ゆっくりかえろう

散歩と料理

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たぬき?きつね?そば

2013-05-31 | ランチ
 東京でも京都でも そば台の揚げのせは キツネそばなのですが

 大阪ではこれが ただ単にたぬきといいます

 きつねうどんのそば台だから たぬきだろう・・というのはあまりにも安易で

 いかにも名前にこだわらない大阪らしいなと思います。

 東京でも京都でも たぬきというネーミングは それぞれ違う ものがあって

 それぞれ たぬきうどん たぬきそば きつねうどん きつねそばと 4つものメニューがあるそうです

 うどんやそばは 江戸時代は其々全く違うお店の形態で 昭和になってから食堂形態

 になって一緒に売るようになったそうです

 やっと時代が変わり そばやうどん専門店が大阪にも おなじみになってきたため

 よけいややこしくなってきたようです

 もともとファストフードから発達したそば店が だんだん粋な食べ物に変化してきた段階で 

 そのなずけ(ネーミング)が 粋なものが好まれ 花巻とかしっぽく おかめ 南蛮 

 あられ ハイカラ 丼メニューだと 親子 他人 衣笠 木の葉 など(まだまだあります)

 粋な遊び言葉からとられ かなり趣味的ななずけが あって遊び心が感じられます。

 大阪が一番即物的 食事的 普段着のおかず的メニューで 言葉遊びは苦手なように

 私には感じられます

 こないだも月見うどんを注文したのですが 若い店員さんは分からず 古手の店員さんに
 聞いて「ああ 玉子うどんなら玉子うどんといってください」と逆に叱られてしまいました

 確かにメニューにも 月見うどんはなくたまごうどんになっていたので 彼にしてみれば

 こっちが正しい名前だと思っているようでした。

 たまごうどんでは分かりやすいけど 楽しさがないので寂しさを感じました。

 ・・・・・と余談が多くなりましたが 最近は立ち食いそば(うどん)店でも

 そばの麺が以前よりマシなものが出てくるようになり食べる機会が増えてきました

 勿論本格的なものからは 程遠いものですが それでもうどんのようなそば

 或いはそばに似せたうどん麺だった昔に較べれば 格段の進歩です

 特に駅そば系なら JR系のものがお勧めです

役所のうどん

2013-05-30 | ランチ
 公共食堂の食べ物は 安いのですが健康のためとか何とかいって

 塩味控えめとか 何かひと味足りないものが多いですね

 でもこれは 終いごろいったからか かまぼこの細かいのや

 あられ(てんんかす)がいっぱいサービスしてあって ちょっとうれしい

 こういう公共サービスは 大歓迎なのですけど

 だしも最後だからか なかなか濃くて美味しかったです

 市役所の食堂は 終いごろいくべし

エイの中華風煮付け

2013-05-29 | ランチ
 カスベ(えい)を煮ます

 にんにくをゴマ油であたため においを油にうつしたら

 エイをいれて ゆっくり火を通し 水 牡蠣油 みりん 黒酢 酒 醤油をあわせたものを

 いれてふたをして とろ火で煮込みます。

 火がとおり 照りが出たらできあがり

 かなり美味しいです

 この魚 うまく使えば とんでもない高級品に化けます 

細たんめん

2013-05-28 | ランチ
 中華街で買っておいた 乾麺(極細)を使ってたんめんを作ります

 本式の中華スープはかなり難しくめんどくさいので 今日はウェイパー

 中華街で売っている中華スープのもと(赤缶)を使います

 薄塩味でスープを作るのに これが一番使いやすいです

 自分で鶏ガラスープを作っても なかなかこの味が出ません

 お湯で溶き インスタント臭を取る為 酒をすこしいれ 岩塩を足し

 みりんをたしすると 好みの味になります

 沸騰させて溶き玉子を放って ぐるぐるかき回し とじにしたら

 ニラをいれ あらかじめゆでておいた中華細めんと一緒にします


 食べてみると一口目は かなり薄く感じるぐらいが 塩分適量です

 食べている間に だんだん塩加減が ちょうどよくなります。

 だから中華スープや すまし椀は 薄味なのです

 

アブタマ丼

2013-05-27 | ランチ
 水茄子のチャンプルーの煮汁が沢山出たので 煮汁を取っておいて

 これを利用して 丼を作ります

 煮汁に醤油みりん 塩を足し 油抜きした油揚げ ネギ (ニラ)を煮込み

 味を見ながら塩を足し 玉子を溶きいれて 半熟で固まったら丼の温かいご飯にかけて

 出来上がり これにかまぼこを飾れば 京都では衣笠丼と呼びます(バリエーションは

 お店によって微妙に違いますけど)

 あっさりしていて 胃にやさしく低カロリーで美味しいですよ

 意地の悪い見方をすれば 貧乏メニューともいえますが 発祥は花街といわれ(聞きかじりです)

 贅沢なものを頂いた後などは 口直しにあえてこれが喜ばれたそうです


 粋とか口直しとか言い訳をせず 美味しいものを美味しいといえる人になりたいです

平成お徒歩日記

2013-05-27 | 読書
宮部みゆき氏著

宮部みゆき氏による 江戸散歩ガイド 最初はあまり筆が載りませんが

回が進むごとに作者の筆が載ってきて 面白くなります。

こういうおどけた書き方をされるのは 初めて見るので 新鮮です。

下町で育った人感が出ていて 好ましいです(礼儀正しく 信心深く 人に優しい)

新潮社編集部も宮部さんを大事にしているのがよくわかります。

杉浦日向子さんの江戸散歩とはまた違う気軽な散歩ガイドでした。

ちょっとはじけた宮部さんが見られますよ。

かすうどん

2013-05-26 | ランチ
 初めて食べました

 脂滓(あぶらかす)というのは 牛腸から油脂をしぼりとったのこりだそうです

 普通の家庭や食堂には出回りませんが これがはいったうどんは大阪南部の名物だそうです

 このあぶらかすを薄く刻んで すこし煮込んでうどんにいれてあります

 搾り取ったものとはいえ まだまだ脂が浮いてくるようで かなりあぶらっこいうどんです

 どちらかといえば お酒のみのシメうどんといえそうですね。

 でもあぶらとうどんって 案外相性がよく 案外ハマると美味しいかも

 ラーメンならもっとすんなりあいそうです

 一般には売っていません

海老づくし天丼

2013-05-25 | ランチ
 海老頼みという カウンターのお店

 とにかく大盛り  でも安い

 見たとたん戦意喪失

 こりゃあ ワタクシには完食は無理です

 早々と半分容器につめて持ち帰るようにして

 それから食べ始めました

 店員さんは笑っておられましたが 温かい微笑でした

 

 最近は気にせず堂々とできるようになりました

 おかげでホトケサマのお供えのご飯に困らなくなりました


 軽くあっさりした海老は 脂っこくなく 揚げたてなので油の香りもさわやかです

 このお店 どこか遠くの地下街でも あったような記憶があり(名古屋か姫路)

 チェーン店であるのは確かなようです

 スタンダードでも充分で 安くてコスパが高いと思います

 店員さんの応対もよく お店の教育体制が抜群にいいと思いました

 カウンターだけの何でもない飲食店ですが 100点満点の実力があります

 料金は食べ物と引き換えなので 最初からお財布のご用意を!

豚のしょうが焼きランチ

2013-05-25 | ランチ
 目当ては名物のとんかつランチ600円でしたが このときは売り切れで

 同値段のこちらを頼みました(こちらしかなかったとも言います)

 豚肉の脂身が甘くて さすが国産豚肉だと思いましたが

 トンカツだともっと美味しかろうと・・・

 いえいえ正しいダイエッターは(どんなのだ?)揚物より

 焼き物を選ぶのだから・・・だから だから。

 えーいい 未練がましいやつめ

 そういう未練がましいやつはお手打ちにいたす!



 ここは徳川さまのおひざもと そういうコントも「あり」かな?

 ちなみに豚肉は お手打ちではなく 機械切りでした


 味は、なかなか美味しかったよ!

 

昔の沖縄そば

2013-05-24 | ランチ
 デパートの催事に立ち寄った際食べました

 昔風の沖縄そばだそうです

 これ 苦手な人が多いのではないでしょうか?

 麺が茹で足らずみたいなし上がりで 硬くてくしゃくしゃで粉っぽいからです

 たしかに以前いただいた沖縄そばや 現地で食べたものがこんな感じでした

 地方によって嗜好は千差万別で 私は出されたらどれもそのまま 珍しいものとして

 食べるようにしています。

 だってこれが本物と現地の人がいうのですから 違うとか嫌いとか言うのは

 現地の文化を否定することになり 失礼だと思うからです。

 ストライクゾーンは広いほうが ずっと幸せです