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20階の窓辺から

児童文学作家 加藤純子のblog
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小学校1年生からの手紙

2024年10月16日 | Weblog
      




2〜3日前、何気なく、拙blogのアクセスを見たら、アクセスの人気の4番目が、この下の古いblogでした。
お読みくださっている方々は、なんで、こんな古いblogが見つけられるのかしら?
それが謎でした。

ちなみに、先日のノーベル平和賞受賞のblogの日は、1日のアクセス数が2600。
私のblogで最大数でびっくりしました。

それにしても、世代交代と言って若い作家たちを応援して、もう自分の出番は終わったと、つい思ってしまいます。
そうしては、自分の年齢を考えて、老後のことを考える。
それも大切なことかな、とは思っています。

でも、たまには、今、感じている思いを、子どもにむけて書かなくてはダメだなと、反省しました。
時代性というのがあるので、そこを配慮しつつ、書く作業は、死ぬまで続ける。それが書き手の業ですから。

しばらく前に、昔からお付き合いのある編集者の方が、私の原稿をご覧になって、手直しの時、
「カトーさんの、書きたい強い思いが伝わってきた」とおっしゃってくださいました。
「書きたい強い思い」
なんだか背中を押していただいたような言葉でした。

しばらくして、私と似たような年齢の方の新刊をご恵贈くださいました。
やはり書き手は、生涯、書き手。
このblogを発見して、改めて思いました。

ずいぶん古いblogなので、その女の子からの封筒の写真を撮って載せていたのですが、どんなにコピペしてもできませんでした。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

『家庭教師りん子さんが行く!』(ポプラ社)を読んでくれるのは、小学校高学年あたりの子どもとばかり思っていました。
 実際、そういった子どもたちからの反応が多く届いておりましたし。
 
 ところが先日、なんと小学校一年生の女の子から、かわいい女の子の絵の封筒に入ったお手紙をいただいたのです。
 一年生らしい、ひらがなだらけの手紙で、自分がすごく悩んでいて学校がきらいになりかけたこと。
 でもお母さんに買ってもらった『家庭教師りん子さん』を読んだら、みんな、自分と同じように悩んでいるんだということを知り、それから少しだけ学校が好きなったこと、などが書かれてありました。
 「じゅんこさんの本を、もっと、もっとよんでみたくなりました」
 と、最後に書かれてありました。
 読んでいて、うれしくなりました。
 
 作家というのは、子どもたちからの手紙にすごく励まされます。また書き続ける勇気や元気をもらえます。
「りん子さん」が、そんなふうにたくさんの子どもたちの、たとえちょっとであっても、生きる力を励ますことができたのなら、作者としてこれ以上うれしいことはありません。
 私もいま、写真の封筒の女の子のように、にこにこ微笑んでいます。


コメント (4)
ついでに、コメントも。

りん子せんせいは人気者ですね! (さくら)2009-01-28 23:34:34とってもかわいいお手紙ですね。
りん子せんせいは、1年生にもたくさんの励ましをふりまいていたのですね!
みんなりん子せんせいみたいな人を求めているんだなァと思います。本で出会えただけでもシアワセ!なことだと思います。

私のところまで、来ていただいてコメントまでありがとうございました。私もがんばりまーす!


返信する
Unknown (加藤純子)2009-01-29 09:16:42さくらさん

こちらこそ、blogで「りん子さん」の感想をお書き下さいましてありがとうございました。
1年生があんな長い本を読んでくださるのだなぁということにほんとうにびっくりしました。
子どもたちの読む力を信じなければいけませんね。

さくらさんも昨年の暮れに読ませていただいた作品のような、すばらしい作品を今年もどんどん生み出していってください。
楽しみにしております。

そうそう、riekoさんもいろいろありがとうございました。返信する
りん子さん (rieko)2009-01-30 20:06:08ジュンコさま
拙ブログでもお知らせしたのですが、りん子さんのレビュー、ノンさんところでも書いていられました。
あちこちで、りん子さんをお見かけして嬉しいです~返信する
Unknown (加藤純子)2009-01-30 20:22:23riekoさん

拝見しました。
いろいろありがとうございます。
のんちゃんって、指で三三七拍子をおやりになる方ですよね。
書き込ませていただきました。

いまちょっとばたばたしておりますので、来週、落着きましたら、拙作を送らせていただきますね。
ごめんなさい。

それにしても、いろいろriekoさんに教えていただいたおかげで、あちこちにお邪魔させていただき、皆さんが書いてくださったりん子さんと会えて、とっても楽しかったです。
ありがとうございました。返信する

コメント
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