おはようございます。アドラー心理に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。
昨日(7月22日)の11:00~13:00は、ヒューマン・ギルドで アドラー心理学ゼミナール が開かれ、講師に 鈴木昇平さん(アドラー・カウンセラー、図書文化社で営業ご担当)をお招きし、
私の妄想のアドラー心理学 ― 変わり続けるコモンセンスと、勇気づけのこちら側
のタイトルでご講演をいただきました。
また、アドラーの原書購読の仲間の 山田 鷹さん も応援に駆けつけ、鈴木さんのアシストをしてくださいました。
会場には、暑い日曜日に34名の方々がご参加、鈴木さんと同期の アドラー・カウンセラー養成講座(第69期)の仲間も応援に来て、会場をより暑くしてくれました。
(糸谷千枝さん 撮影)
『嫌われる勇気』を読んで①承認欲求の否定、②課題の分離、③今、ここを生きる、の3点に心を打たれてアドラー心理学に興味を持ち、ヒューマン・ギルドの門を叩くことになった鈴木さんは、カウンセラー養成講座修了後わずか半年でアドラー・カウンセラーを取得するほどアドラー心理学にのめり込みました。
「アルフレッド・アドラーの魔法の言葉を、妄想(プライベートロジックにまみれた眼鏡)を通して縦横無尽に語り尽くし」(鈴木さんの表現)てくれたのです。
・アドラー心理学は、進化していく心理学
・アドラーの教えは、「共同採石場」である
のメッセージから始まり、
1.『原書で学ぶアドラー』とは
2.『The Science of Living』から
3.『ライフスタイル』における様々な考察
4. 変わり続けるコモンセンスと勇気づけのこちら側
の4つを柱にアドラーの”THE SCIENCE OF LIVING”(邦訳では『個人心理学講義』アルテ、『生きるために大切なこと』方丈社)を忠実に読み解き、”THE SCIENCE OF LIVING”のタイトルから「アドラー心理学は単なる生の(状態)ではなく、生の運動を強調している」とし、ライフスタイル論、共同体感覚、勇気づけについてまさに縦横無尽に語り尽くしました。
ヒューマン・ギルドのプロジェクターと鈴木さんのパソコンのマッチングが悪く、鈴木さん、受講者の方々にご迷惑をおかけしましたが、鈴木さんの熱意とユーモア交じりの表現でカバーしてくださいました。
(小牧 緑さん 撮影)
この4月に亡くなった國分康孝先生の「Oneness = 人の内的世界を共有しようとする姿勢」も引用され、共同体感覚の実践を仏教の「無財の七施」と結びつけ、感動的に講演を終えました。
鈴木さんは、私たちが和訳を読む際に見逃してしまっていることに原書をもとにこだわり、食らいつき、深めてくれました。
とても大切な学びをされている方で、ヒューマン・ギルドで学ぶ人たちの1つのモデルになってくれています。
ところで、講演が終わってから私にとってサプライズがありました。
鈴木さんご勤務の図書文化社で出している國分康孝先生の近著『構成的グループエンカウンターの理論と方法』と『カウンセリングと共に生きる―存在への勇気』をプレゼントしてくださったのです。
(糸谷千枝さん 撮影)
鈴木さん、本当にありがとうございました。
また、半年後くらいにお招きしたいです。
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