不思議な少年 6 (6) (モーニングKC)山下 和美講談社このアイテムの詳細を見る |
4巻/5巻でちょっとトーンダウンしちまったかなという気がした「不思議な少年」ですが、6巻では結構持ち直したかもしれません。
凡百のコミックが疲弊のままに消えて行く中にあっての持ち直しはさすがというべきでしょうね。
5巻のころは、少年が単にエピソードの傍観者になってしまい、物語のダイナミズムに関わらないために、ちょっと凡庸な短編集という風情だったが、6巻ではちゃんと少年の特異な立ち位置が物語の展開に大いに関係して、スリリングである。
1巻のころのタッチに戻ってきたな。
冒頭のSFモノもなかなかよく考えられている。
1千光年の距離を埋めるのにいちおうワープしないとだめですよとかSFの基礎はおさえてはいるものの、まあ、あのアンドロイドに届く通信はじゃあどうやって届いてるのかな?とか、少年はどうやって時空を超えるのか?とかわからんとこも多く、ハードSF的には厳しいかもしれないが。。
とか、くどくどした話は軽く通り越して、ああ、いいなあと思わせる構成なのでした。
(わけわからん)
田舎者上京すという話も面白い。この作者、日本の時代物を描かせると妙に面白い。特に近代のあたり、大正から昭和はじめ。
時代の風俗が生き生きと動き出す。
なわけで、6巻はオススメっすな!
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