幻想の魔術師カレル・ゼマン 悪魔の発明ビデオメーカーこのアイテムの詳細を見る |
1957チェコスロバキア
監督:カレル・ゼマン
原作:ジュール・ヴェルヌ
脚本:カレル・ゼマン
チェコのアニメ作家ゼマンを初体験。
すごく凝ったつくりな割には仕上がりが妙にチープなアニメーションと
実写をシームレスに合成してあって、どこか悪い夢を見ているような
独特の質感を持っている。
ストーリー運びはこれまた妙にのんびりしていて、
冒険活劇の「活劇」的古めかしさを感じさせて、これまたまったり。
57年だったらわざわざアニメでなくてもちゃんと特撮でつくれそうな気がするが、そこがわざわざアニメになっているところがまたチープさに一役買っているんだろう。
ラストのカタストロフ的強引さも、すこしも盛り上がらずに訪れるものだから、
なんともすかすかっと肩すかし、鳩が豆鉄砲状態、
あぜんとしながら、二人の乗る気球の行く末を追い続けるほかないのでした。
そういえば昔いた「風船おじさん」はどうなったんだろう。
行方不明のままなんだろうか。
しかし、ゼマン、他の作品もこんな感じなのかな~
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