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Credo, quia absurdum.

旧「Mani_Mani」。ちょっと改名気分でしたので。主に映画、音楽、本について。ときどき日記。

「out of noise」坂本龍一

2009-08-05 23:37:44 | music
out of noise(数量限定生産)
坂本龍一
commmons

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こちらはCDのみ↓
out of noise
坂本龍一
commmons

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しばらく坂本龍一から遠ざかっていたのだが、先日入手した「ユリイカ」の特集号をよみ再び興味が沸き、最新アルバムを購入。

で、さっそく聴いてみましたが、これが予想外によい!
というか、あまり期待はしていなかったのですよ。

『音楽図鑑』『未来派野郎』『エスペラント』あたりまでは聴いていたのですが、そのあと若干ブランクがありつつ、『Beauty』を聴いてみたら、どうも今ひとつのれず・・・あのワールドミュージック的コラージュが、もはや古くさく感じてしまったのですね。そういう方法論ならすでに細野さんのクラウン時代に消化されてしまっているだろう、と。
これなら『音楽図鑑』のほうがよっぽど無国籍/ノージャンルだと。

というわけで、ちょこちょこと耳にしつつも避けていた坂本君。

しかしこの『out of noise』はよいですね。
形式や構造から自由であろうとしてきた音楽家の一つの試みは、しかし意外なほど音楽的で、使われているノイズもアンチ楽音という意味合いさえも与えられずに、音として屹立することの「無」を感じさせる。
またピアノによる楽曲は意外なほど坂本色を否定せず、また古楽器(ヴィオール系)による楽曲はルネサンスやあるいはアルヴォ・ペルトかマイケル・ナイマンを思わせる静謐な趣で、モノトーンで統一されているようで、実は多彩に響く音世界でした。

アーティストが参加して北極圏の様子を船で観に行くというツアーがあるそうですが、それに参加した経験が反映しているのと、そこで採取してきた音が使われているそうです。

長い音楽生活の果てに、なにやらようやくいい意味で無私な作品にたどり着いたという感のある作品でした。


CDというパッケージでの音楽流通に対して否定的な発言もあった教授ですが、本作ではカーボンオフセットCDというシステムによる流通を考えたようです。パッケージの魅力というものを捨てきれないワタシのような人間には、よろこばしいスタイルです。


ユリイカ2009年4月臨時増刊号 総特集=坂本龍一 SKMT

青土社

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↓自伝本も読みたいです。
音楽は自由にする
坂本龍一
新潮社

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「Live1969」サイモン&ガーファンクル

2009-07-17 00:14:19 | music
Live 1969

SMJ

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S&G公演以来突っ走り気味なmanimaniでございますが、
表に出さないだけで潜在的に密やかにつねにS&Gは脳内ランニング中なのでもありました。
結構歌詞覚えてるし、というか、歌と一緒だと歌える。言葉として思い出したりはしない。

このライブアルバムは、1969年、『明日に架ける橋』をレコーディングはしたが発売前、という状況でのツアーの録音だそうです。
録音は少々荒い感じがするが、ライブでのパワーはしっかり感じられる。

ギター一本でのデュオもいいが(ギターだけでat the zooをやるとは)
バンドスタイルでの曲が聞き物だと思う。
アレンジの時代がかった感じがステキだ。ドラムがバスバスとしまって聴こえると思ったら、やはりハル・ブレインだった。ベースはジョー・オズボーンで、この組み合わせはカーペンターズの黄金期の録音ですね~ベースも結構走り回っていて、他では聞いたことの無いユニークな「ミセス・ロビンソン」を聴かせてくれる。
いいねえ。

この時期、二人の間はけっこうぎくしゃくしていたはずであるのに、このハーモニーの合い具合ときたら、どうしたことだ?合えばいいってもんではないハーモニーだが、外れているくせに息がぴったりという不思議な組み合わせだ。
MISIAのコーラスをやっていた佐々木久美さんが言っていたが、コーラスをやっていると、次に相手がどう歌うかが分かる、決まっている旋律ダケでなく、フェイクをきかせるところまで先が読める、と。事実佐々木さんはMISIAのフェイクにしっかり3度上で乗ったりしているし・・^^;
そういうところは人間の不思議ですねえ


さてと、あとは、このライブアルバムではワタシの好きな2大マイナー曲をやっているのが魅力なのですよ~
「song for the asking」「So Long,FRANK LLOYD WRIGHT」がその二つ。
これをライブでやっていたなんて!来日のときもぜひ聴きたかったな。
あと「明日に架ける橋」のピアノが、後年のちょっとフュージョンな感じではなくてアルバムに近い素朴な感じなのが貴重かも~

のどかなバンドのせいで(笑)ちょっと緊張度はアルバム「ライヴ・フロム・ニューヨーク・シティ 1967」のほうが上だけど、1969も悪くない。いやこれもいいな。



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「ザ・ケープマン」ポール・サイモン

2009-07-16 00:15:19 | music
ザ・ケープマン(紙ジャケット仕様)

ワーナーミュージック・ジャパン

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1998年1月に初演されたミュージカルからの曲をパッケージしたアルバム。
ポール・サイモンのミュージカルというのはなんとも想像できないのだが、やはり、罪と赦しをテーマにした、重いおも~い曲が並んでおりました。
曲調はラテンの香りをちりばめた明るめなものが多いにも関わらず、歌詞を見ながら聴くとそこは間違いなくポール・サイモンの世界でした。

1959年に起きた事件をもとに書かれたということで、プエルト・リコ系少年サルヴァドールが起こした殺人事件と、死刑囚として生き恩赦で釈放されてからの生を描く。ミュージカルとしては不評で、また、事件の犠牲者遺族や支援者らによる反対運動まで起きたという。殺人者に同情はいらないと。また暗い話だったようである。

アメリカという国は・・・とあらためて思い起こすまでもなく、明と暗のくっきりした国だ。「アメリカ」という曲をはじめとして、ポールはそうした国で生きることの深い闇をけだるく歌ってきたわけで、このミュージカルの題材は、どうしようもなくポールなものである。この上なくポール。


掟破りに突き刺さるのは、しかしこのアルバムのジャケットである。荒く青と赤の線で描かれた家のような形のなかに、おそらくは主人公サルヴァドールの幼少のころの写真が、こちらを向いて立っている。
こういう写真の持つ力は、ロラン・バルトを引くまでもなく、強烈だ。かつてそこにあった存在のまぎれもない痕跡であると同時に、すでにココにはないものの、不在の証明であるからだ。それは死のイメージ。写真~死。
(思い出すのはなぜかマイケル・ギルモア『心臓を貫かれて』村上春樹訳。あれも犯罪もので、ふんだんに挟まれる写真が、おなじように存在と不在の干渉をひきおこしていた。)

写真をアルバムジャケットに据えたことにはなにか深くて強いメッセージがあると思う。

ジャケットを眺めながら曲を聴くとしよう。



心臓を貫かれて〈上〉 (文春文庫)
マイケル ギルモア
文藝春秋

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心臓を貫かれて〈下〉 (文春文庫)
マイケル ギルモア
文藝春秋

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「ポール・サイモン・ソングブック」ポール・サイモン

2009-07-14 23:37:53 | music
ポール・サイモン・ソング・ブック

SMJ

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サイモン&ガーファンクルを聴いて20年以上
しかしポール・サイモンのソロ作はほとんどおさえていないことに
いまさらながら、損失感のようなものを覚え、急遽CDショップに走るも・・
主要なアルバムはまったく置いてなく;;
ただこの「ソングブック」はあったので、購入。

で、さっそく聴いてみましたが、これが、すごくいいですね~~!!
うすうす感づいてはいましたが、ポールはすごくソウルフルで
自由な歌い手なんですよね~
リズムやタイム感や音程すらにも縛られない、歌の持つ非定型なうねりをそのまま歌い出すことができる。
だから、ガーファンクルとのデュエットはそれはそれでいいんだけれど、ポールの持つ根源的なエネルギーを出す場としては制約の多いものだったんだろうなあと、このアルバムを聴いてあらためて思うわけです。

冒頭のI am a Rockからして、テンポを自由に変えて前のめりに歌う歌はその自由な力をみなぎらせているではないですか。
この力が、ガーファンクルとの共同作業を窮屈に感じないはずはないのだろうな~~

このアルバムを20年前に聴いて、よさが分かっただろうか?>自分
微妙だが、いまでこそ心に響くアルバムでした。
なんとなく、ビリー・ジョエルの「コールド・スプリング・ハーバー」と、ティラノザウルス・レックスの最初のアルバム(タイトル省略(笑))を思い出す。
内容が似ているというわけではないけれど、どれもブレイクする前の作品であり、それほど売れず、でも原初の衝動がパッケージされている。
このへんが好きなら、「ソングブック」もOKだろう。

****

Sound of Silenceも、S&Gの最初のアルバムバージョンとはまた違った、パワフルなフォークチューンになっている。荒削りな原型であり、本当の姿なような気がする。この曲を本当にわかった!ような気がする。

Leaves that are Green、Kathy's Song、Flowers never bend with the rainfallなど、S&Gでおなじみの渋いナンバーが魅力的である。

「簡単で散漫な演説」も、ポールのあの時代のアイドルが次々と現れてなにやら胸が熱くなる。
 やつらお固いもんだから
 ディランのことを話していると
 ディラン・トマスのことだと思いやがる
(笑)


***

このアルバムは、アメリカでS&Gとして出したデビューアルバムがまったく売れず、その後ポールがひとりロンドンに渡りそこのフォークシーンで活動していた時期に出したソロアルバム。
65年の作品だと。

S&Gが売れてからは、ポールの意向でずっと廃盤になっていたのだが、割と最近になってようやく復刻されたようですよ。
まあ、差し止める気持ちも分からんではない荒削りな作品ですが、今はかえってそこが受け入れられるんではないかな?



ところで、紙ジャケ仕様とその他の盤でジャケ写真が左右逆なのはなぜ?


ポール・サイモン・ソングブック(紙ジャケット仕様)

ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル

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チャイコフスキーはどうよ?

2009-07-13 00:55:05 | music
チャイコフスキー:交響曲第4番&プロコフィエフ古典交響曲
フィラデルフィア管弦楽団 オーマンディ(ユージン)
BMG JAPAN

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チャイコフスキーで圧倒的に好きなのは実はヴァイオリン協奏曲なのですが、それをおいておくと、次は交響曲第4番がくるのです。

また4番だ。

これは第1楽章が好きですね。
9/8という変な拍子な上に基本のリズムが真ん中付点のタッタータという形で、
それをさらに2拍目にアクセントをつけるので小説頭が見えにくい。
楽想も和声も非常に落ち着きがなく常にうごめいていてビートもよじれている。

ひとことでいうならば狂気すれすれの激情というところでしょうか。
ここんとこが5番にも6番にもないところですね。なんか危うい形が。

第2楽章もなかなかいいんですよね
冒頭の憂愁っていったらこれ以上ないような素朴で悲しい旋律。
部分的にはバッハの良質なアリアみたいなところもあって、
ロシア大作曲家のなかにヨーロッパとの強い繋がりを見せてくれるですね。
Vコンの第2楽章とも通じるなにかがありますな。

第3楽章は弦は全部ピチカートという個性的なスケルツォです。
前半はそういうわけでなんかぼそぼそ弦が動いてるというかんじなんですけど、中盤管楽器が入ってくると一気に舞曲っぽくなります。

第4楽章は絵に描いたようなフィナーレ。これ以上ないでしょうみたいな、主音ではじまり主音で終わるフレーズを冒頭シンバル一発ではなばなしく歌うのです。これぞ第4楽章。なので、この曲中では一番普通でそんなに好きではありません(笑)

やっぱり第1楽章ですかね~
あのよじれ具合。

*****

で、さて、なんでオーマンディなんでしょう??
というと答えははっきりしていないのです。
オーマンディってちょっとストコフスキー的なイメージっていうか、ちょっと通俗的な音楽家みたいなイメージがあるんですが、どうでしょうね~
なので普通はまあめったにオーマンディに手を出す事はないんですが、どうもチャイコフスキーだけは別で、あの激情+憂愁の曲想には過剰な演出がとてもよくマッチする・・というわけで、マズいかなあ?と思いつつもオーマンディ盤を買ってしまうのでした。

第4も第1楽章をなかなかねっとりと弾いていて、ちょっと狂気臭は薄めなんですが、わりと好みの演奏ですね。走りすぎず、遅すぎず。重く。
第2楽章も良い出来ですね。
ちょっと第4楽章はおとなしめなように思えますが、第1楽章とのバランスでいくとこのくらいがいいんでしょうね。
オーマンディ指揮フィラデルフィア管弦楽団
1972年の録音です。

カップリングのプロコフィエフ交響曲第1番「古典」は
なんか地味に聴こえます^^;

***

しかし実はムラヴィンスキー盤が一番好きだったりして。
録音は古いのですが、古いゆえか?音圧的にもいい感じで
やっぱローファイ人間なんでしょうかね>自分

第1楽章もちょっと狂気寄りで、その対極への反映であるフィナーレのはじけ具合がまたすごい。16分音符で下がっては登る弦楽器がいかにも狂躁って感じです。

ムラヴィンスキー盤も買おうかなあ
(アナログ盤でしかもっていない)



チャイコフスキー:交響曲第4番、第5番、第6番「悲愴」
ムラヴィンスキー(エフゲニ)
ユニバーサル ミュージック クラシック

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Simon & Garfunkel Live at Tokyo DOME20090711

2009-07-12 00:56:39 | music
いや~~~~~~~~~~~~~~~っ!
行ってきました
聴いてきました
観てきました
サイモン&ガーファンクル来日公演@東京ドーム!

なにしろあのビッグネームが
伝説のデュオが
栄光の60年代が
目の前で(いや、遠かったですけど)
歌っているのです。
往年の名曲を
それぞれのソロ曲を
サイショは嬉しかったんですけれど
終盤はその希有な時間を持てたことに感極まり
「明日に架ける橋」を歌い上げた二人の姿に思わず涙してしまいましたよ。
なんだかんだとやはりいいですよS&G

二人とも声質は多少変わっていはいるものの、
歌の「良さ」の部分はまったく変わっていないという印象でした。
質は少し変わっても、アーティーはまちがいなくアーティーでしたし、
ポールはどうしようもなくポールでありました。
そのおとろえのなさにまずは感心しました。

まあ、容姿はしっかり衰えてましたけどね
(特にポール(笑)アートはわりと歳取ってない)

ライブDVDやCDを聴くと、同じ曲でも毎回少しずつ歌い回しが違っていて、
どれだけリハをするのかわかりませんが、その違いを少しも外す事なくしっかりハモる呼吸の合い方もまた感動的です。
曲折ありとうの昔に解散した彼らですが、ときおり再結成してきかせる息の合ったハーモニーは、二人のつよい結びつきを感じますね~

というわけで、バックバンドを従えて、あるいはポールのギター1本で、と多彩に構成された刺激的なステージでした。

***

まだツアー中なのでセットリストは後日~
といってもソロ作品はあまりおさえてないので
分からない曲も何曲かアリ

事前に勝手に「やるかも/やってほしい/やってほしいけどたぶんやらないだろうリスト」をつくってCD焼いたりしてたんだけど、なかなかジャストミートな選曲でしたよ^^
ちょっとマイナーな曲もリストに入れたら、ちゃんとやってくれましたし。

特に終盤やったあれとかね
終盤からアンコールの選曲はそれはもう滂沱という感じで;;



そういや席の後ろのほうで、始まる前にアンコールの曲目を同伴者に教えているヤツがいて
非常に迷惑でした^^;
そういうのは知っててもクチにしちゃいかんでしょうに。。
それもいい歳した大人ですよ

で、お客さんの年齢層、高め~~(笑)
もちろん当然ですけどね。
なかにあんまり若い子が混じっていると、だれか孫を連れてきたんかい?みたいな世代ですよね~
ビートルズなどとちがってS&Gはいまいち若い世代に浸透していないような気もするので、頑張ってほしいです(誰が何を?)

****
【追記】
ようやくセットリストをあげても良さそうです。
アートとポールのソロには知らない曲もあったので、
あちこちのwebのリストを参考にしました
曲順もね。

01. Old Friends ~ Bookends Theme
02. Hazy Shade of Winter
03. I Am a Rock
04. America
05. Kathy's Song

06. Hey Schoolgirl
07. Be Bop A Lula
(ここらへんは若い時はこんなのやってましたという雑談の中で歌われましたね)

08. Scarborough Fair
09. Homeward Bound
10. Mrs Robinson
11. Slip Slidin' Away
12. El Condor Pasa

(Garfunkel solo)
13. Bright Eyes
14. A Heart in New York
15. Perfect Moment ~ Now I Lay Me Down to Sleep

(Simon solo)
16. Boy in the Bubble
17. Graceland
18. Still Crazy After All These Years

19. Only Living Boy in New York
20. My Little Town
21. Bridge Over Troubled Water

(アンコール)
22. Sound of Silence
23. The Boxer
24. Leaves That Are Green
25. Cecilia



いや~
なかでもおっと思った選曲はKathy's SongとOnly Living Boy in New Yorkでしょうか。
ポールのソロでうたわれる前者は前半に出てきて、やっぱりこのうたは彼にとっては大事な歌なのでしょう
from shelter of my mind
through the window of my eyes
I gaze beyond the rain-drenched streets
to England where my hearts lies
ってとこが好きです。rainってのがね

後者は、勝手に青のイメージのある曲だと思っていたら
照明も青っぽかったので、おお~という感じでした。
なんか飛行機が出てくる歌ですね。
スゴい好きな歌だ。

あとは、The dangling conversationとか、song for the askingとかがあったら最高だな。

そうそう、演奏陣もそうとう年齢層高めだったんだけど(笑)
けっこうすごかった。
ギターのおじさんはと中チェロやケーナなどもプレイして目立っていた。
キーボードプレイヤーは1曲だけテルミンを弾いていた。ボクサーの間奏の旋律をあれでやっていたんだけど・・・う~む、あれだけのためにテルミンか!!


【追記終わり】

***

スタジオ盤
どれも名盤ですが、ワタシは後期に行くほど好きですね。

水曜の朝、午前3時

Sony Music Direct

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サウンド・オブ・サイレンス
サイモン&ガーファンクル
Sony Music Direct

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パセリ・セージ・ローズマリー・アンド・タイム

Sony Music Direct

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ブックエンド
サイモン&ガーファンクル
Sony Music Direct

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明日に架ける橋

Sony Music Direct

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あと、このライブアルバムがすごくいい!


ライブ・フロム・ニューヨーク・シティ 1967

Sony Music Direct

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ブラームスはお好き?

2009-07-10 22:02:12 | music
ブラームス:交響曲第4番

ユニバーサル ミュージック クラシック

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ブラームスはお好き?
はい好きです。

ルドルフ・シュタイナーは、人間の4つの気質のうち憂鬱質の人は、たとえばブラームスの4番に惹かれる、というようなことをどこかに書いていた。さっき出典を探したが今のところ明らかでない(つーか部屋が世の終わり的に乱雑なゆえ本を漁れず)。

で、ブラームスの交響曲ではダントツに4番が好きなワタシは、たぶん間違いなく憂鬱質。。

ながらくフルトヴェングラーの演奏に親しんでいたのだが、しばらくするとその演奏はどうやら突出して個性的でありエモーショナルであることもわかってきて、だんだん中庸な演奏も求めるようになってきたのです。たとえばカール・ベームとか。

ブラームス:交響曲第3&4番
ベーム(カール)
ユニバーサル ミュージック クラシック

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ベームのブラームス交響曲は、非常に整然としており、透明感があり、重みもそれなりにある。もちろんフルトヴェングラーに慣れた耳には、どうにも淡白すぎる。
もちろんよく聴けば実は淡白ではなく、それなりにロマンティックでありかつ構築的なブラームスの香りをよく伝える演奏だあ・・と思っていたら、しばらく前にCDプレイヤーから取り出す際に盤を落としてしまい、なんと盤がすこし欠けてしまった。こんなこともあるもんだ、よっぽど落としどころが悪かったのだろう。欠けても一応ちゃんと聴けるのでまあよかったのだが、なんとなくそれ以来その盤を聴いていない。

代わりにときおり聴くのは、カルロス・クライバー80年の録音による第4である。これだってもちろんフルヴェン耳にはなんとも淡白だ(笑)が、あらためて聴いてみるとなかなかにエモーショナルだ。

第1楽章の最終部などは、フルヴェンが強迫的にアッチェラレンドするであろう箇所をことごとくむしろじっくりとその旋律と和声のロマンチシズムを強調するように歌いあげる。これはこれでブラームスの構造的な面を浮き立たせて興味深い。

第2楽章はフルヴェンに比べ幽玄さに欠ける気もするが、あちらが幽玄すぎるとも言える(笑)秋から冬の夕暮れの薄赤い光を思わせるフリギア旋律によるテーマとその変奏はいつ聴いても心地よい。

それにくらべると第3楽章はどこかこっけいな感じがして、それほど好みではないのだ。もちろん他楽章に比べ相対的に、ということだが。この楽章も結構じっくりと弾きこむ感じであるが、一つくらいははじけ飛ぶ楽章があってもいいようにも思う。まあ、少ない録音の機会にぶっ飛んだ演奏をするのはよほどの自信家か天才なのだろう。(グールドのような・・?)

第4楽章は、好きなこの曲の中でもさらに好きな楽章で、憂鬱中の憂鬱だ!(笑)すごく好きなのは、この楽章がパッサカリア形式だということにもある。短調のパッサカリアはとても憂鬱な気がする。たとえばバッハの無伴奏ヴァイオリンソナタのシャコンヌとかも。何度も何度も気のめいる主題がめぐってくる。しかもブラームスの場合はホ短調で!
その暗いテーマを、途中では牧歌的な旋律と和声に読み替える職人技を見せるのだが、そこもまた憂愁といっていい茫洋さに満ちている。いい曲だ。そこの演奏も実に茫洋としたテンポと発声でよいのだ。クライバー盤の最大の見せ場はここだと思う。


クライバー盤をオススメする記事にしようと思ったのだけれど、こうして書いていくうちにやはり、過剰な激情と過度な幽玄をたたえたフルトヴェングラー+BPO盤が恋しくなるのは、もはや逃れられない性なのか?^^;
レコード盤でしか持っていないのでCDを買うかなあ・・でもアナログ盤モノラル録音+ローファイな再生機の独特な音圧にくらべるとCDはやはり平板に聴こえるのが躊躇するところ。

ブラームス:交響曲第4番他
フルトヴェングラー(ウィルヘルム)
EMI MUSIC JAPAN(TO)(M)

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「So In Love」 from Porter's Kiss Me Kate

2009-06-14 21:44:22 | music



ひょんなことから
この曲の名前と作者がわかった。
日曜洋画劇場のエンディングテーマだった
映画の余韻と夜遅くなった感覚とに非常にマッチした
愁いを帯びた曲ですな。
好きですよ。

コール・ポーターだったんですね
kiss me Kateからの曲ということです

日曜洋画劇場のはインストで
ピアノコンチェルト風
というかもっというとラフマニノフ風で
2バージョンありましたね。
アレンジはかなり似ているのですが、
ワタシはサイショのバージョンのほうが好きでした。
冒頭ホルンによるテーマのモチーフが鳴ると
次にピアノの大仰なアルペジオが響き渡る
このアルペジオがサイショのバージョンのほうがよかったんですよね~
その後ピアノのアルペジオをバックに弦が
重々しくテーマを歌い上げる。

いいなあ

もう日曜洋画劇場でもあの曲は使われていませんね
残念だ。


子供の頃実家で母親がよくTVの映画を観ていて
そのころから親しんでいた曲だというのも
好きな理由ですね。
思い出と直結している。

ながらく曲名と作者を知りたかったんですが、
知りたかったことも忘れてのほほんと暮らしておりましたが、
今日分かりました^^


これもいいな







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「LOVE LETTER」大塚愛

2009-06-03 00:34:49 | music
LOVE LETTER(DVD付)エイベックス・エンタテインメントこのアイテムの詳細を見る



子供にせがまれて借りてきたんですけど、
お父さんの方がよく聴いているかもしれない大塚愛。

エ●ベックスのディスクが我が家のプレイヤーにかかろうとは
よもや想像もしなかったが、
よく考えると家には浜崎あゆみのCDもあった^^;

で、大塚愛さんですが、なかなかよい曲を作るねえ。
13曲あるけれど、飽きさせない作りはたいしたモンですよ。

冒頭LOVE LETTERでは定番の派手なオープニングを避けて
しっとり系なのも好感が持てるし
そのあと2曲目ロケットスニーカーの始まり、元気のいいピアノだけのバッキングがとてもすがすがしく聴こえる。
構成勝ちだ。

気に入っているのは、360°
かんらんしゃ、めりーごらうんど~
歌詞のはまり具合がいいし、サウンドもくるくる回っている

それから君フェチ
サビがおしゃれでよいし、中間のCメロ的なところのサウンド処理も
ボーカルがちょっと遠目のリバーブで左右に別れてカッコいい。
フェチってほんとは非生物への性愛なので、君フェチって変じゃね?ってことは置いといて・・

One×Timeもいいですね。後半の気持ちよさをこの曲が担っています。
歌詞が「上に、上に」っていうとメロディも上にいくし、「下に、下に」のところは下がっている(笑)そういう遊びが出来るのはたいしたモンです。

そのあとはポケット、とアルバムの終わりに向けてステキな曲で盛り上げていきますね~
終わり3曲がいいとアルバムとして成功だと日頃思っているので、このアルバムは成功です。
(ちなみに「2曲目がいい」というのもよいアルバムの条件として必須です。)


残念なのは、前のアルバムにもあったけど、ちょっと元気よくておふざけ色のある曲をいれないといけないと思っているようなところですかね。
それは彼女の意思なのか事務所かレコード会社かプロデューサーか知りませんが、ワタシにはちょっと余計な事のように思えますね~
シャチハタ、とかド☆ポジティヴとかですけど。前のアルバムの蚊のうたよりは大分マシですけどね。シャチハタのジャズ歌謡はやっぱり歌い方が着いていってない感じでムリがあるしね~


でもまあ、
サクランボとかはちょっと聴かないけれど、大塚愛、このアルバムはおじサンでも聴くに耐える出来だと思いマス。


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「チャットモンチー レストラン スープ」チャットモンチー

2009-05-28 09:32:16 | music
チャットモンチー レストラン スープ [DVD]キューンレコードこのアイテムの詳細を見る



チャットモンチー レストラン スープ

07.07.07日比谷野音でのライブを収録したDVDです。
日比谷野音なんて何年行ってないだろう。。
間違いなく記憶にあるのは泉谷しげるライブ。もう30年前のことだ。
その後一度くらいは行ったような気もするのだが、記憶が定かでない・・・
つまり、日比谷野音には縁がないということだな。。

******

チャットモンチーの魅力は、身も蓋もないけどやっぱり3ピースバンドとしてのポテンシャルが今マックスにあることだろうか。3つの楽器がそれぞれに水準が高くてかつ個性的でないと、ありきたりになってしまう。
これは非常に困難なことなのだが、この3人はあっさりと楽しげにそれを実行してしまっている。

特にギターは、かき鳴らしばかりではなく、リズムやリフを相当練っていてかつ練習している。テクニックが高いというよりは、自分のボキャブラリーを意識しているという点で強い。
複雑なコードを繰るでもなく、バリバリのソロを弾くでもなく、どちらかというと朴訥なプレイなのにかっこいいのは、その音が曲全体のイメージにマッチしてトータルな貢献をしているからだろう。
考えられたフレーズに要所でのエフェクター操作、そのうえに歌までうたってそれが切なくいいのだから、彼女のセルフコントロール能力は相当なものだと思うのだ。

ドラムの高橋久美子さんの驚異的ドラム語りが炸裂するのは、実はアルバム「告白」を待たねばならないが、この07年の時点で十分彼女は洗練されている。洗練はくみこんを語るうえでのキーワードになるだろう。
世には洗練を嫌う向きもあるのだが、洗練されて普通になってしまう場合と、洗練されてどんどん個性的になっていく場合があると思う。彼女は後者で、ほかには例えばスピッツの崎ちゃんなんかがそうだ。
コーラスの主要な部分を歌っていることもあって、くみこんのドラムは曲を支える以上の「歌い」をしている。

ベースは全体で見るとちょっと地味な印象を受けるが、3人目の「語り」を見出そうとしている感じのラインを弾く。ルート音をときおりはずれ、単音での物語を紡ぐ。
バスドラと一緒にルート音を弾かないとコンテストで落ちるよ的なアホ臭さとは無縁な発想を彼女が得ているのは頼もしい。そのうえで、ライブ中一度たりともリズム落ちしない。高速16ビートをフィンガーピッキングで疾走してみせるあっこはなかなかかっこよい。

そう。彼女たちは一度たりとも「間違えない」のだ。これはすごいと思うが、プロってそういうもんだろうか。スタジオミュージシャンを集めたバックバンド的なものだったらそれもあるだろうが、そうでないバンドでこれは、よほど練習をしているか、よほどの天才であるかのどちらかであろう。両方かもしれない。

****

さて、ライブが始まって最初に驚くのは、ドラムのくみこんを正面右斜めから捉える固定カメラが、バスドラたたくたびにぶるぶるゆれることだ(笑)
ちょっと緊張気味で喉が慣れていないえっちゃんの切ない表情をよそに、くみこんはぶるぶるゆれている。いいなあ(笑)

ボーカルのちょっと頼りなさそうな感じもよい。高音を苦しそうに出すえっちゃんの素顔をときおりおきる風があらわにするところがなんともいえん。
そのなれない感も後半にはすっかりこなれてくるのもよい。
夕方始まったライブは次第に夕暮れを向かえ、夜になる。野音の醍醐味だ。

たくさん曲をやったのだけれど、これもライブでやるのか~と感心したのは「ウィークエンドのまぼろし」。そういうタイトルだったのか~とタイトルを覚えられないワタシはまた感心するのだが。
演奏も結構凝ったアレンジなうえに、歌が早口言葉のようである。アクロバット的演奏を披露する彼女たちのなんともかっこいいことよ。

  広がるのはただ切れ間ない青のコラージュ
  少年はバスケットボール枕にして
  空に浮かぶ明日を見ている

ああ、歌詞の引用はご法度でしたっけ・・
広がるのは・・ってところでドラムがスネアのロールになるとこなんかが、くみこんのセンスだと思う。

あとは「恋愛スピリッツ」の歌い出しでしょうか。
えっちゃんのナマ声ですよ。
あれはナマで聞くといいでしょうねえ。
そして楽器が一斉にはいるところのノーカウント入り!カウントなしはマンガ「緑茶夢」を思い出しますな。バンドなら一度はやってみたい技でしょう。その技をこの部分に選ぶそのセンスがよいですね~

「とび魚のバタフライ」のフラダンスもいいですね。

それと、アンコールでえっちゃんがサンバーストのストラトキャスターを弾きますね。これも見所っていうか、ギターでかくてストラトに見えません!(笑)

お客さんが結構おとなしめなのも野音のベンチの構造のせいでしょうかね。でも曲間のトークでのえっちゃんの起立・礼とかではちゃんと参加してましたね。あのくらいの緩さのお客さんのほうが安心します。楽しんでる感じがします。あんまり客席がノリノリってのも気持ち悪い。


なんかいいことばっかり書きましたが、実際わるいところがないのですよ。
いいなあ、バンドは^^/


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「The Road 1-9+DVD」Henry Cow

2009-05-17 14:54:18 | music
The Road Vol.1-5

ReR

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The Road Vol.6-10: DVD

ReR

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買うつもりがなかったんだけれど、あれこれと考えているうちに
衝動買いしてしまった~
Amazonでは取扱がないようだけれど、この2つのBOXをセットにして
日本語ブックレットをつけた日本盤が出ています。

こちらで取り扱っています
あとタワレコなどでも買えますね

ヘンリー・カウについてはこちら

The Roadはヘンリー・カウのライブ音源やデモ音源などを、そのキャリアを網羅するような形で集成したCD-BOXです。そんでもって彼らの結成40周年記念盤。
ライブだと結構インプロヴィゼーション部分も長いだろうし、スタジオ盤リマスターを揃えようと思っていたので、こいつは買わんでいいかな~なんて思っていたんですが・・・

買ってまずはやっぱり唯一のライブ映像と言われるDVDを観るじゃないですか?
そしたら、もう思わず興奮!ですよ!
あのダグマーがBeautifulu as ...Terrible as.....を歌う姿を見て
リンジーのバスーンプレイを観て
カトラーの過剰なまでの腕の運動を観て
フリスの顔だけは変わらない若い体型を観て
ティムのはにかみながらMCする若々しさを観て
そいで、ジョージー・ボーンのベースの構え方!を観て
もう、食い入るように見入ってしまい・・・
・・・あまりの集中度に途中「LITHOTB」終了後にもう疲れて見続けられなくなりました(笑)

すごいよね~あんな緊張し切ったライブをやってるんだよね
音だけで聴いていても、まあすごいのはすごいんだけど、
そこに具体的に肉体運動のイメージが加わると
さらにダイナミックですよ

なわけで、CD9枚もまだ一枚も聴いてませんけど^^;
このDVDだけでBOX買いの価値がありました!!
という報告まで!

あ、そうそうDVDはPAL方式のみですので要注意

****

日本語訳ブックレットの冒頭に
リンジー・クーパーが多発性硬化症にかかっており
現在病状はかなり深刻であることが記されていて
ショックを受ける。
病気であるというのはどこかで聞いていたけれども。。しくしく



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「チャットモンチー レストラン 前菜」チャットモンチー

2009-05-15 22:13:25 | music
チャットモンチー レストラン 前菜 [DVD]キューンレコードこのアイテムの詳細を見る




いまごろレビュー

チャットモンチーのデビューから「橙」までの8曲のPV集ですね。

01ハナノユメ2005
オープニングは上から真下を見下ろすショットで決めてくれます
で橋本絵莉子ちゃん、顔がいまと違う!
あちこちで整形?とかささやかれているが
でもきっとそんなことはしていないでしょう。
そんなのチャットらしくないもん

02恋の煙2006
これは撮り方がかっこいいですね。
闇の中で弱い光のスポットがメンバーの手元や口元を照らす。
もうちょっとスタイリッシュにやればちょっとデヴィッドリンチ的世界になりそう。

03恋愛スピリッツ2006
これは衝動吐露系のチャットの魅力のひとつを象徴する歌ですね。
サイショの長いアカペラをどう写すか・・普通ならやっぱ真正面からでしょうねえ
えっちゃんの顔がすこし今に近くなってきた。
やっぱり人の顔って変わるんだねえ。ビックリだ。

04シャングリラ2006
こいつもいい曲だけど、このクリップはなんかちょっと違う気がするなあ。
あのダンサーのイメージではないよ
映像を考え過ぎだろう。
竹●芸能企画がPVプロデュースしてるんだけど、そこってスピッツのPVとかもやってたよね?どうもいつも今ひとつ洗練されない感じなんだよね(笑)

05女子たちに明日はない2007
あ~あ、あ~な~た~のこ~え~が と~お~くな~る~~
これは見た目華やかで許す。
黄色のレスポールがかっこいいな
アッコのベースはいつも青プレベってわけじゃないのね
3人とも女子軍団のなかにすっぽりとけ込んでしまって、本当に分からない。
普通の女の子だな

06とび魚のバタフライ2007
3人の演技が面白い。
フラダンスもいい感じです。

07世界が終わる夜に2007
これはうってかわって全編アニメ
曲のイメージをしっかりつかんだいい出来だと思います。
3Dソフトも使わずに作ったものだそうで、力作です。
都市の荒々しさに思わず人が重ねる妄想をちゃんと形にしている。
ぐっじょぶ。

08橙2007
このビデオはよいよ。
チャットモンチーがどういう風にカッコいいかをしっかり収めている。
バンドはかくあるべし。
飾らず騙さず驕らず。
ほとんど気づかないスピードでカメラが演奏する3人に寄って行く
それだけなのにエモーショナル
長回し一発撮り。



本編にメンバーのコメンタリーがついてるのと、
メイキングもついてるので、
何回も楽しめます

あ、それから
メニュー画面のときのBGMがこのために書き下ろした曲で
1曲まるまるがループ編集で入っている
贅沢仕様です



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忌野清志郎さんが・・

2009-05-02 23:47:06 | music
忌野清志郎(いまわの・きよしろう、本名・栗原清志=くりはら・きよし)さんが2日、がん性リンパ管症のため死去した。58歳だった。

とのことです。

実は清志郎にもRCにもまったく思い入れがなく過ごしてきたのですが、
同時代人で頑張っている人が亡くなると
ちょっとビックリします。
栗原さんていうんでしたのね。知らなかった。
坂本龍一とのセッションとか
細野晴臣ともやってましたね
そういう繋がりで興味がなくもなかったのですが。

58だとワタシもあと10年くらいですね。
死ぬ前にはきっちり勝負かけないといけませんかねえ。。(何の?)


ベイベ~へいべいべ~
いけない、るーじゅま~じっく♪


R.I.P.




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son*ima「小さな惑星」(笑)

2009-04-26 22:53:45 | music
ブログ友達で同人誌をやってらっしゃるntmymさんが
ワタクシめのson*imaのアルバムについて
感想
を書いてくださったのですが、
なかなかいいことを書かれているので(笑)
こちらからもリンクしてしまおうという
手前味噌な記事でございます~

ntmymさんありがとう。
ツルバミの感想も続きを書きため中ですからね~


あ、そうそう、ntmymさんがいつもは
メタル寄り男性ボーカルばかり聴いている
と書かれていて、へえ~すごく意外~~(笑)



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バッハ「平均律クラヴィーア曲集第1巻」とか

2009-03-23 21:41:19 | music
バッハ:平均律クラヴィーア曲集第1巻(全曲)レオンハルト(グスタフ)BMG JAPANこのアイテムの詳細を見る




たまにはクラシックな話題など

ワタシ、バッハ好きなのです。ヨハン・ゼバスティアン。
そして、今、チェンバロレッスンでバッハの平均律クラヴィーア曲集第1巻に取り組んでいます。

バッハといえば宗教曲(声楽曲)に本髄を見る向きも多いでしょうし、確かに二大受難曲や現存する200のカンタータなどの質と迫力は本物です。ワタシも好んで聴きますね。カンタータ。
受難曲の内容の高さはすばらしいですが、カンタータ群もなかなかに面白い。成立年代順にところどころ聴いてみると、初期はその古風で静謐な作風が新鮮に響くし、中期のいかにもバッハ的な書法の確立期はなかなかにスリリング。受難曲や晩年のロ短調ミサ曲の元ネタなんかも散見されて面白い。
「ロ短調ミサ曲」はバッハの書法の集大成という趣で、古風な多声音楽から現代的な(というのはバッハの時代での)ロココ風ともいえる響きまで、すべてが詰め込まれている。全体的に散漫だという評もありますが、ワタシは繰り返し聴くほどに気に入っています。

バッハのキャリアの中期に充実した作品の多い器楽曲も、あらためて思い起こしてみると意外と作品数も多く、内容も多彩です。
鍵盤曲の代表作はまさしく平均律でしょうけれど、それでも初期の形式より情熱と技巧が勝っているようなオルガン曲群もあるし(ということはワタシは苦手なんですけどね^^;)、イギリス、フランス、パルティータの舞曲集も魅力的です。晩年の「フーガの技法」も、演奏楽器についての論争はあるものの、レオンハルトの論考では鍵盤楽器を想定したものとされています。他には協奏曲やトリオソナタ、アンナ・マクダレーナやヴィルヘルムのための練習曲などなど、あ、ゴルトベルク変奏曲も忘れてはいけません。結構多彩です。

器楽曲では「無伴奏」ものが有名ですが、ワタシが捨てがたく好きなのは何曲かあるトリオソナタたちですね。曲によって編成は違い、またさまざまに編曲、改変もされているようですが、例えばフルートとヴァイオリンと通奏低音によるものとか。なかなかよいですね。よく言われますが、通奏低音で伴奏として扱われていた鍵盤楽器の「右手」を第3の声部として活躍させたことにより、曲の表現力がパワーアップしたとか。パート譜を買ってチェロの練習教材にしたもんです。

*******

さてと、平均律クラヴィーア曲集第1巻は1720年代に成立したというので、もう300年近く前のことですね。バッハの30代、ケーテン時代からライプツィヒ時代にかけて成立したのですね。働き盛りです。
鍵盤楽器をマトモに習ったことのないワタシには到底無理な壁だと思っていました。現に苦節20年、自己流で弾いているうちは全くダメダメだったんです。
でもチェンバロのレッスンで惹くようになってからは、業界標準的?なフレージングやタッチを教えていただけるというものありますが、やっぱり「次までに少しはうまくなってないと」という前向きな気持ちで弾くせいか、上達度がまったく以前とは違います!
いや~習うというのはすごいことなんだなあと実感するのです。

***

平均律は昔はグールドの演奏を好んで聴いていました。
グールドは人がレガートでひくであろう所は粒立ちのいいスタッカートで、
人がアレグロで弾くであろうところは消え入りそうなラルゴで弾くようなへそ曲がり、というか、変人の名を恣にした人物で、ワタシは基本大好きですが、
彼のバッハというのも、業界標準とはかけ離れているとはいえ、音楽の構造にたいするひとつの説得力のある見解をもっているように思えます。
とくに右手の声部をほとんどオブリガードのようにしてしまって(=尋常でないテンポにして)左手、低音声部の動きを主役に立てるようなやり方をよく好んだと思います。それは隠された運動を浮かび上がらせるひとつの考え方ですね。

で、まあいまだにグールドの演奏は好きですが、チェンバロのレッスンで、グールドはこう弾いてました、といって弾いてみると、先生は「巨匠はなにをやっても許されます」とひとこと(笑)。グールドの演奏の影を引きずりながらも、バロックの奏法を学ぶのはまた面白くあります。

最近は冒頭に上げたレオンハルトの演奏を参考にしています。
これまた超・巨匠でありますが、こっちはスタンダードを形作るタイプの巨匠ですね(笑)完全にエレガントな演奏ではありませんが、そのへんの武骨さというのがなんだかバッハぽいのです。

レオンハルトは実際に18世紀とかの住居や家具に囲まれていにしえの人のように暮らしているとか聞きますが。ストローブ=ユイレの名作映画「アンナ・マグダレーナ・バッハの年代記」でバッハを演じたのが彼です。演じたといってもバッハの扮装をして実際に演奏をするのです。ストローブ=ユイレの映画作法も、きわめてストイックであって、映画で聴こえる音はじっさいに映像の中で音を発する人/モノが移っていなければならない、というのも彼らの作法の一つです。その原則に則り、この映画ではバッハ(レオンハルト)やアーノンクールが実際にまるまる1曲を演奏するシーンが続出します。映画という魅力を離れても、音楽好きならば一見の価値ありという映画です。

アンナ・マクダレーナ・バッハの年代記 (公開題「アンナ・マグダレーナ・バッハの日記」) [DVD]紀伊國屋書店このアイテムの詳細を見る



あら?いつのまにか映画の宣伝に



なわけで、平均律第1巻は24曲中18曲を制覇し、今はへ長調のプレリュードとフーガを練習中です。
これまでに、割と前から弾けていハ短調のフーガとか、ちょっとムズカシイなあと思っていたハ長調フーガとか、もう絶対ムリ!と思っていたイ短調フーガまで、いくつも山越えをして、いや~こんな曲も真剣に練習すれば(或る程度)は弾けるようになるんだなあ・・・と人間の可能性というものにオドロくのでありました・・・

しかし・・・残る曲は・・・シャープやフラットが尋常でなく多い曲ばかり。
嬰ハ長調のフーガ・・なんてほんとうにムリ!!だと思うし・・嬰へ長調だって結構頭混乱するですよ・・
フラット系は割と行けるんだけど、シャープ系が苦手です。
これも、練習すれば道は開ける、の精神で行けばなんとかなるもんでしょうか???

この壁を乗り越えて第1巻を制覇するか??
それともあっさりあきらめて第2巻に行くか??

ああ、第2巻もまた楽しみですね~~渋い曲ばっかで。



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