菅直人首相の「人事下手」をカバーできるのは、松下政経塾出の野田佳彦財務相、原口一博前総務相らだ

2011年01月10日 15時58分13秒 | 政治
◆菅直人首相は、内閣改造で頭がいっぱいの状態にあるようだ。何しろ、菅首相は、「人事上手」とはお世辞にも言えず、しかも、民主党は人材不足。そのなかから、反主流派の小沢派、鳩山派を敬遠すると、ますます人材不足である。下手をすれば、内閣改造が、菅政権の命取りになりかねない。
 策士の仙谷由人官房長官は、閣外に放り出す。この政治家は、所詮、日の当たるところに出るべき人ではなかった。ドブネズミは、ドブに身を深く沈めて、策謀に悪知恵をめぐらしているのが、最もお似合いである。その悪知恵に舌禍が加わり、菅政権の疫病神となった。間違って続投を許せば、菅政権の疫病神どころか、葬儀人になることは、請け合いである。
◆何度も言うけれど、徳川家康が「及ばざるは、過ぎたるより優れり」と遺訓に書き残しているように、「できすぎ」「やりすぎる」「法律を振り回しすぎ」はよくない。仙谷長官は、従来、秘書官を財務、外務、経産、警察の4省庁からの出向者4人であったのを12人も集めるなど「やりすぎ」であった。また、政治交渉の場を法廷闘争と勘違いして、高級官僚以上に「法匪」ぶりを示した。
 埼玉新聞1月10日付け朝刊「第2総合面」は、「交代論に仙谷氏-理解も無念にじむ」との見出しで、こう述べている。
 「『いろんな分野に手を広げすぎた。もし俺が交代するようなことがあれば、後任は大変だろうな』。周辺に漏らす言葉は、首相へのけん制にも聞こえる」
 仙谷官房長官は、自分の外交不始末や舌禍による参院問責が、議会運営の最大の障害になっている事態が、まだわからないらしい。どうにも頭が悪い。
◆菅首相は、野田佳彦財務相を官房長官に据えようとしているという。適任だろう。新人時代の童顔は、いまや自民党的な顔つきがよい。落ち着いた姿勢、態度は、首相の女房役、スポークスマンに相応しい。2011年度政府予算案作成の責任者であるだけに、衆参予算委員会審議において、官房長官としてでも十分に対応できる。松下政経塾1期生で、前原誠司外相の8期先輩、かたや自民党の逢沢一郎国対委員長は同期(1期生)。ちなみに、松下政経塾出身者の勢力は、民主党30人(衆院27人、参院3人)、自民党は6人(衆院6人、参院0人)。
◆しかし、菅首相は、大変な見立て違いをおかそうとしている。それは、渡部恒三元衆院副議長に国対委員長を打診しているということだ。本人もその気になっている素振りであるけれど、自民党、公明党などの野党側には、渡部元衆院副議長の「国対技術」が通用するベテラン政治家があまりいない。「ツー、カー」というように「あうんの呼吸」というわけには、いかないたろう。とくに自民党の方は、前回の総選挙でベテラン議員が枕を並べて討ち死にしているからである。もはや「ニセ黄門」と批判の強い渡部恒三元衆院副議長に「昔の名前で出ています」と懐メロを歌わせる必要はない。
 それよりも、自民党の逢沢一郎国対委員長が、松下政経塾1期生であることに着眼して、
たとえば、小沢支持派ではあるけれど、4期生の原口一博前総務相などを抜擢すれば、案外と挙党一致態勢を印象づけられるうえに、小沢支持派の「反乱」を封じ込められて、一石二鳥ではないか。

本日の「板垣英憲(いたがきえいけん)情報局」
米国の借金は1京3600兆円に膨れ上がり、財政破綻国家に転落、もはや救い難く、FRBもお手上げ、米国債をただの紙切れにし、借金棒引の「チャラ策」しかなさそう

◆〔特別情報①〕
 米国FRBは、これからの通貨を「電子マネー」に決めて、そのための準備に入っている。紙幣は、印刷が大変であり、北朝鮮などによるニセ札発行が止まず、硬貨も同様であるからである。

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第1章 小沢一郎が描く日本のリーダー像

第8節 なぜ自民党幹事長が実権をもったのか

野党とのなれあい
 
 野党との関係において、幹事長ポストは、各党の党首や書記長らとの間で密接な人間関係を結べる絶好のチャンスになった。

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四王天延孝陸軍中将の名著「猶太(ユダヤ)思想及運動」No.63

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板垣英憲著『政治家の交渉術』2006年5月刊



『政治家の交渉術』目次

第1章 「善悪を思うな」― 「勝った奴が正しい」

 5 満足を与えて勝利を手にしろ

 玉砕は交渉ではない

 二〇〇五年の代表選挙に負けた菅直人(当時副代表)は、二〇〇四年七月十一日の第二十回参議院議員選挙の際には年金未納問題で味噌を付けて失脚、頭を丸めて四国に渡り、お遍路さん姿で、修業の旅に出ている

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コメント (2)
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