アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリング、コンサルティングを行っています。
アドラー心理学による勇気づけ一筋40年 「勇気の伝道師」   ヒューマン・ギルド岩井俊憲の公式ブログ



おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。 

昨日(8月23日)は、13:30~15:30にある製薬会社の社員40数名を対象に

アドラー心理学による「勇気づけ」リーダーシップ

の講演を行いました。

早速、「リオ2016オリンピックの教訓」のスライドを使って二人一組の討議、私の講義に結びつけました。

ところで、昨日の記事 アドラー心理学で解析するリオ2016オリンピック のフェイスブックでの 熊野 英一さん(株式会社子育て支援 代表取締役社長)のコメントが大変有益でした。

フィジーク・オンライン Physique Onlineの “大切なのは心の教育”「シンクロの母」井村雅代コーチ スペシャルインタビュー  を読むと、まるでアドラー心理学と対極にあるように読めるのですが、その真意を探るために隔月刊誌『衆知』(PHP研究所)の5-6月号に掲載された「真のチームワークは個々の成長から生まれる ー シンクロ日本代表を復活させた信念と手腕」を読み直してみました。

ちなみに、井村雅代シンクロナイズドスイミング日本代表は、今度のリオ・オリンピックで日本代表チームに2つの銅をもたらしました。

『衆知』のインタビュー記事から井村語録の要旨をまとめると、次のようになります。

1.メダルを取れるのは「メダルを取る」と決めているから。目標がなかったらチームのメンバー一人ひとりが何をどうがんばればいいかがわからない。
目標のない努力ほど無意味なものはない。

2・チームのレベルは平均的な人に合わせるのでなく、チームで一番の人に合わせる。平均的な人に合わせると、手を抜くことを学ぶ。最高レベルの人を生み出すのがコーチの仕事。ボトムアップは選手の仕事。

3.10年ぶりに日本代表ヘッドコーチに復帰して感じたのは、(1)みんな一緒にという傷の舐め合いのチームワークと(2)自主性の勘違い、という平和ボケ。そんな選手をどうやって日々の練習をさせるかは、アメとムチによる。おだてたり、叱ったり、あの手この手を使っている。

3.そんな選手たちでも、達成感を味わうと、ガラリと変わる。そのためには、プレッシャーを与え、そのプレッシャーの中で過ごさせ、必要なサポートをしながら達成感を味わわせる。
プレッシャーとは、やりがい。プレッシャーのない人生は、やりがいのない人生に他ならない。

4.上司は部下の人生を預かっていると思うとよい。そう思えば、人間と人間の付き合いができ、部下を叱るときでも、その人を少しでもよくしたい、成長させたいという愛情を含んだ叱り方になる。

井村流指導法をあなたはどう受け止めますか?

『衆知』(PHP研究所)では、Business Skill Review の部分で私が思考と行動を変える 実践! アドラー心理学 ― 問われる人間力」の連載をしています。
『衆知』の年間購読(5,832円)をお勧めします。

<お目休めコーナー>リーガロイヤルホテル東京の花(2)

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