太陽光発電シニア

太陽光発電一筋、40年をはるかに過ぎたが何時までも興味のつきない厄介なものに関わってしまった。

何故故障者が多い

2024-07-28 06:53:21 | 日記

 パリオリンピックが始まり各局録画やLIVEが入り乱れている。チャンエルを変える度にこんな競技も始まっていたのかと見逃してしまうところだ。余ほどのファンでない限り番組表とにらめっこでTVをみることはない。こうなれば最後に総集編でも良いのかと。それにしても脇役であるべきMCやゲストが前に出過ぎている。ヒーローヒロインあるいは美談を作りたがっているようだ。各競技で世界の有望選手を取り上げるのも良い。以前の世界陸上のように。世界のレベルを知りたいのもオリンピックである。

MLBをTV中継で楽しんでいるが日本人選手を含めて何故あれほど故障者(ケガ)が多いのだろう。健康管理には日本以上に気を配っておりフォローの体制も整っているだろうに。ただ選手自身が全力でプレーしているようには思う。大飛球をフェンス際まで追いかける姿や一塁ランナーがヒットでホームまで全力疾走する姿は見ていて必死さが伝わる。MLBは作戦が大雑把でNPBは細やかなどと評論家は言うが選手個人の取り組みはどうだろう。NPBのTV中継は多いが必死さが伝わるの は観客の応援だけである(勿論個人的感想だが)。高校野球と比べれば良く分る。こう書くと徳光さんから日本のNPBがだらけているというのかとお叱りを受けるだろうが高校野球とNPBでは緊張感が違うと感じる。大型選手ぞろいのMLBではその必死さが怪我を生み出しているのではないだろうか。

必死に振舞うということは常に糸が張ったような精神状態ということだ。しかし張りつめた糸は切れやすい、余裕がないからだ。例えば、仕事人間だった人が、定年退職を迎えると、それまで張っていた緊張感が途切れてしまうことで体調を崩す人も珍しくない。必死でプレーすることはプロとして当然であるが常に緊張を強いられるというのは張り詰めた糸の状態である。何かの拍子に切れることはあり得る。MLBで導入されているピッチクロック(投手が打者に投球するまでに使える秒数を制限すること)は多分投手に相当な緊張感を齎すだろう。張り過ぎた三味線の糸は素晴らしい音も出すが切れやすい。先日の市民講座で実演とともに教えられた。

禍福は糾える縄の如しと言われるが緊張も弛緩も適度に入り混じるべきなのだろう。塩梅は結構難しい。



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