素晴らしい風景!!

色々歩いた山や国内の風景等をご紹介いたします。

▲ 甘利山から千頭星山へ ▲

2024年06月09日 | 山梨百名山

甲府盆地 の西側に櫛形山と並び、南アルプスの前衛として申し分ない展望を誇る 甘利山(標高 1731m) を歩いて来ました。                                        ツツジやスズランの咲き競う頃は、一段と素晴らしいが山頂直下まで車が入るので人出も多い。 そんなことで、人気のある甘利山の賑わいから遠ざかって、本来の山の静けさに 浸れる千頭星山(標高 2139m)を目指してみた。

ツツジ苑のそばにある甘利山駐車場に6時 13分に到着した。                   こちらの 駐車場は 普通車 が約 80台停められるようですが、5~6月のツツジの時期は写真屋さんが凄く多いのです。                                        到着時は、ほぼ満車状態でしたが 入口近くに1台分空いており、本当にラッキーでした。   直ぐ登山準備を行い、6時 40分 出発。

右手にツツジ苑さん を見ながら東屋展望地に向かう。

日の当たる所にレンゲツツジが見え、心躍る。

展望地に出たら南南東に霊峰『富士』が見えた。 俄然元気が出た。                       私は既に5回は登山しているのですが、今まで一度も見たことが無かったのです。

鍋頭(なべがしら)心の鐘 の下を抜け、甘利山山頂に出る。7時 10分。                       早朝なので山頂広場は誰もいませんでした。

登山者でない写真屋さんは大きな三脚をレンゲツツジのそばに据え、皆さん富士山を狙っていました。                                                   山頂から千頭星山(せんとうぼしやま)の稜線が見えた。高いけど山頂目指して頑張ろう 

甘利山からの下り道で真っ白なズミの花が、空の青さとのコントラストが綺麗だった。

登り返して平坦になった所で大笹池分岐を通過、 7時 28分。

この先はササ原が多くなり、斜面に咲くレンゲツツジやズミが色鮮やかである。

尾根の西側斜面を進むと奥甘利山への案内板が現われた。7時 50分。

案内板から 北へほんの一登りで奥甘利山(標高 1843m)山頂に着いた。                  南側が開け富士が見えた。

樹林の平坦な道から登り返しが始まるが、ハッキリした綺麗な道で歩き易い。

尾根道を西へ大西峰(おおにしうら)に向けて進み、カラマツ越しに八ヶ岳が望めた。   

御所山や青木鉱泉への分岐(標高 2047m)通過、8時 41分。                 ここを右に進路を取ると小武川ほとりの深い森の中に無垢の木をふんだんに使った趣のある丸窓の宿『青木鉱泉』に下れます。

登りの終わった、この辺りが大西峰(おおにしうら) だろうか?                                                     標示板が無くハッキリしない。                                             でも、標高 二千mを超えた所で、明るく静かな山歩きのできる笹原のプロムナードコースは最高です。    ここから千頭星山の麓までは私の大好きなコースです。

カラマツの疎林と熊笹の中のたおやかな尾根を気持ちよく歩きます。

カラマツの枝に「とろろ昆布」が架かっている様なサルオガセが風になびいていました。

それにビックリしたことに、広い笹原の中を歩いている時に何気なくカラマツ林を眺めていたら、木々の間に鳳凰三山の地蔵岳(標高 2764m)のオベリスクが見えたのです。       迫りくるほど近くに見え、迫力に圧倒されました。 

 

緩い坂を一登りして千頭星山(せんとうぼしやま:標高 2139m)に登頂。  9時 10分。                山頂は木立に囲まれ展望はなく、そこにひっそりと  二等三角点が鎮座していました。

            

甘利山の人の多さからすると千頭星山は別天地の様な 静けさを楽しむことができ、また富士山と鳳凰三山の地蔵岳が見られて最高でした。

 

 

 

コメント (2)
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