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第1,142話 ユーモアは言えた方がよい?

2022年11月16日 | 研修

「社員がイキイキ働くようになる」仕組みと研修を提供する人材育成社です。

「ユーモアで周囲を和ませることによって、プラスの影響力を発揮したい」

これは、弊社が管理職研修を担当させていただく際に聞くことが多い言葉です。管理職研修では個々が目指すリーダー像について言語化していただくことがありますが、その際に出てくることが多いキーワードの一つに、ユーモアがあります。ユーモアをさりげなく言えるようになり、笑いによって周囲をリラックスさせたいとのことです。

ユーモア(humor)とは「湿ったもの、体液」という意味のラテン語から派生した言葉のようですが、「上品な洒落や、おかしみ」のことを言います。確かに、ユーモアがある人が周囲にいると場が和むということはあると思いますので、ユーモアはないよりもあった方がよいとは思います。一方で本来の意味のユーモアを言うのはそう簡単なことでもなく、またそれにこだわりすぎてはいけないようにも考えています。

今年の9月に、東洋経済新報社より「ユーモアは最強の武器である」という書籍が出ていますが、新聞の広告によると「ユーモアは結果を出す技術だ!」とのタイトルがつけられています。たちまち4版になっているとのことからも、ユーモアを身に着けたいと考えている人が相当数いるということが想像できますが、タイトルに「技術」と入っていることにも興味を惹かれました。

それでは、ユーモアはどのようにすれば身につき、さりげなく言えるようになるのでしょうか?知識や語彙の量は関係しているとは思いますが、それだけが全てではないでしょうし、人の話を一生懸命に聴けばよいというものでもないのではないとも考えています。

私は、ユーモアは運動神経などと同様に持って生まれたセンスによるところがあるのではないかと考えていて、努力や練習だけで身に着けるには少々難しい面があるようにも。同じユーモアを聞いても「クスッ」と和む人がいる一方で、全く響いていないような人がいたりします。笑いに対する反応は怒りなどのマイナス感情と比べて個々の感性、感じ方の振れ幅による部分が大きく、笑いの感じ方が似ている人だとより「受ける」のではないかと感じています。ユーモアによって人を笑わせたり和ませたりするためには、多くの人に理解してもらえた上で、かつ、ひねりも効いたものである必要があることから、そこを的確にとらえるのはやはりある程度のセンスがあったほうが良いように私は思います。

それにもかかわらず、とにかく笑わせて周囲を和ませようと無理してユーモアを連発した結果、逆効果になってしまうことも少なくないのではないでしょうか。

現に、私の周囲にダジャレを含めてユーモアを頻繁に言う人がいます。本人は場を盛り立てようとしていることはよくわかるのですが、その結果あまりおかしくないときでも、無理して笑わなければいけないように感じられてしまうときがあります。その結果そのユーモアが少々負担に感じられてしまうのです。そうすると、コミュケーションをとることそのものがやっかいに感じられてしまうようなときさえあるのです。

ユーモアを言う狙いには「良好なコミュニケーションを助ける」という意味合いが大きいと考えていますが、ユーモアだけにこだわりすぎて無理をした結果、コミュニケーションがおろそかになることを招くことにはならないように、どうか気を付けていただきたいと思うのです。

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