1908-1992 Anniversary Box (Box) | |
クリエーター情報なし | |
EMI Classics |
オリヴィエ・メシアンの代表作が
オケからピアノソロまで
ぎっしりCD14枚に入ったボックスがいつのまにか出ていて
結構安いのですね~
さっそく順番に聴いていますが
1曲目からトゥーランガリラ交響曲。
今聴くと結構普通な曲であるが
昔初めて聴いた時はオンドマルトノのぴゅい~~~~んていう音にのけぞったものです。
なつかしき我が70年代の終わり。
曲のタイトルがみんなフランス語なので
聴く時はPCで詳しいサイトをみながら。
便利な世の中である。
『彼方の閃光』という曲がすごくよいことに気付き。
和声を逸脱しつつもどこか落ち着く先を求めているような独特の世界は
音は全然違うけど武満徹に似た独自性があるように思う。
前衛だけどなつかしい空間。
『時の終わりのための四重奏』も
あれが収容所で書かれたのはほんとうにオドロキである。
それは極限でも芸術がありうるということの証なのか
それともメシアンの幸運が成せるものだったのか。
当事者にしかわからない事情を我々は音の緊張感のなかに見いだそうとする。
時の終わりをのぞくようにして。
初演時=収容所の中で=はチェロの弦が3本しかなかったとかピアノはがたがただったとか諸説あるようだが、もれ聴いたところでは最近チェロの弦は4本あったという証言も出たらしく、伝説というのはこういうものだよね。。
ということで当分はこれで余暇を楽しめるのである。
(余暇という言葉は大嫌いだけどもさ。)
収録曲
トゥーランガリラ交響曲
忘れられた捧げもの
さらば死者たちの蘇生を望まん
クロノクロミー
彼方の閃光
時の終わりのための四重奏曲
主題と変奏
クロウタドリ
・・・
他(力尽きたorz