太陽光発電シニア

太陽光発電一筋、40年をはるかに過ぎたが何時までも興味のつきない厄介なものに関わってしまった。

驚いたコロナ時間差攻撃

2020-03-23 08:50:59 | 社会観察

コロナ感染拡大が中国からヨーロッパ、アメリカへと時間差を持って続いている。アフリカや南米でも感染確認がなされるようになってきた。この時間差拡大は人の移動時間によるものだろうがこれほど明確に現れるのも珍しい。都市を封鎖して拡大を収束に向かわせたといっても必ず漏れはあり、世界的な人の移動はインターネットウィルスのように瞬時ではないが必ず起こる時代である。ウィルスのキャリアで自覚症状の出ない陽性者(無症状病原体保有者)でも次に感染させる可能性もあるというから始末におえない。日本はパンデミック寸前で留まっているというが瀬戸際に居ることは間違いない。その日本でPCR検査を巡って意見が真っ二つに分かれている。検査キャパシティが少な過ぎると言う意見では潜在感染者はもっと多いだろうから怪しいと自覚する人全員が検査できる体制を整えるべきというものと、手軽に検査すれば大勢の人が医療機関に殺到し、まず重症者を救うべき医療体制が崩壊しかねないというものだ。

例によって異論に価値があると思っているH氏は「検査したところで感染対策にはならない。気休めのために大金使うの反対という」とまで言っている。こういう人に限って家族で微熱で咳き込んでいる者がいたら直ぐ検査に行ってこいと言うのだろう。私でも言う。どう考えてもPCR検査の拡充は必要でないというのは本末顛倒のように思う。誰でも検査が受けられるようにし、次に陽性者を自覚症状によって振り分けて医療体制の崩壊に繋がらないようにすべき(大阪方式だろうか)だろう。感染対策で重要なことは陽性者で自覚症状のない人をいかに見つけて行動を規制するかではないだろうか。兎に角重症者や年寄を優先して病院に行かせるというのは医療崩壊後の対策である。検査の目的は自覚症状のない陽性者を如何に見つけ出してキャリアにならないようにするかである。野放しでは感染拡大は防げないはずである。集団免疫論も医療崩壊後成り行きの任せるという未開の時代の乱暴なやり方だ。

家族に、身内に、住む町に感染者が出たらどう考え振舞うかの視点に立つ時が来ている。IOCやJOCの皆さんも身内にオリンピック出場予定のアスリートが居たら何が何でも予定通り開催すべきと言うのだろうか。参加国が減っても兎に角メダルを獲って来いと発破をかけることができるのだろうか。



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