映画日記(ためし)

映画の印象を、悪い、ふつう、よい、の三段階で表現したいと思います。
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『ゴッドファーザー』

2009年07月15日 | Weblog
よい

フランシス・フォード・コッポラ 監督
マーロン・ブランド、アル・パチーノ、ジェームズ・カーン、ジョン・カザール、ダイアン・キートン、ロバート・デュヴァル、リチャード・カステラーノ、タリア・シャイア、スターリング・ヘイドン、ジョン・マーリー、リチャード・コンテ、アル・レッティエリ、アレックス・ロッコ、シモネッタ・ステファネッリ 出演

夏の陽射しが眩しいコルレオーネの屋敷。そこで行われている彼の娘コニーの結婚式からこの物語の幕は上がる。華やかな音楽も届かない書斎では、ブラインドが降ろされ、その中でドン・ビトー・コルレオーネが友人たちの頼みごとを聞いていた。彼は相手が貧しく微力であっても助けを求めてくれば、親身になってどんな問題でも解決してやっていた。彼への報酬と言えば、ささやかな友情の証と、“ドン”あるいは“ゴッドファーザー”という尊称だけ。そしていつなりとも彼の呼び出しに応じ、恩を返せばよかった。

ストーリーはオールシネマより
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=7931



デジタル・リマスター版が出ているということを最近知って(笑)、観てみた。

重厚な家族の物語、マフィア版。
これを観ると、新潟県民とはどんなに忙しくても面会したという田中角栄を連想してしまう。ふたりともドンだし……(笑)。

冒頭の結婚式のにぎやかさと、それと同時に行われるイタリア系移民たちの静かな部屋で訴える話の血なまぐささ、マイケル(アル・パチーノ)が報復を決意したあとの実際に撃ったときにはどうすべきかの指導のリアルさ、フレド(ジョン・カザール)のなさけなさ(笑)など、見どころがたくさんある。

マイケルが逃亡したイタリアのコルレオーネ村のところはないほうが引き締まったかもしれない(全部で175分)。

淀川長治さんの話によると、同時期に本作と『チャイナタウン』が公開されて、批評家の下馬評では『チャイナタウン』のほうが好評であったらしい。しかしフタをあけると、圧倒的に本作のほうが興行成績がよかったそうだ。『チャイナタウン』も名作だけどね。


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