周りの環境は心の状態によって変わる。 心が暗いと何を見ても楽しくない。 静かで落ち着いた環境にいれば、心も自然とおだやかになる。 空海
自然の花を愛する方と共に山歩きをすると、見えてくる景色の違いに驚きました。
日本各地には、花の名所が沢山あります。 よく探すと、自然が豊かに残された野山だけでなく、都市部の公園や社寺の庭園などでも、四季折々の山野草を楽しむことが出来ます。
その豊かな自然を彩り、美しい草花が咲き誇っていたものを、ご紹介致します。
山野草や高山植物は見る撮るだけで持ち帰りはNGです。 文化財保護法で指定されている植物の場合は、この法律および施行規則で罰せられます。 また、各種公園指定を受けている山地での採集は禁止されています。
🌼 キリンソウ (麒麟草)🌼 ベンケイソウ科
岩場や林縁に多い。
🌼 カワラナデシコ (河原撫子)🌼 ナデシコ科
日当たりの良い草地や河原に生える多年草で秋の七草のひとつ。
🌼 コウリンカ (光輪花)🌼 キク科
キク科では珍しいオレンジ色の花をつけ、その舌状花は垂れ下がり反り返る。 群れて咲くことはないが、鮮やかな花の色は草原の緑の中でも、しっかりとその存在を主張している。
🌼 ニガナ (苦菜)🌼 キク科
茎や葉を切ると苦味のある乳液を出すので「苦菜」の名がある。 頭花は5個の舌状花の集まり。
🌼 ツノハシバミの実 (角榛)🌼 カバノキ科
雌雄同株の落葉低木。 果実は10月頃熟し食用とされるが、油分が多く炒って食べると美味しいようです。
🌼 ウスユキソウ (薄雪草)🌼 キク科
全体に灰白色の毛があって薄雪をかぶったようなので、この名がある。 茎の先にはあまり目立たない小さな花を多数つける。
🌼 シモツケソウ (下野草)🌼 バラ科
淡紅色の小さな花や球状のつぼみを密集して付け、夏の草原を華やかに染める。 葉の形がモミジの様に手のひら状に深く切れ込む。
🌼 イケマ (生馬)🌼 ガガイモ科
多年生つる草。根茎は太く横にはう。茎や葉を傷つけると白い液が出る。
🌼 ウツボグサ (靭草)🌼 シソ科
日当たりの良い道端や草地に生える多年草。 茎の先のずんぐりとした花穂に紫色の花を密に付ける。
🌼 ノコギリソウ (鋸草)🌼 キク科
葉の縁が、ノコギリの歯のようになっており、茎頂にやや密集した散房花序をつける。
🌼 キオン (黄苑)🌼 キク科
茎の上部は枝分かれし、黄色い花を多数つける。鹿も食べない有毒植物。
植生の垂直分布は主に温度による相観の違いが表れるようです。 下方から上方に丘陵帯、低山帯、山地帯、亜高山帯、高山帯のように植生帯の区分があります。上記の花は標高 1700m前後の「山地帯」で見ることが出来ました。
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