太陽光発電シニア

太陽光発電一筋、40年をはるかに過ぎたが何時までも興味のつきない厄介なものに関わってしまった。

二階から飛び降りたら

2021-09-03 08:20:39 | 社会観察
 骨折どころでは済まなかったということか。突然総理が次の総裁選には出ないと表明した。原稿なしのショート記者会見もあった。理由はコロナ対策に専念するためと言うが長期対策を必要とするコロナ対策では再選して対策を継続すべきだろう。残り1か月を専念してもどうなるものかと普通は思う。党内に推す声が大きければ神輿に乗って置けば良いのだがそれも叶わぬ戦いになったからだろう。本当は軽いと思われた神輿の上でも徐々に暴れ出して担ぎ手の肩に食い込んでいくのではないかと思っていた。1年前に菅さんを担いだ人達は中継ぎリリーフと考えていたのだろうか。それとも意外に重さが増して来たと感じたのだろうか。どうもその辺りには日本の為と言うか総選挙を控えての派閥のパワーゲーム、私的打算が見え隠れして仕方ない。粛々と総裁選を行い結果敗れたとしても国民は文句は言わない、本人の名誉も毀損することは無かったと思うのだが。民間の私利私欲も黙っちゃいない。不出馬表明で株が高騰した。株式市場でも不人気だったのか。
 就任当時は、もしトランプさんにゴルフに誘われたらどうするのだろうと思っていたが同じ匂いのするバイデンさんになりちょっと一息ついたところだったが。しかし外交では対米、対中、拉致、領土と記憶に残る成果は無かったように思う。優れた代弁者であったが自己アッピールは下手だった。それでもかって大平さんのようなリーダーも居たから必ずしもそれが理由とは言えない。パフォーマンスの過ぎる首相に辟易していた時に首相になったから別の期待を持っていたのだが。コロナさえなければという思いはあっただろう。国内の失政は外交でリカバーするという器用さは無かったようだ。第2幕の幕が上がったが国民は馬鹿ではない。派閥のパワーゲームが国民に一利も齎さないことは見透かされている。厄介なのは選挙で青雲の志を持った人に投票してもその人が変節していくことである。こんな筈じゃなかったというのは政治の世界だけではないのだが。


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