書いてあったのですが、去年も書いたので省略します。


先日、テレビでも紹介されていたので沢山の人出かと思いましたが、午後ということもあってか意外と少なかったです。


そろそろ萩の花もおしまいに近づいているようです。季節の移ろいは早いものです。


けっこう古いお寺なんですよ。


お地蔵さんっていいですね。


秋ですね。


今回のカメラはFUJIFILM X-T1でした。