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アドラー心理学による勇気づけ一筋40年 「勇気の伝道師」   ヒューマン・ギルド岩井俊憲の公式ブログ



おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。 

昨日(8月22日)、リオ2016オリンピックが閉幕し、閉会式が行われました。

日本が獲得したメダル数は、金12、銀8、銅21の合計41個。
前回のロンドン大会の38個を上回る過去最多だったことが報道されています。

私の印象では、個人競技より団体競技ほど、土壇場になったほど力を発揮した日本選手だったようで、特に土壇場で弱かった北京オリンピックまでと大違いでした。

その意味では、個人の能力だけ問われる個人競技でなく、競技のグループ(例えば、男子柔道、女子レスリング)、個人が団体を構成する競技(団体総合の体操競技、卓球男子、男子400メートルリレー、シンクロナイズドスイミングなど)では、1+1+1・・・・=∞の、いわゆる「シナジー効果」を発揮したオリンピックだったようです。

例えば、男子400メートルリレーの個々の選手の中に9秒台で走っていた選手は皆無で、バトンをつないだ4選手の記録は、決勝進出チームの中で7位だったのに、見事銀メダルに輝きました。
4人の選手は、個人としてはライバルですが、リレーではチームワークの良さを発揮しました。
これは、卓球も体操競技なども同じです。

心理学、人間工学に基づく科学的トレーニングを採り入れ、他の格闘技からも謙虚に学んだ男子柔道も見事復活し、ロンドンオリンピックでメダル・ゼロだったものが、全階級でメダル獲得の快挙でした。

ロンドンオリンピックでは、柔道で負けた選手が監督に謝っているシーンを見て、「アレ」と思う場面もありましたが、今回の井上監督は、選手を信頼して試合を観客席で観戦していました。

リオ2016オリンピックの教訓として、8年前の北京オリンピックまでとリオ・オリンピックを比較して私は次の3つにまとめています。

(1)恐怖に代わる信頼・勇気
(2)ダメ出しに代わるヨイ出し
(3)競争に代わる協力

これらは実にアドラー心理学の 教育観そのものです。

伝統的の根性論が支配した「恐怖」「ダメ出し」「競争」重視のスポーツからかなり脱皮したのが目立ったリオ2016オリンピックでした。

◆朝日新聞 Digital 日本、最多のメダル41個 リオ五輪、実った改革(2016年8月22日05時03分)などを参考にしました。

<お目休めコーナー>リーガロイヤルホテルの花(1)

 

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