素晴らしい風景!!

色々歩いた山や国内の風景等をご紹介いたします。

▲ 鳳凰山展望所から千頭星山、甘利山へと戻る。▲

2024年06月12日 | 山梨百名山

6月は甘利山(あまりやま)のレンゲツツジを見に来る方は沢山いますが、千頭星山(せんとうぼしやま)まで行く方は激減し、のんびりとした山旅を楽しむことが出来ました。

千頭星山では5分の小休止をして、鳳凰三山が眺められるという鳳凰山展望所に向かう。   出発、9時 15分。                                          今まで笹原の明るい尾根道を歩いてきたが、千頭星山から大馴鹿峠方向は苔むした原生林が山深さを感じさせてくれた。

展望所という表示は無かったが西側が開けていたので、しばしそこで間近な鳳凰三山を眺める。普段見られない位置からの鳳凰三山なのでじっくりと眺めた。                   ただ稜線にかかる雲が中々動いてくれず、ピークを確認できなかったことが残念だった。

展望所らしき所から大馴鹿峠へは大ガレの急降下で、危険箇所ありと聞いていたので戻ることにした。                                               苔むした道を登り返す。

木の根に注意しながら登っていたら、傘型の小さな可愛いキノコやピンク色の可愛いイワカガミさんが見送ってくれた。

登り返したら、カラマツ林の中を進む。

先ほどの千頭星山に9時 48分、戻る。                                     この先 下りが始まるので、登山靴の紐を締め直し水分補給をし気を引き締めた。                 出発   9時 53分。

千頭星山の下りから大西峰(おおにしうら)迄の 20分位は、このコース最高のプロムナードコースであり、じっくり味わって歩いた。

 からまつの  林を過ぎて、からまつを しみじみと見き。 からまつは さびしかりけり。     たびゆくは  さびしかりけり。

 からまつの 林を出でて、からまつの 林に入りぬ。 からまつの 林に入りて、また細く道はつづけり

 からまつの  林の道は われのみか、ひともかよひぬ。 ほそぼそと 通ふ道なり。さびさびと いそぐ道なり。

 からまつの 林を過ぎて、ゆゑしらず 歩みひそめつ。 からまつは さびしかりけり、からまつと ささやきにけり。

カラマツ林を歩きましたので北原白秋の詩『落葉松』の全八連のうち四連のみを引用させて頂きました。                                               白秋が霧雨の信州で、落葉松林の中を歩きながらの詩とのことですが、今回の天気では「さびしかりけり」との思いは合いませんが、思い付きで載せさせて頂きました。

                        

青木鉱泉分岐通過、10時 16分。  まだまだカラマツ林の下りが続き、慎重に歩いた。

明るい奥甘利山の南斜面を東に進み分岐を通過、 10時 46分。

11時 03分、大笹池分岐を通過。                                 その途中ではレンゲツツジを見飽きていたので、白が綺麗なシロバナノヘビイチゴが目に付いた。 純白で可愛いですね。

直ぐ近くには、これまた黄色が綺麗なウマノアシガタを発見。                 こちらの花弁には光沢があり、風に吹かれて キラキラと可憐に輝いて見えました。

大笹池分岐を下った所からは、朝方歩いて来た甘利山や その先に甲府盆地が俯瞰できた。

下り返して甘利山に到着、11時 12分。  沢山の方々がレンゲツツジを楽しんでいました。 

自分としてはマアマア順調に歩け 12時前に戻れたので、空いていた山頂のベンチでノンビリ 40分の大休止、 お弁当にした。出発、11時 53分。

お昼近くなっても富士は顔を見せてくれているし、広い山頂に造られた遊歩道をブラブラした。

甘利山の一段下になる鍋頭(なべがしら)には木製遊歩道が整備され非常に歩き易い。        桜は朝方蕾でも好天の日中となれば満開になるので、それ同様に期待していたがツツジは、ほとんど朝と変わりなく一寸残念だった。

甘利山 駐車場が見えた。無事下山完了、12時 20分。

天気が良くて綺麗なレンゲツツジを心行くまで堪能でき、良い思い出が出来ました。     まだまだ沢山の蕾が皆様をお待ちしております。    

 

 

 

コメント (2)
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