映画日記(ためし)

映画の印象を、悪い、ふつう、よい、の三段階で表現したいと思います。
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『カポーティ』

2006年10月17日 | Weblog
よい

ベネット・ミラー 監督
フィリップ・シーモア・ホフマン、キャサリン・キーナー、クリフトン・コリンズ・Jr、クリス・クーパー 出演

トルーマン・カポーティが『冷血』を完成させるまでのインサイドストーリー。

人間と、人間の距離感を考えさせられる。
ホモ・セクシャルで変な声の奇妙な作家の疎外感と、その作家と育った環境が似ている殺人犯への感情移入がスリリングに描かれる。
しかもお互いに、作家は本を書くため、殺人犯は死刑を逃れるためという、本来の目的が見え隠れしてくる。
フィリップ・シーモア・ホフマンの演技はさんざん褒められているが、ネル役のキャサリン・キーナーだけが冷静にしているのもよい。


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