エープリルフールの嘘ネタかと思ったが、マジで巨大地震の予測だった。内閣府の有識者検討会が3月31日に公表したドラスティックな予測が4月1日の朝刊を賑わした。
震度7の地域が10県153市町村に及ぶ結果だ。
前回、2003年の中央防災会議予測では、震度7以上は7県35市町村だったので、まさにビックリ報道。津波の前に、大被害が出そうだ。
津波に関しては、6都県に20メートル超が押し寄せる。高知県が最大で34.4メートル。浜岡原発がある御前崎市では21メートルを予測した。原子力については世間の心配が集まるところだが、この結果をまともに受け取ったら東海道新幹線も直ぐに運行停止して廃線にしなければいけないのではないか?
予測は全ての条件を重ね合わせた最大ということなので、現実的な被害想定として整理する必要があると思われる。根拠が整理されないままに結果のみが論されないように、政府の舵取りが重要になってきそうだ。
(予測図の出典:日経新聞Webページ)