Credo, quia absurdum.

旧「Mani_Mani」。ちょっと改名気分でしたので。主に映画、音楽、本について。ときどき日記。

伊福部昭さん

2006-02-09 11:23:50 | diary
「ゴジラ」作曲、東京音大元学長の伊福部昭さん死去

亡くなりましたね。

ゴジラの音楽でも親しんだんですが、
一番思い出深いのは、管弦楽曲の『交響譚詩』

高校のとき、オーケストラとブラスバンドがあったんですが、
私はオーケストラにいました。
で、隣のブラスバンドで、『交響譚詩』をブラスバンド用に編曲して
演奏会をしたんです。

練習場所が隣同士だったので、しょっちゅう聴いていました。

一言で言うと土俗的な響きと旋律、でも曲としてしっかりした構成を持つ、
パワーのある楽曲。
いまでも力強い演奏が聞こえてくるようです。

後年、この曲が箏曲として編曲されているのを知りました。
管弦楽とのあまりの隔たりにビックリするとともに、
この曲想なら箏曲でもしっくりくるなと、さすが作曲者、曲の神髄をよく理解していると感心したものでした。

逝去を期に聴き直す・・というのもなんですが、ちょっといろいろな作品を聴いてみたくなりました。

wikipedia伊福部昭
↑誕生日についての面白いエピソードあり。

譚 ― 伊福部昭の芸術1 初期管弦楽
日本フィルハーモニー交響楽団, 伊福部昭, 広上淳一
キングレコード

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伊福部昭:管弦楽選集
伊福部昭, 新交響楽団, 芥川也寸志, 小林武史(ヴァイオリン)
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4 コメント

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今朝のニュースで (st/ST)
2006-02-09 14:28:22
知りました。

CDでは諸々取り混ぜてあるのに

1回も生で聴いてないのが悔しいです。



平成ゴジラも音楽デカイ音で聴きたくて劇場行きましたが、

相方なんてシンフォニック・ファンタジーの初演見てるし...。



実相寺監督が撮った

伊福部さんが指揮をするコンサート映像ってのも

あるのですよね~。



「リトミカ・オスティナート」と

それの元曲に当たる「狂躁風交響曲」という

ピアノとオケの2つはとにかくスゲエですよ!

(値段抑えめのやつは解釈が合わなかったですが...。)
返信する
いま (piaa)
2006-02-09 15:59:30
NHK-FMで「シンフォニック・ファンタジー」と言う曲を流しています。ゴジラのテーマももろに出てくるので子供も喜んで聴いていますが、この作曲家の真髄はやはりアイヌの土俗的なリズムと響きでしょうね。

91歳だったそうで、大往生といっていいでしょう。ご冥福を祈ります。
返信する
びっくりしました (jafo)
2006-02-09 22:52:37
最初の感想は、まだ生きていたんだ、です。

ゴジラに限らずあの土俗的な音楽は好きでした。

初めてそれを知ったのは黛氏がやっていたころの

「題名のない音楽会」でした。

独特の重い旋律がいいですよね。
返信する
いや~ (manimani)
2006-02-10 04:58:03
☆st/STさま☆

「リトミカ・オスティナート」は聞いたことあります。

ああいう躍動感ってよく考えると伊福部以外なかなかないんではないでしょうかね。

生伊福部は当方もないですね。多分。



☆piaaさま☆

伊福部サウンドを喜んで聴くお子さまがた、さすがです。

独学で作曲を学んで東京音大学長までやってしかもゴジラで大往生ですよ。すごいですよね。



☆jafoさま☆

生きていたんですよ(^^;)

「題名のない音楽会」昔は面白かったですよね。

現代曲もよくとりあげていて。
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