休暇をとって奥様と滋賀県近江八幡市に出かけた。往きは東名阪自動車道で桑名ICまで行き、国道421号線で石槫峠越え。積雪注意の看板がり、夏タイヤのチンクェチェントでは不安だったが、道路の積雪はなく近江八幡市まで順調に行くことができた。市営駐車場に車を入れ散策を開始すると、新町通の町並みが現れた。「うーん、これが近江商人の街か!」
ここに本社を置く近江兄弟社の資料館があったので立ち寄った。メンソレータムのパクリとも思われるメンタームで有名?な会社である。我が家もメンタームのクリームを愛用しているので馴染みがある。
会社のマークは、頭に羽を付けているのでインディアンの子供かとおもっていたら、ギリシャ神話のアポロン。HPによれば「アポロンは医術と社会秩序の基盤を支配する神とも伝わることから、平和と健康を願う近江兄弟社の思いを、このマークに込めています。」
1930年ごろに販売されていたメンタームの復刻版(¥300)があったので記念に購入してみた。
因みにメンソレータムとの関わりを従業員の方に尋ねてみると、「最初はメンソレータムの輸入販売をしていたが、会社の営業不振により権利を手放しました。その後ロート製薬が権利を買い取り、現在メンソレータムはロートブランドで売られています。すごく似通っていますが、商標権等の裁判沙汰にはなったことはありません。」そうです。
また、「メンタームの方がメンソレータムよりも白色のワセリン含有割合が高いので、高級です。」とも言ってました。
白雲館へ立ち寄り、見学。ここで観光パスポート(¥1500)を買おうかと思ったが、係の人がご親切に「八幡山ロープウエイに乗らなければ割高になりますよ。」と教えてくれたので、購入を見送った。雨が降りだしそうな曇天なので、眺望を楽しめそうにないからね。その代わり、八幡堀が映画やテレビドラマのロケ地として使われているとの情報を得たので、早速訪ねることにした。
映画「るろうに剣心」やNHK朝ドラ「朝が来た」でも登場したお濠がそこにあった。
冬なので草木の緑がなくモノトーンな感じだが、この時期ならではの趣がある。
日牟禮八幡宮の鳥居をくぐって入ったところに、クラブハリエ牟禮ビレッジがある。
バレンタインデー間近なので、お菓子細工のディスプレーがあった。ここでの買い物は見送り、昼飯へ。
こんな瓦を使ったモニュメントが店先にあった。
昼食は、「近江牛ハンバーグ御膳」(¥1580)。鉄板でアツアツに焼かれたハンバーグをいただく。あまり肉汁もなくあっさりした味。これも良し。
ランチをいただいた、久ぼ多屋は和洋折衷的な佇まいだが、景観を意識してか洋風部分はかなり控えめ。
近江兄弟社の創業者「ヴォーリズ記念館」を見学したかったのだが、当日受付はしていないということで丁重に断られた。
因みに、広岡浅子の娘婿は、ヴォーリズ氏の奥様の実兄です。今後、朝ドラにも出てくるのでしょうか?
信じがたいですが、八幡小学校の校舎です。
池田町の洋風住宅街。ヴォーリズの設計による住宅が数多く立ち並んでいた場所とか。
道には、観光地ならではの、こんなマンホール蓋。流石です。
近くにあるので、コリーナ近江八幡まで行ってみた。
クラブハリエのパンを買いたかったのだが、殆ど売り切れ状態。小腹がすいたので、「生どら苺」(¥324)をいただいた。
こうなると意地になり、彦根のクラブハリエ ジュブリルタンまで行き、パン購入です。
帰路は、米原ICから名神高速を利用。冬の一日、近江八幡散策と約250kmのドライブを楽しんだ。