映画日記(ためし)

映画の印象を、悪い、ふつう、よい、の三段階で表現したいと思います。
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『81/2』

2007年05月29日 | Weblog
81/2 - goo 映画
よい

フェデリコ・フェリーニ 監督
マルチェロ・マストロヤンニ、アヌーク・エーメ、クラウディア・カルディナーレ、サンドラ・ミーロ、バーバラ・スティール 出演

映画監督が味わう幻想世界。

まず、タイトルは「はっかにぶんのいち」と読む。むかし帯分数は「はちとにぶんのいち」ではなく、「か」を使っていたのだ。
ビデオのタイトルは『フェリーニの81/2』となっていた。

ストーリーに興味がある人は、上記gooのリンクの、「81/2」解説とあらすじの詳細を参照してもらいたい。観てもわからなかったところまで詳しく書いてある(笑)。

しかし、ここで楽しむべきことは、フェリーニの分身であるグイド(マルチェロ・マストロヤンニ)のイメージ(妄想を含む)と記憶の交錯である。
冒頭、浮かんで落ちる人間、地中に埋まる人間、ハーレムが地獄になる展開、映画がどのようにして出来上がるのか、もしくは映画がどのようにして壊れていくのか(笑)。
男はバカでスケベでガキンチョだということもよくわかる。