「サッカー文化フォーラム」夢追い人のブログ

1993年のJリーグ誕生で芽生えた日本の「サッカー文化」。映像・活字等で記録されている歴史を100年先まで繋ぎ伝えます。

yahooトップ画面でのサッカー関連記事5月分一挙紹介(海外分)

2012年05月24日 16時33分40秒 | インポート

【海外分】

・ダービー制しマンCが首位浮上  5月1日(火)10時53分配信

イングランド・プレミアリーグは現地時間30日に1試合が行なわれ、首位マンチェスターUと2位マンチェスターCによる優勝の行方を占う天王山は、1対0でホームのマンCが勝利を収めた。この結果、両者は勝ち点で並び、得失点差で上回るマンCが首位に浮上した。

昨年のアウェイでの一戦で6対1と大勝したマンCは、今季リーグ戦で宿敵マンUから「ダブル」を達成、ショッキングな敗戦を喫したマンUは、2連覇に黄色信号が灯った。(ISM)

・リアム マンC勝利で即席会見  5月1日(火)13時44分配信

マンチェスターUとのダービーを1対0で制し、得失点差で上回って首位に返り咲いたマンチェスターC。試合後のスタジアムでは、イギリスのロックバンド「オアシス」の元ボーカルで、熱狂的なマンCファンで知られるリアム・ギャラガーが即席の記者会見を行ない、喜びを爆発させた。ロイター通信が報じている。(ISM)

・過熱する現地メディアによる香川去就報道の背景   5月1日(火)12時26分配信

4月中は、香川の去就に関してクラブ側からの声ばかりが聞こえてきた。条件提示を行ない(年俸300万ユーロ、2016年までの契約)、「2週間以内に返答しなくてはならない」と、ツォルクSD(スポーツディレクター)がメディアに語った、との報道も流れた。だが、香川側から意思表示があったという報道はなかった。先週になって、今度は「クラブ幹部は待ち切れない。4月末に期限を区切った」「香川抜きで新シーズン構想」との報道が流れた。(中略)

「4月末に結論を出すのか?」との問いに、「それに今、答える必要はないと思う。しっかり考えたい。日本の報道が過剰でちょっとショック」と困惑を隠さなかった(当方補筆)

結局のところ、現在までほとんどの報道は、ビルト紙かキッカー誌がドルトムント幹部のコメントを元に(独自の情報がある可能性もあるが)騒ぎ立てている印象だ。クラブ側が早期決断を迫るのも心情的に理解できる。ただ、移籍先が早期に決まるとも思えず、香川側がじっくりと検討しているとみるほうが自然だろう。(中略)

C大阪時代からの流れを見ても、香川自身に移籍願望があるのは明らかだ。今年に入り「タイミングを間違えないようにしたい」と話していた、そのタイミングが今だと思っていることも各種の発言から察しがつく。ただ、そこから先はまだ分からない。ドイツメディアも何もつかんでいないから、ドルトムント幹部のコメントばかりが紙面に踊っているのだ。

ほぼ毎試合、試合後に香川からの電話を受けるという細貝萌は、「今後の話も彼とはする。彼の望むようにことが運べば、と願っている」と話す。我々はしばらく静観するしかなさそうだ。(webスポルティーバ text by 了戒美子)

・レアル監督 次で「V決める」    5月2日(水)11時0分配信

レアル・マドリーは1日、リーガ・エスパニョーラ第20節(延期分)のアスレティック・ビルバオとのアウエー戦に向けた前日会見を開き、シーズン途中からアシスタントコーチのアイトール・カランカ氏にメディア対応を任せていたジョゼ・モウリーニョ監督が報道陣の前でコメントを発した。

「サポーターが自分たちのチームを死ぬ気で応援する、まさしくサッカーのスタジアムとも言えるビルバオで試合をするのは、わたしにとっては大きな喜びだ。もちろん、対戦相手にとっては優しさを感じられる場所ではないが、レアル・マドリーはそのような特徴のアウエーでも安定した精神状態で戦うことができる。ビルバオは良いプレーをしている。だが、それはレアル・マドリーとて同じだ。そして、われわれはこの試合で優勝を決めることを熱望している。リーグ制覇を確信しているし、チームは固い信頼で結ばれている」

優勝決定をもって、イングランド・プレミアリーグ、イタリア・セリエA、リーガ・エスパニョーラを制覇した史上初の指揮官となるモリーニョ監督は、野望実現を目前に控え、胸を躍らせた。

「わたしはパーティーや祝い事で主役を張るような人間ではない。しかし、イングランド、イタリア、スペインという欧州3大リーグの制覇が自分の目標の1つであることは、これまで決して隠したことはない」

モウリーニョ監督はまた、バルセロナの4連覇を阻止しての優勝が持つ価値の高さも強調した。

「わたしの望みは偉大なライバルが3年連続で王者に輝き、4連覇を誰もが予想する中で迎えたシーズンで優勝することだ。バルセロナがこれまで獲得してきた無数のタイトルに値するチームであるというならば、彼らの連覇を止めるチーム、すなわちレアル・マドリーの努力はさらに高い評価を得ることになる」

一方、チームの大黒柱であるポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドも、理由は違えど自身と同じ目標に向かっていることを説明した。

「C・ロナウドの最大目標もリーグ制覇だ。彼は“ピチーチ”(リーガ・エスパニョーラ得点王)に輝いたにもかかわらず、バロンドールの投票では2位に甘んじた。それゆえ、彼はチームとしての最重要タイトルである、欧州主要リーグもしくはチャンピオンズリーグでの優勝を必要としている」

 モウリーニョ監督はまた、来シーズンに向けたテクニカルスタッフの入れ替えや選手の放出を否定するとともに、右腕として自身を支えるカランカ氏への感謝を述べた。
モリーニョ監督はまた、来シーズンに向けたテクニカルスタッフの入れ替えや選手の放出を否定するとともに、右腕として自身を支えるカランカ氏への感謝を述べた。


「自分に与えられた指揮官としての権限と責任の下、今後も現在のスタッフと一緒に働ければ素晴らしい。ここで言うスタッフというのは、選手のことも含めてだ。メディアはいろいろなことを書きたてるが、わたしはクラブ内のすべての人々に感謝している。わたしは一家4人でここにやって来た。しかし、今はカランカを含めた一家5人となった。いつの日か、わたしがレアル・マドリーを去る時が訪れ、クラブが彼に残ってほしいと考えるなら、わたしはカランカに『ここは君の家だ』と彼の残留を要請することだろう。とはいえ、そのような時が訪れない限り、彼はわたしと一緒に働き続けるだろう」

 一方、疲労を理由に今シーズン限りでの退任を発表したバルセロナのジョゼップ・グアルディオラ監督についての意見を求められたモリーニョ監督は、個人的な見解は控えながらも、ライバルの今後の幸運を願った。

「これは彼自身が下した決断だ。それゆえ、この件についてわたしが話をするべきではないだろう。わたしはこれまで12年間にわたって監督を続けてきたが、試合がなくなってしまう6月になると疲労を感じるものだ。とはいえ、人はそれぞれ異なるものだ。最も重要なのは、グアルディオラが幸せに過ごし、人生を満喫することだ。彼には愛情を送りたい」(スポーツナビ)

・メッシがハット 欧州記録更新           5月3日(木)4時50分配信

リーガ・エスパニョーラは2日、延期されていた第20節の2日目を行い、2位バルセロナはホームで4位マラガと対戦した。負ければ、その時点でレアル・マドリーの優勝が決まる試合。崖っ縁の一戦でFWメッシがPK2発を含むハットトリックを達成し、4-1で快勝した。

メッシはリーガで今季46得点とし、リーガの1シーズン最多得点記録を更新中。準決勝で敗退した欧州CLでも14ゴールを挙げ、1大会最多得点記録を更新した。さらにコパ・デル・レイで2得点、スペインスーパーカップで3得点、UEFAスーパーカップで1得点、クラブW杯で2得点を決めており、今季公式戦合計で68得点。ミュラー氏の持つ欧州1部リーグでの1シーズン最多得点記録を39シーズンぶりに塗り替えた。

グアルディオラ監督が今季限りでの退任を発表してから2連勝を飾ったバルセロナ。リーガ残り2試合を連勝し、25日のコパ・デル・レイ決勝も制してグアルディオラ監督の花道をつくる。その中でメッシがどこまでシーズン記録を伸ばしていくかにも注目だ。(ゲキサカ)

・レアルが4季ぶりリーガ優勝      5月3日(木)6時49分配信

レアルが4シーズンぶりに戴冠!! リーガ・エスパニョーラは2日、延期されていた第20節の2日目を行い、首位レアル・マドリーは敵地で7位ビルバオと対戦した。試合前にバルセロナがマラガに勝っていたため、今節での優勝決定の条件は勝利のみだったが、敵地での決戦に3-0で快勝。5連勝で21戦負けなし(18勝3分)とし、勝ち点を94に伸ばすと、残り2試合で2位バルセロナとの勝ち点差7をキープし、4シーズンぶり32回目のリーガ制覇を達成した。

3シーズン連続で2位に甘んじ、バルセロナに明け渡してきたリーガタイトルを奪還。コパ・デル・レイは準々決勝で姿を消し、欧州CLもベスト4で敗退したが、4シーズンぶりのリーグ制覇を成し遂げ、昨季のコパ・デル・レイに続く2シーズン連続のタイトル獲得となった。

就任2シーズン目でリーガ制覇を成し遂げたジョゼ・モウリーニョ監督はポルト(ポルトガル)、チェルシー(イングランド)、インテル(イタリア)に続いて4か国目のリーグ制覇。プレミアリーグ、セリエA、リーガ・エスパニョーラの欧州3大リーグで優勝した史上初めての監督となった。(ゲキサカ)

・奇跡の回復ムアンバに大歓声    5月3日(木)配信

サッカーのイングランド・プレミアリーグ、ボルトン所属で、3月の試合中に心臓発作で倒れながら奇跡的な回復を果たしたMFファブリス・ムアンバが2日、当地で行われたトットナム戦の試合前にピッチに姿を見せ、ファンの大歓声を浴びた。
ムアンバはジーンズ姿で登場。「ここは特別な場所。戻ってこられてハッピーだ」と話した。歓声に手を振って応え、感極まって目頭を押さえるシーンも。トットナムは、ムアンバが倒れたイングランド協会(FA)カップ準々決勝の対戦相手で、相手ファンからも温かい拍手を受けた。 (時事ドットコム)

・セリエA監督が選手殴り解任           5月3日(木)13時44分配信

フィオレンティーナは3日、デリオ・ロッシ監督を解任したとクラブの公式HPで発表した。
デリオ・ロッシ監督は2日に行われたセリエA第36節のノヴァーラ戦で、33分に交代したMFアデム・リャイッチとベンチ前で口論。交代させられたことに不満を持ったリャイッチが拍手し、親指を立てる挑発行為をしてきたことに激怒し、ベンチに下がった同選手に殴りかかった。

フィオレンティーナのアンドレア・デッラ・ヴァッレ名誉会長は試合後、「リャイッチが交代した直後の映像を見たよ。デリオ・ロッシの苛烈な行動から、彼を解任することに決めた。」とコメント。

 デリオ・ロッシ監督は、昨年11月に成績不振でシニシャ・ミハイロヴィチ前監督が解任されたことを受け、監督に就任。クラブ再建を託されたが、第36節終了時点でも降格圏と勝ち点6差の15位と低迷したままだった。(SOCCER KING)

・伊紙、長友の守備面に苦言     5月3日(木)14時07分配信

インテルDF長友佑都は2日、セリエA第36節パルマ戦で先発出場し、ハーフタイムでMFマルコ・ファラオーニと交代した。イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』は、負傷で交代した長友に、「5.5」点を与えている。

長友は42分、パルマDFジョナタンと交錯し、顔面を激しく打った。一旦はピッチに戻り、すぐにパルマのカウンターを阻む守備を見せた長友だったが、ハーフタイムに交代を余儀なくされた。

インテルの広報によると、長友は問題ないものの、慎重を期すために病院に向かったとのこと。アンドレア・ストラマッチョーニ監督は「頭がぼーっとしていたため、大事をとって」交代させたと説明している。

長友がいなくなったインテルは、後半に3失点を喫して敗北。残り2試合で3位のナポリ、ウディネーゼに勝ち点3差と、チャンピオンズリーグ出場が厳しくなった。

『ガゼッタ』は前半のみのプレーとなった長友について、「ジョナタンに苦しめられた」と評価。「ディフェンスのレッスンをなかなか暗記できない夜の一つとなった」と、守備面が十分ではなかったとの見解を示している。

なお、インテルのプレーヤーで合格点の「6」点以上だったのは、ヴェスレイ・スナイデルとMFデヤン・スタンコビッチのみ。同点ゴールを許すきっかけとなったDFルシオは、「4」点と酷評されている。(goal.com)

この記事は、見出しだけ見るとネガディブな印象を受けるが、よく読んで見るとそうではない。負け試合でもあり守備の出来が決して良くないが「苦言」というほどではない。そのへんの見出しの判断にも「苦言」を呈しておきたい。

・香川、去就決断は12日以降     5月4日(金)配信

サッカーのドイツ1部リーグで2連覇を果たしたドルトムントの日本代表MF香川真司が、4日付のドイツ大衆紙ビルトとのインタビューで、注目されている去就について「決断は早くても(12日の)ドイツ・カップ決勝の後になる」と明らかにした。

 「サポーターは移籍を危ぶんでいる。まだ決断を変える余地はあるか」と問われた香川は「ここ数週間、ファンや同僚からその話を聞いてぐっときている。決断はまだ下していない。代理人とじっくり考えて決める」と話した。(共同通信)

・本田は今夏も移籍せず?     5月4日(金)11時26分配信

日本代表MF本田圭佑の所属するCSKAモスクワの首脳陣が本田の移籍を否定しているとロシアメディアが伝えた。

CSKAのレオニード・スルツキ監督が2日の記者会見で「(本田の移籍に関して)何も聞いていない」とコメント。

ゼネラルマネジャーを務めるロマン・ババエフ氏は「売りに出してはいないし、来シーズンも我々の計画に入っている。多くのクラブが興味を持つのは正常なことだが、どことも交渉する気はない」と否定している。

本田は今年1月にラツィオへの移籍が間近に迫ったが、移籍金の面で折り合いがつかず、破談となっていた。今夏も移籍市場を賑わせる可能性が高いと見られていたが、クラブ側に放出の意向はないようだ。(SOCCER KING)

・長谷部、最終節もメンバー外      5月5日(土)12時44分配信

ボルフスブルクのフェリックス・マガト監督は、5日に行われるブンデスリーガ最終節・第34節のシュツットガルト戦に臨む19人を発表した。MF長谷部誠は2戦連続のメンバー外となってしまった。(ゲキサカ)

・ベンゲル監督 FW放出を示唆      5月5日(土)配信

・ドルト、最多勝ち点記録更新       5月6日(日)0時24分配信

ブンデスリーガ最終節が5日に行われ、日本代表MF香川真司が所属するドルトムントはホームでフライブルクと対戦し4-0で大勝。リーグ戦6連勝としクラブの連続無敗記録を28試合に更新するとともに、勝ち点を81に伸ばし、1971-72シーズンと1972-73シーズンにバイエルンが記録していたブンデスリーガ史上最多勝ち点の79を更新した。(SOCCER KING)

・メッシ4ゴールでリーグ50得点      5月6日(日)10時20分配信

リーガ・エスパニョーラ第37節が5日に行われ、バルセロナはホームでエスパニョールと対戦し、4-0で勝利を収めた。

 今シーズン限りでクラブを離れるジョゼップ・グアルディオラ監督にとってのホーム最終戦となった“バルセロナ・ダービー”。そんな試合を盛大に祝ったのは、リオネル・メッシだった。

 12分、FKを直接決めて先制すると、64分にはPKを沈める。74分には、ロングボールに抜け出してゴールに流し込み、2試合連続となる今シーズン8度目のハットトリックを達成。さらに79分には、またしてもPKを決めて今シーズン2度目となる1試合4ゴールをマークした。

 これでリーグ戦得点数を50の大台に乗せたメッシ。リーガ得点記録を更新するとともに、1976-77シーズンにディナモ・ブカレスト(ルーマニア)のドゥドゥ・ゲオルゲスクが記録したリーグ戦47ゴールを上回り、欧州リーグのシーズン最多得点記録を塗り替えている。(SOCCER KING)

・GK川島移籍へ 愛された2年間     5月6日(日)配信

日本代表GK川島永嗣が所属するリールスは5日、ホームでルーベンと対戦し、1-2で逆転負けを喫した。この結果、リールスは7~14位によるプレーオフでの敗退が決定し、今季の日程をすべて終了した。

 この試合のキックオフ前、リールスの川島はファンが選ぶクラブ年間最優秀選手に選ばれた。川島の受賞は昨季に引き続き2度目だ。

 昨季は川島にとってベルギーでのルーキーイヤーだった。そのため、シーズン開幕当初はリールスの1部昇格に貢献したクヨビッチの方が上と見るサポーターも多くいた。しかし、徐々にサポーターたちは川島のことを「これはいいキーパーだ」と気付き始めた。リールスがレギュラーシーズンの30試合で喫した失点は実に58。1試合に6点、7点を失う試合もあったが、それでもサポーターは「ゴールキーパーが川島でなかったら、うちのチームはもっと失点していたはずだ」と川島を責めなかった。

 今季の受賞は、昨季とはちょっと味わいが違う。リールスはすっかり安定した戦いができるようなチームになり、川島がシュートを浴びる本数も減ってしまった。例えば、ルーベン戦は、とても5月とは思えぬ寒さの中での試合だったが、川島は体を冷やさないため頻繁にアップのような動きを繰り返していた。それだけ、今のリールスは相手陣内で試合を進める時間が増えているのである。こうして今季のリールスの失点は36(昨季比マイナス22)と劇的に数を減らした。

「この2年目のシーズン、1年目と違いを作れたということはサポーターが常に後押しをしてくれたからだと思う。それが自分自身の自信にかなりつながった。もちろん選んでもらえたのはうれしいですけど、1年通じて支えてくれたサポーターのみんなに自分から感謝の気持ちを言いたいと思います」

 キックオフ前、試合中、そして試合後。リールスのサポーターたちは必ず川島に向けて名前を連呼する。今や欧州には数多くの日本人選手がいるが、これだけ名前を叫ばれる選手も香川真司(ドルトムント)など、ごくわずかだろう。

「もうベルギーでやることはやった。」

ルーベン戦。1-2のビハインドのまま迎えたロスタイム、リールスは最後のコーナーキックを得た。そこで川島が相手ペナルティーエリアに向かって走り出した。「カーワーシマッ! カ・ワ・シ・マッ!」とチャントを歌って沸くスタンド。しかし、川島がたどり着く前にキッカーがボールを蹴ってしまい、場内は落胆のため息。ヤンセンス監督もベンチの前で悔しがっていた。誰もが川島の攻撃参加を見たかったのだ。

「負けるなら3-1も2-1も変わらないんで、行こうかなと思ったら始まっちゃったんで」と苦笑する川島。「でも試合が終わった後、(キッカーが)謝りに来てました(笑)」

 こうして川島のベルギーでの2シーズンが終わった。2年間、彼の試合を見て来て一番印象に残るのは、昨季スタンダール相手に0-7と敗れながら、相手チームの監督から「今日のマン・オブ・ザ・マッチは川島だ」という言葉が出てきたこと。そして、今季はそのスタンダールとの因縁のアウエーゲームで4-2と勝ちリベンジを果たし、カップ戦でベスト4に進出したことだ。

 もうベルギーでやることはやった。今季でリールスとの契約が切れる川島だが、今後交渉の席に着くことはないという。

「来年のことはまだわからないけれど、僕の中ではひとつの区切りだと思っている。最初は、気持ち的にもいろんな面で難しい部分がありましたけど、実際に2年目を振り返ってみてもいい経験ができた年だったと思う。やっぱり1年目の経験というのをうまく自分の中で消化して、(今季は)いいシーズンを送れたと思う。

 ただ、やっぱり自分の中で考えたら、また上のレベルでどういうことができるかということだと思う。まだ(ワールドカップ)最終予選もあるし、自分の将来に向けても、そこで気持ちを切り替えてやっていけたらなと思います」(スポーツナビ・コラム中田徹)

・インテル、4-2でミラン破る     5月7日(月)5時50分配信

セリエAは6日、第37節を各地で行った。日本代表DF長友佑都の所属するインテルはミランとのミラノ・ダービーを行った。試合は壮絶な打ち合いとなったが、4-2でインテルが制した。これでインテルは最終節まで5位以内までに与えられる来季の欧州カップ戦出場の可能性を残した。ミランは惨敗で勝ち点を伸ばすことが出来ず、ユベントスが勝利したため、連覇の可能性は潰えた。前節パルマ戦で顔面を負傷し、途中交代した長友は、先発フル出場を果たしている。(ゲキサカ)

・ユベントス9季ぶり28度目優勝     5月7日(月)7時15分配信

セリエA、首位のユベントスはアウェーでカリアリと対戦した。今節で優勝を決めるためにはユベントスは勝ってミランの結果を待つことになる。ユベントスは前半6分にMFミルコ・ブチニッチが先制点を決めて試合を優位に進めると、後半29分にオウンゴールで追加点を挙げ、2-0で勝利。同時刻に行われたミラノダービーでミランが2-4で敗れたため、ユベントスの2002-03シーズン以来、9季ぶり28度目の優勝を決めた。また今季の無敗記録も37に伸ばしている(22勝15分け)。(ゲキサカ)

・デル・ピエロ 今回のVは格別      5月7日(月)14時30分配信

9シーズンぶりとなるイタリア最多28回目のリーグ優勝を決めたユベントス。
試合後、ユヴェントスのFWアレッサンドロ・デル・ピエロが以下のように喜びのコメントを語った。クラブ公式HPが伝えている。

「優勝を祝福している。僕らはまさに優勝にふさわしい。今夜起きたことは、困難だった数年間のお返しさ。特に(不正が発覚しセリエBに降格した)2006年のことを考えてしまう。あの1年のことはすべて覚えているんだ。だからこそ、今日の優勝は格別なんだ。素晴らしいストーリーだし、自分がその一部になれてハッピーだよ」(SOCCER KING)

【関連】5月7日(月)14時22分配信

2005年、06年にリーグ連覇を果たしたユーヴェだったが、その後八百長に関わったとしてタイトルを剥奪され、セリエB降格処分を受けた。1年でセリエAに復帰したものの、その後はタイトルから遠ざかり、ここ2年はイタリアきっての名門が7位に甘んじていた。

しかし、アントニオ・コンテ監督のもとで復権を目指した今季は躍進。前評判こそ高くなかったが、今季ユーヴェに加入して輝きを取り戻したMFアンドレア・ピルロをはじめ、選手たちが生き生きとプレーして勝ち星を重ねると、今季1試合を残した時点で22勝15分けと未だ無敗。

今季限りでの退団が濃厚となっている37歳のデルピエーロも、ブッフォンと同じくセリエBでの戦いを経験した一人。クラブの象徴としてサポーターから圧倒的な支持を集める同選手だが、今季はベンチを温める日々が続いた。それでも、不満一つ漏らさずチームを陰ながら支えた同選手は、インテル戦やラツィオ戦でゴールを挙げてチームを勝利に導くなど、ピッチ内外での貢献を見せた。これにはDFジョルジョ・キエッリーニも「アレックス(デルピエーロの愛称)は偉大な英雄だし、これからもそうあり続けるだろうね」と称賛の声を送っている。(ISM)

・ドルト 観客喜び被害2千万円     5月7日(月)配信

・ミラン・イブラヒモビッチ、今季無冠にムッ      5月8日(火)18時1分配信

サッカーのイタリア1部(セリエA)で今季あと1試合を残して、2位が確定しているACミランのFWイブラヒモビッチが、シーズン無冠で終わったことに不満をあらわにしたと、8日のイタリア紙ガゼッタ・デロ・スポルトなどが報じた。

イブラヒモビッチはスクデットが獲得できず、欧州チャンピオンズ・リーグも準々決勝で敗退、イタリア杯も制覇できなかったことについて「今シーズンにはがっかりしている。タイトルなしだなんて。絶望的だ」と、いらだちを隠せない様子だった。

 自身はここまでクラブ最多の公式戦35得点(セリエA28得点)を挙げ、リーグ得点王になることがほぼ間違いない。しかし、インテル・ミラノやミランで何度もスクデットを経験している“必殺優勝請負人”にとって、今季は我慢ならなかったようだ。(デイリースポーツ)

・長友、年俸2倍で契約延長か     5月9日(水)12時32分配信

インテルに所属する日本代表DFの長友佑都が、クラブと契約延長する見込みとなった。イタリアメディア『Tuttomercato.web』が報じている。

インテルと長友は契約更新への準備を進めている段階。インテルは長友の年俸を現在の70万ユーロ(約7200万円)から、2倍となる140万ユーロ(約1億4400万円)に引き上げて、契約延長を提示する意向だ。年俸アップとともに、契約年数も2017年まで延長されるだろうと伝えている。

長友は昨年1月にチェゼーナからインテルにレンタル移籍。シーズン終了後に完全移籍を勝ち取り、5年契約を結んでいた。今シーズン、長友は最終節を残して34試合に出場し、2得点を記録。一時はベンチを温めていたが、29試合に先発出場と、ほとんどの時期でレギュラーとして活躍した。シーズン終盤に再びコンディションを上げ、直近のリーグ戦では4試合連続で先発出場。信頼を取り戻し、活躍が評価されて新たな契約を勝ち取りそうだ。(SOCCER KING)

・乾 ニュルンベルク移籍有力に    5月10日(木)配信

・ドレンテ メッシの発言を非難     5月10日(木)1時18分配信

プレミアリーグ・エヴァートンに所属するMFロイストン・ドレンテが、バルセロナFWリオネル・メッシを非難した。レアル・マドリーでプレーをしていたドレンテは、メッシと対戦するたびに問題を抱えていた。オランダ誌『Helden』で、ドレンテのインタビューが紹介されている。

「僕たちは何度も対戦した。何が僕にとって大変だったか分かる? 彼はいつも僕のことを『ネグロ、ネグロ』って呼んでいたことだよ」

ネグロはラテン語で黒を指す単語で、黒人に対する蔑称として知られている。オランダ人のドレンテは、南米ではもっと柔らかい意味で用いられていると理解しているものの、受け入れることはできないようだ。

「南米だと、すごく一般的な言葉みたいだね。でも、僕たちにとっては耐えられないものだ。」(Goal.com)

・香川獲得へマンU正式オファー     5月11日(金)7時51分配信

イングランドプレミアリーグ・マンチェスター・ユナイテッドが、日本代表MF香川真司(23)の獲得に向けて、所属するブンデスリーガ・ドルトムントに正式オファーを出していることが10日、分かった。提示額は移籍金700万ポンド(約9億円)。移籍金の上積みを希望するドルトムントとマンUがクラブ間合意できれば、正式に「マンU・香川」が誕生する。

 香川のビッグクラブ移籍が、また一歩、前進した。クラブ関係者が「ユナイテッド(マンU)はすでにオファーを提示している」と明言。すでに両軍が本格交渉を開始していることが分かった。

 すでに独紙でもオファーが報じられていたが、クラブ側が認めたのは初めて。ドルトムントのバツケ社長も9日、「どれほど金を積んでも、香川以外の選手は売らない。2014年以降まで契約のある選手について、他のクラブはオファーを出しても無駄だ」と話し、香川については今夏の移籍を容認することを改めて認めた。

 同じく獲得に興味を示すチェルシー、リバプール(ともにイングランド)、ACミラン(イタリア)などとのリードをマンUがさらに広げた形だ。マンUの提示額は移籍金700万ポンド(約9億円)前後とみられる。

 ただ、ドルトムント側は最低額でも800万ポンド(約10億3000万円)を要求しているという。マンUは香川に年俸約6億円の3年契約を準備するが香川側は自身の条件面へのこだわりはなく、移籍金額の差を埋めクラブ間合意できれば、晴れて「マンU・香川」が現実になる。

新たな挑戦か、それとも残留しての欧州チャンピオンズリーグ挑戦か。どちらがステップアップへの最善策になるかを、香川は最後まで慎重に検討しているという。12日の今季最終戦、ドイツ杯決勝のバイエルン・ミュンヘン戦(ベルリン)後にも来季の去就を明かす見込み。その決断に世界が注目する。(サンケイスポーツ)

【関連】香川獲得 アーセナルも関心か   5月11日(金)17時52分配信

英大衆紙サン(電子版)など複数の英メディアは11日、サッカーのイングランド・プレミアリーグ、アーセナルが、ドイツ1部リーグ、ドルトムントの日本代表MF香川真司の獲得に関心を示していると報じた。(時事ドットコム)

・DFネスタがミラン退団を発表    5月11日(金)13時38分配信

ミランの元イタリア代表DFのアレッサンドロ・ネスタが会見を行い、今シーズン限りでミランを離れることを発表した。イタリア紙『ガゼッタ・デッロ・ スポルト』が伝えている。

ネスタは、「僕がフルタイムで出場するには、今は試合が多すぎる。ベンチで出番を待ち、自分が重要だと感じられないなら、家にいたほうがいい。クラブへの敬意は別にして、新しい何かにトライしたいんだ。2月に決心して、すぐにクラブと相談した。今が最適なときなんだ」と述べ、クラブを退団する意向を明かした。

続けて、「ミラネッロで働く全員に感謝したい。アンブロジーニやガットゥーゾ、セードルフ、マルディーニ、コスタクルタ、そしてピルロ)、仲間たちのことは忘れられないだろう。ローマ人の僕がミランに来て、故郷よりも居心地が良かった」とミランへの愛着を語った。

移籍先については、「アメリカ?行くのは悪くない。そこでプレーできればハッピーだよ」と答え、アメリカ以外の選択肢は考えていないことも付け加えている。

今年3月に36歳を迎えたネスタは2002年からミランでプレー。リーグ戦を始め、コッパ・イタリア、チャンピオンズリーグ優勝やクラブ・ワールドカップ優勝など、多くのタイトル獲得に貢献した。(SOCCER KING)

【関連】MFガットゥーゾらも退団へ    5月12日(土)0時50分配信

ミランを支えてきたベテランの退団が続々決まっている。11日には、MFジェンナーロ・ガットゥーゾとFWフィリッポ・インザーギの退団が決定的となったと、イタリア『スカイ』など複数メディアが伝えた。

ミランは10日、DFアレッサンドロ・ネスタが記者会見で退団を表明したばかり。その翌日、ガットゥーゾとインザーギとの別れも確実となった。(Goal.com)

・バイエルン・リベリーが宇佐美にエール     5月11日(金)16時29分配信

バイエルンに所属するフランス代表FWのフランク・リベリーが、バイエルンからの移籍が濃厚となっているMF宇佐美貴史について、「もっと出場機会を増やすべきだ」との見解を示した。「ワールドサッカーキング(No.214)」のインタビューで語っている。

リベリーは、「間違いなく才能に恵まれた選手だ」と宇佐美の実力を認めたものの、「バイエルンで出場するには経験がなさすぎた。このチームでポジションを奪うには才能だけでは難しい」と経験の欠如を指摘。

また、「選手は試合に出ないと成長できない」として、「ウサミは移籍して、もっと出場機会を増やすべきだ」とアドバイスを送っている。

宇佐美には、ニュルンベルクやホッフェンハイム、デュイスブルクといったドイツ国内のクラブへの移籍が噂されている。(SOCCER KING)

・ロナウジーニョ五輪出場消滅            5月12日(土)12時44分配信

サッカーのブラジル代表で32歳のロナウジーニョが、11日発表されたロンドン五輪の代表候補メンバー23人から落選し、オーバーエージ(OA)枠での五輪出場の可能性が事実上なくなった。

メネーゼス監督はOA枠の候補としてDFダニエウ・アウベス(バルセロナ)DFマルセロ(レアル・マドリード)DFダビド・ルイス(チェルシー)DFチアゴ・シウバ(ACミラン)、GKジェフェルソン(ボタフォゴ)、FWフッキ(ポルト)の6人を選んだ。(スポニチアネックス)


前回のブログ「チェルシーが勝った。バイエルンが負けた」の続き

2012年05月24日 15時11分30秒 | インポート

さっそく、この試合の余韻を楽しめるコラムに出会った。

最新の週刊「サッカーマガジン」2012.6.5号、北條編集長氏による巻頭コラムである。「サカマガイズム」というネーミングになっている。

「伝達者チェルシーにみるフットボールの不思議」というテーマで、あの決勝を取り上げている。

というより、なぜチェルシーが勝ったか、いやフットボールの神様もしくは天がチェルシーに託してメッセージを発せられたのだ、という。

しかも、専門誌の編集長という専門家らしく、神様もしくは天がきまぐれにチェルシーを勝たせたのではなく、ここ数年の歴史の必然としてチェルシーの勝利が用意されていたと、その筋書きを説明してくれている。

まず、ここ1~2年、世界のフットボールはバルサの破格の強さのもとで、バルサが絶対と勘違いしてしまうほどの状況に置かれた。しかし、そのバルサ神話の始まりは3年前のチャンピオンズリーグ。準決勝の1Lg、不運に泣いたチェルシーの敗退からではなかったか、と見る。その試合がいかにチェルシーにとって不運であり、逆にバルセロナにとって幸運であったか、就任1年目の監督グアルディオラにして「幸運を手にしたのは確か」との本音を匂わせたのだから。

その試合がどのような試合だったかは、北條編集長がかいつまんで振り返ってくれているので、ぜひお読みいただきたい。

そして北條編集長は続ける。「天の配剤ー。」、今大会のチェルシーを、そう思わずにはいられない、と。

今大会の準決勝、チェルシーvsバルセロナ。1Lgでたった一度の決定機をものにしたドログバがバルサを葬った筋書き、その背後に「見えざる力」の存在を北條編集長は見ていたようだ。

ちょうど1ケ月前となる、あの頃を振り返ってみよう。少なくとも私は、2Lgの結果、バルサの敗退が決まっても、「あぁ、今年はレアルの年だなぁ、リーガをほぼ手中に収めたモウリーニョが二冠かぁ、これはモウリーニョ礼讃がすごいことになるぞぉ」ぐらいの受けとめだった。そして翌日、まさかのレアル敗退を知っても、なお、「ありぁ~、バイエルンvsチェルシーをバイエルンのホームでやるということは・・・・。どう考えてもチェルシーに分があるような観測は成り立たないなぁ」という感じだった。

しかし、北條編集長は、次なるフットボールの歴史に着目する。それは、1999年のマンU、2005年のリバプール、ともにチャンピオンズリーグ決勝に進んだイングランド勢は「劣勢と目されるときほど、不思議な力を発揮する。何度倒されても立ちあがる、不屈のボクサーのごとき魂がイングランドのフットボールに脈打つからか。」と分析し、2012年のチェルシーを、そのイングランドフットボールの伝達者と見たのだ。

さらにチェルシーが「伝達者にふさわしい者だからこそ、天の恵みがあるのかも知れない。過去から現在に至るフットボールの不思議を貫く一本の線が、何となくそう見えるのだ。なぜかは、わかりませんが」と結んでいる。

非常に説得力に満ちた分析だと思う。ここまでくると、それは一つの「フットボール史観」と言ってもいいと思う。

つくづく思うのは、やはりフットボールは叙事詩だということ。一つの驚くような結果を見て「これがフットボールだ。なぜかは分からないけれど、こういうことが起こるのだ」と済ませているが、実は壮大な歴史の中でつながるように出来ているのだ。

決勝でも試合を決めたのはドログバだった。3年前のバルサ戦のジャッジに怒りが収まらず退場処分に追い込まれた彼、神は彼こそを伝道者として遣わして、彼に導かれてチェルシーはビッグイヤーに辿り着いた。

ドログバは伝道者?、いや彼は「呪術師」といえるのではないだろうか。彼自身が高い霊力をもって勝利を手繰り寄せる能力をもったシャーマンだと思う。

そのシャーマン、来季からはアジアチャンピオンズリーグに参戦するかも。ドログバとアネルカのツートップ? ウヘェー。Jリーグから参戦するチームのDFは大変だ。

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