太陽光発電シニア

太陽光発電一筋、40年をはるかに過ぎたが何時までも興味のつきない厄介なものに関わってしまった。

季節の変わり目

2024-06-05 08:48:22 | 日記

 もう何年になるだろうか。新聞の折り込みチラシで季節の変化を感じるようになったのは。スイカが出始めた。露地物はまだだから少し高いがもうすぐ値もさがるだろう。ビワも美味しそうなものが並んでいる。品種改良でもう少し種が小さくなったら買おうと思うが一向に小さくならない。温暖で穏やかな地方で生まれたので小さい頃は果物が豊富にあった。葡萄と桃の産地であり季節になると栽培農家が出荷できない傷物を幾らでも食べさせてくれた。勿論味は変わらないが今と違って葡萄は酸っぱく桃も小振りだったように思う。葡萄の皮を前歯に貼り付けてニッとすると大人の驚いた様子が今でも目に浮かぶ。スイカは出荷できない小玉は収穫されず畑にそのまま残される。小玉といっても一人で食べきれる量ではなく頃合いを見計らってガキ大将と失敬に行く。

豊富に果物がありながら本当に貴重だと思っていたのは初秋のアケビである。見つけたら大喜びだが種が多過ぎて白い果肉は僅かで食べる所は殆んどない。それでも甘いものが貴重だった時代の宝物である。もう絶対に戻ってこない昭和の思い出である。ウクライナやガザの子供達にはどんな思い出が残るのだろう。雷が恐いのではない。今も未来も全て破壊する砲弾の音が恐いのである。子育て支援とか目先のことだけではなく大人は子どもの未来に絶対的責任を持つ。