「サッカー文化フォーラム」夢追い人のブログ

1993年のJリーグ誕生で芽生えた日本の「サッカー文化」。映像・活字等で記録されている歴史を100年先まで繋ぎ伝えます。

細貝萌選手、強豪・柏の重石(おもし)と評価は高いけれど胸中は?

2017年08月13日 18時43分34秒 | サッカー選手応援
当ブログでは、さる4月8日「Jリーグ・各チームのベスト補強は細貝萌選手加入の柏?」という書き込みをしました。

そして年5月21日には「細貝萌選手加入の柏、首位争いに急上昇、因果関係はあるの?」と続けました。

細貝選手がドイツから戻って加入した柏での位置づけに注目して追跡しているわけですが、8月11日付けのNumberWeb誌が佐藤俊氏のレポートによる「強いチームには必ず“重石”が。柏を支える細貝萌&大谷秀和の2人。」という記事を掲載しました。

レポートから細貝選手の「いま」を伝えている部分を引用させていただきます。

「ドイツから帰国した時はすでにJリーグのシーズンが始まっていたが、おそらくはボランチですぐにプレーできると思ったはずだ。だが、リーグ戦では20節の神戸戦までスタメン出場がなく、今は試合をキッチリ終わらせるクローザーの役割を果たしている。ドイツで6年間もプレーしていればプライドもあり、「なぜ」と思うこともあるだろうが、細貝自身は「ドイツでもこういう経験(サブ)をしているので難しくはない。自分はまったくブレることなく、自分のできることをやってチームに貢献するだけです」と、不満気な表情をいっさい見せない。」

レポートはさらに、細貝選手がチームの若手選手たちの面倒見がよく、それはドイツにわたった若いJリーグ選手たちに対してもそうだったということで、柏でも変わらずに発揮されていると評価していました。

「細貝は公私ともに存在感を増しているのだ。」というのがレポートの「まとめ」のようでしたが、私はちょっと心配しています。

プレーヤーであれば自分がスタメンのピッチにたってこそ、という思いがあるのは上記のレポートのとおりだと思います。

柏がどういう意図を持って細貝選手を獲得したかです。細貝選手本人も彼をウォッチしていたサッカーファンも、当然ボランチの一角でのスタメン要員として若いチームに安心感をもたらす存在を考えたと思います。

そう考えたからこそ4月8日の書き込みをしたのですが、現在までのところ「試合をキッチリ終わらせるクローザーの役割」にとどまっているとのことです。

私が思うには「それは違うんじゃないの」という感じです。よもや柏が若手を育てるための教育係として細貝選手を呼んだわけでもないでしょうし、細貝選手のパフォーマンスが他の選手より劣っているということも考えられませんので、よくわかりません。

普通に考えれば、今シーズンオフ、細貝選手は移籍を模索せざるを得ないでしょう。「いい人」で終わるために柏に来たわけではないでしょうから。

しばらくウォッチしていく必要があります。

コメント
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