ゆっくりかえろう

散歩と料理

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地下鉄の素

2012-03-31 | 読書

 泉麻人氏著
 夕刊フジに連載していた 地下鉄をテーマにしたコラムを集めたもの
  都会生活者の ちょっとした日常をつづる

 ただ、読んだ時点が古く
 新聞連載当時に読んだらもっと楽しめたでしょう

 ポケベルとかルーズソックスとか 着メロとか
 話のネタというより昭和遺産の話題になってしまいそうです
 こういうものは古本で読んではいけません
 これはこれで 別の面白さがありますけどね
 現代の日本は加速度的に時間が進んでいくようです

 軽妙なタッチでするする読み進める気持ちのよさはいいのですが
  印象に残りにくいのは 作家さんにとってどうなのかなぁ


変わらない味 変われない味

2012-03-30 | ランチ

 ここは大阪府にある とある食堂
 昔からあって 京阪神ではのれんわけなのか
 詳しくはわからないけど ずっと昔から
 味を守ってきた地元じゃおなじみの力餅食堂

  ちょっと甘めの味付けで、懐かしいきつねうどん
 昔からのお客さんは 何十年も常連さんで
 しかも子や孫も女学生時代から 常連さんになるという

 だからか 昔と同じようにほっとする味
 変わらない 変えられない おいしさ
 何もかもかわってしまう味の世界で
 変わらない味を守っていくというのも 大切なことだと思う

 それがおいしいなら ストライクなのです
 だって美味しくないなら 続いてゆかないのだから


春ゆく

2012-03-28 | その他
梅と桜の合間 忘れがたきこれあり
紫煙わき 天高くいずこへと立ち昇る
独り残されるは 寂寥のみあり
往くも戻るもみち難し
足を止め ただ天を仰ぎ見ゆ

蒼霜立つとも 春近し
いずこよりかの薫りに そを知る

こんなに違う京都人と大阪人と神戸人

2012-03-28 | 読書

 丹波元氏著
 一般に関西人と呼ばれる人達ですが 地域性があり その違いを
 歴史 文化 思考や暮らしなど 明確に分けて分析した本

 作者が大阪人だからか 大阪人には辛く 京都人には 気を使っているように感じられます
  他地域の人には分かり難いことも これを読めばだいたいは
  解るような明快な分析で 解説書として素晴らしいと思います

 ただ そんなことは考えずに エッセイとして楽しめます。
 大阪や京都の人の解説 解析をした本は沢山ありますが
 他より一歩突っ込んだ分かり易い姿勢が 面白さを加えています。

 この地域の人が読めば ああ あるあると 思い当たる節があって
  感心するかもしれません


かきうどん

2012-03-27 | ランチ

 シーズン終わりに牡蠣メニューを作ります
 牡蠣は片栗粉を振って塩水で洗います
 なべにかつおだしを張って うどんだしをつくり牡蠣を温めて
 一分くらいで取り出します

 うどんを茹で 熱々のうどんだしにいれ 加熱して少し煮込み
 どんぶりに取り牡蠣をいれて浅葱を散らしてできあがり
 しょうがを摺って加えるとあったまります

 生牡蠣は3月末でシーズンが終わるので 今のうちに買っておいて
 水気を切って冷凍保存しておきます
 


 


床下仙人

2012-03-26 | 読書

 原宏一氏著
 現代のサラリーマンの悲哀が面白おかしく描かれています
  皮肉っぽくなく どこか優しさが感じられます

 あえてSFに逃げないで 現実味のある話にしてあるところが凄いと思いました
  すいすいいい調子で読める短編集
 怖くなりがちなテーマを ユーモラスに描いてあるところが楽しいです


TVでみた塩ラーメン

2012-03-24 | ランチ

 少し前テレビのらーめん対決番組でみた このお店の本店は
 惜しくも優勝しませんでしたが
 塩一筋で対決する 店主を見て興味を抱きました

 実際食べてみると丁寧に作った塩ラーメンは
 綺麗な透き通ったスープと細めんがよくマッチしてて なかなかのものでした
 
  いずれにしても こってりラーメンが好まれる京都において
 塩ラーメンがどこまで 健闘するのか 興味あるところではあります

 私の個人的このみを言うなら いっそのこともっとあっさり味に徹して
 塩味も出汁も薄くし脂もなしの 究極のシンプルラーメンを食べてみたいな
 多分売れないでしょうけど
龍旗信 京都店


酔いがさめたらうちへ帰ろう。

2012-03-23 | 読書

 鴨志田 穣氏著
 作者の壮絶なる断酒記 カメラマンにして 西原理恵子さんの元夫鴨志田穣氏の
 アルコール依存症との戦いの日々 病院 クリニック 精神病院と舞台は変わり
  真っ赤な血と真っ白な看護服との対比が目に浮かぶ

  ある時は迷い 焦り 励み そして苦しむ 目標に向かって進む人の強さ美しさ
 危うさ  そして脆さがじっくりと語られています

 そこには不思議と暗さが感じられません とても分かり易く 読みやすい文章は 魅力的です
 断酒カリキュラムを自動車学校だという表現のうまさが光る
 明るく前向きな態度 そして冷静な観察力は ジャーナリストゆえか
 
 早くお家へ帰してあげてと思わず叫んでしまいます
 事実を元にした私小説


冬瓜のコーンスープ煮

2012-03-23 | ランチ

  市販のコーンスープを水でとき 鍋にかけて
  あらかじめ茹でた冬瓜をいれて弱火で1分くらい煮ます

 煮詰めると辛くなるのですが 煮物にするなら1分くらい
 スープなら湧いてすぐ火を止めると美味しいです
お湯で溶くだけではだめ。必ず鍋で作ること
美味しさが違います
 今日はにんじんの茹でたのも彩りに使っています


のっけごはん

2012-03-22 | ランチ

 これも熱帯食堂のランチ なんだか映画のタイトルみたいな店名です



 のっけご飯は先のランチより少し割安
 豚ミンチのチリソースいため ピリ辛いためには半熟目玉焼きを
 乗せてご飯を食べるとおいしい 
 舌がカッカするとぬるいスープで和らげる
 熱いとよけい辛く感じますものね
 
 鶏のから揚げも脂っこくなくて美味しい
 ランチは90%くらい女性客のようです


やなりいなり

2012-03-21 | 読書

 畠中恵氏著
 しゃばけシリーズ10冊め
 お話の前に料理レシピが入ります
 シリーズも やや安定期かなと思われ お話も楽しいけど ハラハラドキドキがやや薄れたかな
と思われましたが  最後のお話しでまだまだ幅の広さを見せてくれます。
 ほんわか読んでいると 目が覚めます


かぼちゃのトースト

2012-03-20 | ランチ

かぼちゃの煮物を作った翌日 それを使ってトーストに塗って食べました
かぼちゃの煮物は 電子レンジで蒸してから 酒みりん醤油水のかなり薄味の調味料を作り ジャブジャブの多めの量に浸しレンジで加熱 冷めるまで放置すると ちょっと高級な仕上がりのかぼちゃの煮物になります
これは当日のおかずにして翌日この余りを使います
皮と身を外し 別々にマヨネーズを混ぜ込みパンに塗って オーブンレンジで焼いて出来上がり トッピングは玉ねぎとゴマ
カップは大昔のミスドの景品 歴代でこれが一番可愛いと思います