フカフカの布団で休み、朝はカッコウ鳴き声で目覚めた。 外は明るい陽光が降り注ぎ、新緑がより一層輝きを増していた。 もうこれだけで気分はハイである。 朝食は6時からであるが、その前に外に出て、思いっきり深呼吸。 昨日の重い雲は去り、真っ白な雲に変わっていた。
尾瀬は昭和9年12月4日に日光国立公園の尾瀬地域として国立公園に指定されましたが、その後74年の時を経た平成19年8月30日に、日光国立公園から分離独立し、新しく『尾瀬国立公園』となりました。
高層湿原が周辺の山々と織りなされて形成される山岳景観、そして沢山の花々が彩りを添え、来るものを飽きさせない素晴らしい所です。 一度は歩いてみたいですね。
6時30分、小屋前に集合。 準備運動を済ませ6時40分平滑ノ滝に向かった。 三条ノ滝までは下りであり、木道や岩の滑りに注意しながら慎重に進んだ。
平滑ノ滝着7時。 洗濯板を斜めにした様な幅広いスケールの大きい滝、長さ500m、幅50mの一枚岩を滑るように流れる珍しい滝です。
ここから三条ノ滝までは更に下る。7時50分到着。 尾瀬の水を一心に集め、ドウドウと落とし込む壮大なスケール。 その大きさは、落差73m、幅30mの大瀑布です。
以前は樹林帯の中から覗き見る感じであったが、今はテラス型の滝見台が作られており、正面から見学できた。 梅雨時であり水量が多く迫力ある滝を見ることができた。8時発。
御池分岐通過8時10分。 今回はここから尾根に上がり、尾根上の御池・尾瀬ヶ原分岐を8時45分通過。
段吉街道経由で温泉小屋に戻った。 尾根に出てからは小屋まで下り道。小鳥の声が耳に心地よい。
温泉小屋着9時55分。15分の休憩後、出発。
昨日と打って変わった好天に、皆さん歓声。 高山植物が色鮮やかに見え、花好きの方々は大喜びであった。日陰のない木道を黙々と歩く尾瀬の名物「ボッカさん」を見ることもできた。
東電尾瀬橋通過10時35分。段々暑さが増してきた。 ミズバショウも、まだまだ見ることができた。ミズバショウは場所によってビックリするほど大きいのを見かけますが、私は尾瀬の小振りのミズバショウが可愛くて好きである。
東電小屋到着、10時45分。 今日は土曜日、この辺りから混雑が感じられるようになった。 小屋の回りに人があふれていた。
通過人員に制限のあるヨッピ吊橋通過、11時5分。
途中の木道脇にある休憩所が休憩できないほどハイカーが増加してきた。 木道から写真を撮っていると、後ろからブーイングが聞こえる。 街中歩きではないので、尾瀬に来た時くらいノンビリ花の鑑賞でもしたら良いのでは と思う それは勝手すぎるかな
牛首分岐通過、11時55分。 休憩所はあるが、もう休憩できる状況ではなく、木道上で止まることもできない状態。 仕方なく山ノ鼻まで頑張る。 残雪の至仏山が正面に見えた。
振り返れば逆さ燧ヶ岳(2,356m)も見えた。
山ノ鼻着、12時25分。 昼食休憩となり、小屋の回りの混雑を避け植物見本園に入り、その中の空いたベンチで荷を降ろし、簡単な昼食や写真撮影をした。
花の綺麗な時期は、誰しも訪れてみたいと考えます。当然の事ですね。
でも、ゆっくり、ノンビリ、花々を鑑賞されたい方は平日をお勧めいたします。