太陽光発電シニア

太陽光発電一筋、40年をはるかに過ぎたが何時までも興味のつきない厄介なものに関わってしまった。

コロナに打ち勝った証の五輪

2021-04-20 07:57:10 | 社会観察
 首相が国会でコロナに打ち勝った証の五輪と発言し開催への意欲を示した。打ち勝った証の五輪とはこれまでもキャッチコピーとして使ってきたが今の時期にどうだろうと心配してしまう。証だから開催すればコロナの収束宣言となる。五輪の魅力の一つはアメリカなど大国のアスリートではなく小国でありながら活躍する選手を見ることである。果たして多くの国が選手団を派遣することができるのだろうか。何が何でも開催し、無観客で限られた国だけでの開催とかになると打ち勝った証とは言えまい。イギリスのようにワクチン接種が大きな効果を生んでいる国もあるが開催国日本で効果が現れるのは秋以降ではないだろうか。最初に五輪中止を発言すれば非国民扱いされると怖れて政治家は中々本音を語らない。それとも打ち勝てなければ開催しないと裏読みをすべきか。
 大阪兵庫東京に緊急事態宣言が発令される。これで3度目である。殆ど同じような対策しかなければ何度も繰り返すことでオオカミ少年のようになって国民の危機感は薄れて行く。思い切った人流遮断の策を打つべきである。全てのことは一度感染拡大を止めてから議論すべきである。ワクチンは効果を期待してではなく効果を確認してからである。もし五輪が中止になったら日常生活にどのような支障がでるか。アスリートの人達には申し訳ないが小市民生活には影響ゼロである。
 一生に一度の自国開催とか言われたがこちらは中学生の頃東京オリンピックがあり2度目になる。純粋な感動は中学で使い果たし、その後知ったのは政治的思惑や経済的利権の数々である。2度目があっても悪いけど純粋な感動は池江選手以外ゼロである。それでも1回目の時は日本の経済復興の証であり、その時のインフラ整備は後に経済大国なっていく礎となった。今度期待されているのは何だろうか。オリンピックを契機にとなると、さあ老朽化した社会インフラの整備に取り掛かろうというのだろうか。無理してでも開催する大義は何だろう。
 


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