中小企業のための「社員が辞めない」会社作り

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第838話 研修アンケートだけに頼りすぎてしまうのはもったいない

2019年09月04日 | 研修

 「99人以下の中小企業の社員が辞めずにイキイキ働くようになる」を実現する人材育成社です。

「アンケートをとっているから大丈夫です。平均も出していますから」

弊社が担当させていただく研修において、研修の様子を熱心にご覧になる担当者がいらっしゃる一方、全くご覧にならない担当者も時々いらっしゃいます。こうした方は研修の冒頭の時間だけ会場にいて、その後すぐにその場を離れてしまうのです。

以前、こうした方にお会いしたときに、「研修をご覧にならないのは、お忙しいからですか?」とやんわりと聞いたことがあるのです。その際に担当者がおっしゃったのが冒頭の言葉だったのです。

また、お話を伺っている中で、研修の評価としてどうやら平均値だけで見ているらしいことも分かりました。

確かに、研修終了後の受講者の満足度を測る方法として、アンケートはとても有効なツールです。

しかし、(先日の朝日新聞にも記事が出ていましたが)平均値だけを追ってしまうと大切なところを見逃してしまうこともあるのです。

アンケートの結果は、当然受講者によって評価の高い低いがありますし、また、同じ人でも項目によって高い低いがあります。

さらには、受講人数が少ない研修であれば、たった一人が極端なプラスやマイナスの評価をしただけでも平均値に大きな影響が出てしまいますが、それが本当に研修全体の様子を反映していると言えるのかといった問題もあります。

ですから、アンケートの結果だけで判断しようとするのであれば、平均値のみでなく書かれている内容を詳しく見ることが必要です。

しかし、組織として研修を開催するからには、そもそもの目的や必要性があったはずです。たとえば、課長や係長などの階層に応じて求められる能力を学ばせたい、あるいは職務に必要な知識やスキルを身に付けさせたいなどで、それらは確かに研修直後のアンケートや、その後の効果測定などで成果をある程度は測ることはできます。

しかし、アンケートの結果だけでは受講者が前向きに研修を受講していたのか、どのような姿勢で受講していたのかを知るのは難しいです。また、講師が目的にかなう研修を提供できていたのかどうかを含め、研修の全体像がどうであったのかを判断するのも紙面だけでは伝わりません。

そのためには、やはり担当者にその目で見て確認していただくのが一番です。それにアンケートの結果をあわせて、はじめてきちんとした研修の全体像が見えてくるのではないでしょうか。

「百聞は一見に如かず」です。研修では仕事のときとは違った受講者の姿を発見できたり、いろいろな情報を収集できたりする場でもあるわけです。冒頭の例のようにそれを放棄されてしまうのは、非常にもったいないことです。

研修担当者には何とか時間を作っていただき、ちょっとでも研修に顔を出してみることをお勧めいたします。

お問い合わせ【株式会社人材育成社】 

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