5ナンバーサイズで街中での取り回しが良いハイブリッド車、本田技研工業の「インサイト」。前から一度乗ってみたいと思っていた車だ。値段もCR-Zαよりも最上級のLSで27万円安い。(この車はG)
1.3Lエンジン+IMAなので、かなり非力かと思ったが、いやいや市街地走行には問題なし。モーターアシストのおかげで低速からぐんぐん引っ張っていってくれる。ここ一発の瞬発力には欠けるが実用域では十分なパワー。
ハンドリングもホンダ車らしく小気味よい。CR-Zと比較にはならないが、プリウスと比べればずっと良い。これで、175/65R15というタイヤを履いているとは思えない。サスペンションが固めの味付けなのだが、タイヤで衝撃をうまく吸収している。IMAシステムが車重の増加を最小限にしている恩恵かもしれない。(THSは重いからね)
以前、フィットのハイブリッドを試乗したが、インサイトの方が安定性があり、乗り心地も勝っている感じ。
IMAはエンジンが1.3LなのでCR-Zに比べて若干コンパクトな感じ。その他エンジンルーム内は同じかな?
メーターやインパネ回りはチープな感じを拭いきれない。あと5万円位値上げしても良いから、もう少し高級感が欲しいね。この内装で許せるのはフィットクラスです。速度計と回転計他がハンドルを挟んで分かれたレイアウトには慣れが必要ですね。見辛くはないが、私好みではないです。
5ナンバーサイズながら前席の狭さはさほど感じません。セダンとして標準的。
後席も、若干の天井の低さ、足元の狭さはあるものの、CR-Zと比較すれば問題なし。大人が十分座れます。
ラゲッジルームもこれだけあれば十分。後席の背もたれを倒して積載量を増やせば余裕のキャパシティ。
CR-Zに比べて2割位は燃費が良さそうなので、通勤で使えば25~28km/Lは確実と思われる。
→CR-Z点検中の代車でした。
一度は乗りたい車ですねぇ!!
THSはエンジンとモーターを高次元でバランスさせた高効率HVであるのに対し、IMAはモータを補助的に使ったHV。IMAは軽量のため、車の運動性能を犠牲にせず操る楽しみを残しています。