6時半、多くの登山者は既に出発され、通路に干されていた合羽の数も減りスッキリしていた。 5時頃には小日向山(1,907m)山頂から昇った日の出を拝み感動。 仲間は朝風呂に入り、中々味わえないアルプスの露天風呂を楽しんでいた。 私は、その間白馬鑓温泉小屋付近の様子をビデオカメラに収めた。 全員が集合してから、仲間の人が持って来てくれたコーヒーを小屋の前で味わい、7時10分お世話になった温泉小屋を後にした。
車を置いた猿倉には昼頃までに到着すれば良いと考えていた。
小屋前のテント場は大分数が減っていた、。 鑓温泉の流れ出る源泉に沿った道を下り、湯ノ入沢の雪渓に取り付いた。 初日に大雪渓を2時間以上アイゼンを付けて歩いたせいか雪渓歩きの要領を心得、全員 アイゼンなしの歩行に挑戦した。
今日の行程は時間の余裕が十分あったし、落石の危険箇所も少なかったので焦らずにマイペースで歩いた。みなとても上手に歩いていた。 小日向山のコルまで、いつもより多い雪渓をトラバースし、1箇所 雪崩で登山道が流され大きく巻き道が作られていたが不安なく通過できた。
どこに行っても帰りの道のりは、辛く長く感じられるが、今回は楽しい仲間で、おしゃべりしたり、写真を撮ったり、果物や桃缶を食べたり、辛く長いといった感じが全然無かった。天気が良いと気分も良くなるのだろう。 雪渓の脇でキヌガサソウを見たり、小日向山のコルでは水芭蕉が見られた。
ここのはいつも大輪の水芭蕉であったが今年は可愛らしい水芭蕉に変身していた。疲れた時の花は最高ですね。 ホットします。
そんな事をしながら歩を進めていたのに猿倉に10時45分に到着。予定よりも、ずっと早くビックリ。 猿倉荘の冷たいカキ氷で無事下山を祝い、下山報告を提出して、白馬温泉の「岳の湯」へ向かい登山モードを解除した。 お疲れ様でした。