映画日記(ためし)

映画の印象を、悪い、ふつう、よい、の三段階で表現したいと思います。
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『アナーキー』

2015年11月14日 | Weblog
ふつう

マイケル・アルメレイダ 監督・脚本
イーサン・ホーク、エド・ハリス、ミラ・ジョヴォヴィッチ、ジョン・レグイザモ、ダコタ・ジョンソン、ペン・バッジリー、アントン・イェルチン 出演

バイク・ギャング軍団を率いる麻薬王シンベリンは、娘のイノジェンが幼なじみのポステュマスと結婚してしまったことに腹を立てる。溺愛する後妻クイーンの息子クロートンと結婚させたいシンベリンは、ポステュマスを追放してしまう。やがて放浪するポステュマスが出会ったのが謎めいた男ヤーキモー。彼は、ポステュマスにある賭けを持ちかける。それは、ヤーキモーがイノジェンを誘惑し、彼女のポステュマスへの愛が本物か確かめるというものだったが……。
ストーリーはallcinemaより
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=352383





ストーリーの流れはそのままに、時代や設定を置き換えることを「翻案」という。藤山寛美さんは『ゴッドファーザー』を大阪の漬物屋の話に翻案できると言っていたらしいと、小林信彦さんの本で読んだことがある。

本作はシェイクスピアの『シンベリン』の翻案なのだが、セリフが意図的に古臭いところがある。そして、それがちっともよくない。おもしろみがわからない。

ポステュマスが主人公かと思ったのだが、原題は『シンベリン』である。予算と使いやすさの関係でポステュマスが主人公のように見えたのかもしれない(笑)。

説得力のない展開は、翻案の作業の中途で改善されるべきものではないのか?

イーサン・ホーク、エド・ハリス、ミラ・ジョヴォヴィッチは観る価値がある(特に男ふたり)。彼らがいなければ……。

箱(笑)!!!  無理だって。


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