恥ずかしながら、TV放送で始めてるろうに剣心をみました。
スケールの大きな殺陣で驚きました。
従来の殺陣は ところどころ相手の動きに待ちがあって 決めポーズみたいなのや 斬られ役の倒れる演技が入るのですが、この映画の殺陣はまるでカンフーアクションです。
飛んだり跳ねたり転がったり、刀を持ってこういう事をすると 自分の刀で自分を傷つけるのでやらないのです。
また剣心のチャンバラアクションは相手の懐に入らない、間合いは刀半分だけで 刀を振り回しながら、ひたすら相手を撫で切りしています。
私は変だなと思いました。これでは人は死なない。
剣心の剣法は わざと人を殺さない 動きを封じるのが目的の剣法であると聞いて 納得しました。
剣心が本当に相手を切る時は、ちゃんと相手の懐深く入り 抜き打ちを放っていたので 使い分けの見事さに感心しました。
血の出ないチャンバラは見ていて爽快です。
黒澤作品とは真逆のアクションは 新しい境地を開いて居ると思います。
ハッとする程の美少女剣士は 存在感があって映画向きです。
素晴らしいのですが 滑舌を良くすればもっと良くなります。