「ごめんくだされ、月見団子をひと折り所望じゃ」
「怪しい者では御座らぬ。儂はもののふである。節会の餅でも良い、代価はいかほどであるか？」
店員
「……おっちゃん ならんで」
「これを道中の糧食といたそう」
先日バラエティー番組で タレントさんが激辛麺を食べる場面を見ました。
麺は辛さの余り むせかえって 呼吸が出来ないくらいのもので、そのタレントさんは共演者から 啜ってはいけないと言われたのですが 生憎その人はものを啜らないと食べられない人でした。
その人は案の定むせ込んでひどい目にあいました。
タレントさんは何でもやらされるので大変ですね。
中国では元々は水餃子がスタンダードであり 焼き餃子は翌日残りの蒸し餃子を焼き直したものという説があります。
焼き餃子は旧満州からの帰国者が持ち込んだというお話を聞いたこともあります。
その名残か、京都の一部餃子店では コーテル(鍋貼)とか そのものずばり鍋貼り餃子という看板を見ます。
中華鍋の内側に貼り付けて焼くのですかね。
今では中国人観光客が日本料理として食べに来ます。
うちの醤油は 食卓も調理も鮮度の一滴で済ませているのですが、唯一台所で居場所があるのが、この大分県産(多分)フンドーキンの濃い口醤油です。
普段使いにはしないんですが これじゃ無いと務まらない仕事をしてくれるので外せないのです。
使うきっかけになったのは旅先の雲仙温泉の朝食で食べた玉子かけご飯でした。
美味しすぎて目を丸くした私は 給仕のお姉さんが 「この卵は高級カステラ用の卵よ」といわれましたが、玉子だけでこの味は出ないと思いました。
それで試しにお醤油をご飯にかけてみると もっとピュアに美味しさを感じました。
九州醤油はクセがあって嫌いな人が多いですが 使い方次第です。
馬刺や鯨刺には代わりが無いくらいで 魚より獣肉系の刺身醤油に適します。
私は九州醤油がなければ、鯨の尾の身や馬刺 牛肉のユッケを食べません。本州の醤油を使うと全然美味しくないのです。
また 肉じゃが すき焼き 牛丼 鯖の煮付けにも適します。
砂糖やみりんを控えめで使って下さい、魚の臭みは消えるし 良いことづくめです。
もう一つ東海地方限定ですが 良い溜まり醤油での玉子かけご飯は抜群に美味しいです。