この絵は数年前のものですが、ビックリする景色なので、ご紹介いたします。 その後、何回か友人と共に登山しましたが、天候に恵まれなかったり、7月と言うのに雪で天狗池が埋まっていたりで、是非見て頂きたいと思った、この絵の景色を見て頂けず残念な思いをしました。 天狗池が顔を出すのは8月以降のようです。
今年は下界は暑くとも山の天気は今一安定せず、いつ出かけようか思案中です。
槍ヶ岳(3,180m)から日の出を拝み、素晴らしい青空のもと槍ヶ岳から穂高連峰をめがけて大喰岳《おおばみだけ》(3,101m)、中岳(3,084m)に向けて南下する。
正面には岩の塊のような穂高連峰が堂々と聳えている。 この辺りの感じは丹沢山などとは一変した岩峰の岳である。
南岳の手前の天狗原稜線分岐より横尾尾根に東へと進路をとる。 上部はヤセ尾根で急な下り。 二段の鉄バシゴを下り、大岩の間を縫うように進むと天狗のコルに出る。 そこから左の谷へ下り、カールの底に見える天狗池を目指す。 天狗池の周りには氷河の痕跡が残る大岩が点在し、別天地のようである。
天狗池には槍ヶ岳を倒影し、秋の燃えるようなナナカマドは素晴らしい。 ここでは、たっぷり時間を取り別天地の風景を存分に味わいながらコーヒータイムとした。