薄暮

きっかり一時間いました。
誕生日を来月に控えて、最寄警察署での運転免許証の更新です。
優良運転者なので、これでも最短の時間なんだそうです。

一通りの手続きを終えた後、
ホールのようなところで運転優良者研修を受けました。
１５分くらいビデオを見て、それから少し話がありました。

「薄暮時の運転は特に気をつけてください」と言われ、
ん？ハクボ、ハクボ？と頭の中で繰り返しました。

夕暮れ時のことを、薄暮と言うのですね。
きっと五年前の研修でも聞いた言葉なのでしょうが、
初めて聞く言葉のように、新鮮でした。

これまでの五年間使った運転免許証の写真の私はグレーのタートルネックセーターを着ています。
そして、そのセーターを今も着続けている私。
確か昨日もそのセーターを着ていたような…。
今回は白いフリル襟がのぞくベージュのニットにしました。

先日、いつも写真の現像を頼んでいるところで、証明写真を撮りました。
長年のお付き合いで、わりと気安く話せる店主のおじさんが撮ってくれました。
「二枚撮って、良いほうを使いますからね」。
で、出来上がった写真は
なんだか鳩が豆鉄砲を食らったような顔。
おじさんの腕がいくらよくても、モデルが…。
いやはやこの写真と五年間のお付き合いになるのだぁ～と
ため息をついたのでした。

東北の人

今年に入ってから、久しぶりに高山なおみさんのＨＰを見に行った。
やっぱりいいなぁ～と彼女の日記を読みながら、いつもながらに同じことを思う。

なおみさんはある番組の収録で岩手県へスイセイさんと一緒に出かけたそうだ。
石橋さんという漁師のおじさんがとてもいいおじさんだったと書いてある。
話を聞いたり、
船に乗せてもらったり、
隣に立っていただけなのに、
なんだか本当に優しい人だというのが分ったと書いてあった。

その感覚が分るなぁ～と
会ったこともない石橋さんを想像しながら思う。

なおみさんは岩手の漁村で過ごして
さまざまな東北の人たちの温かさにふれたそうだ。
そして東北の人たちの辛抱強さや情の深さをしみじみ感じたそうだ。

私は東北地方に足を踏み入れたことがないので、
漠然と未知への土地の憧れがある。

なおみさんの日記を読んで、ますます憧れの感が強くなった。
きっと今の時期はしんしんと寒いのだろうなぁ。
東北へはいつか行くことがあるかもしれないけれど、
行くとしたら、やっぱり寒い時期のほうがいいかなぁ～なんて、思った。

「今日は私が全部作った」

最近、よくお雑煮を作ります。
年末からお雑煮を作って（これは正月の練習にと）、
そして年が明けてもまだ作っています。
美味しいんですよね。お雑煮。
なんだかやめられません。

私の作るお雑煮は
鶏肉でだしをとり、醤油、みりん、酒、塩で味を調えます。
中身は焼いたお餅、鶏肉、それから三つ葉かほうれん草の茹でたもの。
香りに柚子の薄切り。
シンプルなお雑煮です。

昨日は娘と一緒に作りました。
食べるとき「今日は私が全部作った」とたいそう自慢しておりました。
かわいいもんです。１０歳の娘。

ぽっかり浮かぶ

久しぶりに雲を撮りたくなりました。
抜けるような青空にぽっかり浮かぶ雲。

週末は家族で図書館へ。
娘が冬休み中にどっさり借りた本を返す。
カウンターで顔なじみの司書さんに「『しびれ池のカモ』はもう読んだ？」と聞かれる。
「まだ、読んでないですよ」と言うと、
わざわざ持ってきてくださって、借りることにする。
本を楽しむ会の課題図書で、井伏鱒二さんの著書。
去年末から、井伏鱒二さんづいてます