映画日記(ためし)

映画の印象を、悪い、ふつう、よい、の三段階で表現したいと思います。
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『NOT LONG, AT NIGHT 夜はながくない』

2012年11月17日 | Weblog
ふつう

遠山昇司 監督・脚本・プロデュース
玉井夕海、和田周、米村亮太朗、島ゆいか、古家優里、加藤笑平、宮部修平、瀬畑奈津子 出演

女はある日、34年間貯めつづけてきたものを捨てた。それは、「靴」「お金」「招待状」「口紅」「お別れの挨拶」、そして「夜」。女は車を盗んで旅に出る。盗んだ車に残されたメッセージとともに。「海から来たのか 海に向かうのか」 都市から海へと向かうピアニッシモな逃避行と世界の目覚めを描くロードムービー。カラフルな夜が訪れるとき、ひとつの朝が始まりを迎える。
ストーリーは第25回東京国際映画祭の該当ページより
http://2012.tiff-jp.net/ja/lineup/works.php?id=135



映画館で観た。

このブログで紹介する映画は雰囲気を伝えるためにできるだけ合法的に入手したスチール写真を載せるようにしているが(確認できない場合もある)、本作に関しては掲載写真を流用していいものかどうかわからなかった。よって公式ホームページのURLを載せておく。

http://not-long-at-night.com/



熊本を舞台にしたロード・ムービー。

しかし、ちょっとわかりにくい。旦那さんに自殺されたというのははっきりわかるが、ネットの情報だとそれが結婚式直前だったというものもある。

トンネルのシーンで意図的にフィルムを逆回転させているように観えるのだが、それが「死」から遠ざかることを意味しているのか、それとも別のなにかを意味しているのかわからない。

全体的に死の香りが強いのだが、後半すこしだけ明るくなる。特にエンディングはよかった。