小沢一郎幹事長は、衆参同日選挙により自民党殲滅し、「政治とカネ」問題の「禊」を済ませる構え

2010年04月13日 21時18分02秒 | 小沢一郎「15年戦争」
◆小沢一郎幹事長が衆参同日選挙(ダブル選挙)を打って自民党殲滅作戦に出てくるかも知れない。一部週刊誌の情報に恐怖した自民党の大島幹事長は4月13日の党役員会で同日選の可能性に言及し、衆院選の候補者となる小選挙区支部長の選任を急ぐ考えを表明した。
◆衆参同日選挙は過去に2回例がある。①大平正芳首相が1980年6月22日に行った第36回衆議院議員総選挙と第12回参議院議員通常選挙②中曽根康弘首相が1986年7月6日の第38回衆議院議員総選挙と第14回参議院議員通常選挙でいずれも与党が圧勝する結果になっている。
◆衆参同日選挙説は、小沢幹事長が党内を引き締めるための小沢一流のブラフと見られなくもないけれど、同日選挙が従来、与党に有利に働くので、十分あり得る荒業である。民主党の選挙体制は、衆院は現職がそのまま選挙に突入すればよく、参院もほぼ整っていることから、これから小選挙区支部長の選任を急ぐことになる自民党よりはかなり有利である。再び小沢秘書軍団が動き回り、「ドブに落ちた犬(自民党)は叩け」を実行する。
◆同時選挙の口実は、言うまでもなく「普天間基地移設問題」である。6月16日の会期末に衆議院を解散し、7月11日に同日選挙を断行して、勝利し、「政治とカネ」問題の「禊(みそぎ)」を済ませて、政界再編を行い、強力な大連立政権を樹立する。というシナリオである。

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