季節がめぐるということは、いつもの日々の、ふとした瞬間に、新しい季節の訪れに気づくことかもしれません。
吉野山 花の散りにし 木の下に とめし心は われを待つらむ
吉野山の散った桜の下に、私の心は奪われたまま。 あの桜は今年も、私を待っているのだろう。
花に染む 心のいかで 残りけん 捨て果ててきと 思ふわが身に
この世への執着を全て捨てたはずなのに、なぜこんなにも桜の花に心奪われるのだろう
春ごとの 花に心を なぐさめて 六十(むそぢ)あまりの 年を経にける
思えば60年余り、春ごとに桜に心を慰められてきたんだなぁ~
花と月をこよなく愛した漂泊の歌人 ~西行法師~
※絵と歌の場所は違います。
🌸 春のうた 🌸
ほっ まぶしいな。
ほっ うれしいな。
みずは つるつる。
かぜは そよそよ。
草野 心平 「春のうた」より
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